断食月に食事を強要 中国、新疆のイスラム教徒に
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090827/chn0908271218003-n1.htm
中国新疆ウイグル自治区で、地元当局が政府機関などに勤めるイスラム教徒のウイグル族に対し、イスラム教で最も神聖な時期であるラマダン(断食月)に、断食をしなければならない日中の食事を強要するなど「中国公民としての模範」を示すよう強制していることが27日、分かった。
海外のウイグル人を束ねる世界ウイグル会議(本部ドイツ)のスポークスマンが現地の情報として明らかにした。
スポークスマンの話などによると、当局によるラマダン中の食事強制は毎年行われているが、今年は10月に建国60年を迎えるため、当局は「大規模かつ徹底的に」ウイグル族の宗教活動への干渉を強化しているという。(共同)
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他人が大事にしているものを尊重できない人は自分の大事にしているものもいつか失うと思うんですけどね…
反政府組織撲滅で残虐行為か、NGOが映像公開 スリランカ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000008-cnn-int
ニューデリー(CNN) ドイツに本拠を置く非政府組織(NPO)が、裸で縛られた男性が迷彩服を着た男たちに射殺される様子を映した映像をスリランカで入手したと発表した。スリランカ政府軍と反政府武装勢力タミル・イーラム解放の虎(LTTE)との戦闘末期に、軍による残虐行為があったことを示すものだと主張している。映像は、迷彩服姿とみられる男たちが裸で目隠しをされ縛られた男性に銃口を突きつけて次々に射殺し、9人の遺体が血まみれで地面に横たわる場面を映している。携帯電話のカメラで撮影されたと見られ、スリランカの公用語であるシンハラ語の音声も入っていた。
CNNではこの映像がいつどこで撮影されたのか、映っているのが誰なのかは確認できなかった。スリランカの関係者は、軍がLTTEの残党を追い詰める過程で撮影されたもののようだと話した。映像を公開したNPOも、男たちが着ているのはスリランカ軍の制服だと主張している。
これに対してスリランカ政府は「スリランカ兵がこうした状況に関与したことはない。すべてでっち上げのやらせだ」と反論した。
LTTEは政府軍との26年にわたる戦闘の末、5月に壊滅した。政府とLTTE側は双方が残虐行為を行ったと主張しているが、証言を裏付けるような証拠はほとんど出てきていない。
まぁきれいに終わる戦争なんて無いって事ですかね。
先住民アボリジニ、国連に避難民認定を求める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000066-reu-int
8月26日、先住民アボリジニが国連に避難民認定を求める。写真は政府による取り締まり措置に抗議する北部特別地域のアボリジニ。昨年2月撮影(2009年 ロイター/Mick Tsikas)[キャンベラ 26日 ロイター] オーストラリアの先住民アボリジニのグループは26日、内陸部での性的虐待やアルコールを取り締まるための緊急対策がアボリジニを窮状に追い込んでいるとして、国連に対し国内避難民として認定するよう訴えた。
オーストラリア中部に住む先住民アリャワラのスポークスマン、リチャード・ドーン氏は、国連で先住民の権利を担当するジェームズ・アナヤ氏に要望を提出したと、国営ラジオで語った。
北部特別地域(準州)のアボリジニについては、保守派の前政権が2007年6月から警察や兵士による「介入」と呼ばれる取り締まりを始めたが、中道左派の現政権はこの措置を検証するため、アナヤ氏を招待していた。
ラッド首相は、先住民問題を優先課題に掲げており、2008年には議会がアボリジニに対する過去の政策を初めて公式に謝罪している。
同国には全人口の2%を占める46万人のアボリジニがいるが、失業率や薬物乱用、ドメスティックバイオレンス(DV)の割合が高く、平均寿命がオーストラリア人全体と比べて17年短い。
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日本も先住民問題はありますが(アイヌとか)、見た目があんまり変わらなくてよかったですかね。
イランが再処理施設建設を準備 プルトニウム抽出、北から技術支援
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000500-san-int
【ワシントン=有元隆志】イランが、使用済み核燃料棒から核爆弾の原料となるプルトニウムを抽出する再処理施設の建設に向け、北朝鮮から技術協力を受け、北欧から軍事転用可能な資材を購入するなど、準備作業を加速させていることが26日、分かった。イランの核問題に詳しい情報筋が明らかにした。情報筋によると、過去2年以上にわたって、北朝鮮のプルトニウム型による核開発に従事してきた同国の寧辺の核技術者や国防科学院の核専門家は、イランを訪れるなどしてプルトニウムを抽出するための再処理に関する技術支援を行ってきた。
これと並行し、「イランは再処理施設建設に必要な資材の獲得も精力的に進めている」と、同筋は指摘する。フランス紙レセコーは4月、イラン国防省に近い企業が、フィンランドを舞台にして、プルトニウムの抽出過程で使われる混合器を購入したと報じた。国連安全保障理事会の対イラン制裁決議で、イランの核関連活動に対する国際的な締め付けが厳しくなっているため、イランは偽装会社を使い、軍事転用可能な機器を購入しているという。
同筋は、イランは混合器に加え、プルトニウム抽出器、放射線遮断用の鉛ガラスなども入手したとしている。
イランは南部ブシェールに、ロシアの協力により原子力発電所を建設した。使用済み核燃料棒からプルトニウムを抽出するためは再処理が必要だ。同筋によると、イラン政府は再処理施設の建設をまだ決定してはいないが、決まれば国際原子力機関(IAEA)などから監視されないように、施設は軍事基地内に建設される見通しだという。
◇
在日イラン大使館の話「イランの核関連活動は、核拡散防止条約(NPT)にのっとった完全に平和的なものであり、核技術の分野で北朝鮮との間にいかなる協力関係もない」
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日本もプルトニウムは持ってますが、まぁ平和的な発電のためには無くてもいいものですよね。日本みたいにIAEAに協力的で完全に管理下になっているならプルトニウムもいいんでしょうけど。
ヒズボラも政権入りへ=レバノン新首相が明言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000168-jij-int
【カイロ時事】レバノンからの報道によると、6月の国民議会選で勝利し、首相に指名された親米反シリア派連合の主軸政党「未来運動」のハリリ党首は25日夜、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラも含めた挙国一致政権が樹立されるとの見通しを明らかにした。ハリリ党首は「レバノンの国益にとって、すべての勢力が内閣に関与することが必要だ。敵であるイスラエルに対し、好むと好まざるにかかわらずヒズボラが政権に入ると断言する」と述べた。
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親米反シリアの党首でも「敵であるイスラエル」というんですね。ともあれ親シリアも選挙に負けたとはいえ、議席は得ているわけですから、内閣に入るのも当然ではと思いますが。
<ノモンハン事件>70年…「歴史歪曲許さず」露大統領演説
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000139-mai-int
【モスクワ大木俊治】第二次世界大戦を前に日本と旧ソ連が交戦したノモンハン事件の対日勝利70年を記念する式典が26日、モンゴルの首都ウランバートルで開かれ、ロシアのメドベージェフ大統領とモンゴルのエルベグドルジ大統領が出席した。インタファクス通信によると、メドベージェフ大統領は式典で、「我々は数で勝る敵を撃退した」と、旧ソ連・モンゴル合同軍の勝利をたたえる一方で、「この勝利の本質を変えるような歴史の歪曲(わいきょく)は許されない」と述べた。
東欧・バルト諸国で、第二次大戦の勝利に寄与した旧ソ連軍の功績を評価せず、ナチス・ドイツと同様の「占領軍」とみなす歴史観が広まっていることに反論したとみられる。
エルベグドルジ大統領も、旧ソ連の勝利でモンゴルの独立が守られたとして、「第二次大戦の結果をゆがめようとする試みに反対する」とロシアを支持した。
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モンゴルは親日国ということになっているようですが、これはまた複雑に歴史が絡まっていますね。
北から覚せい剤密輸?中国で日本人2人起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00001360-yom-soci
【瀋陽=牧野田亨】北朝鮮との国境にある中国吉林省延辺朝鮮族自治州の公安当局が、覚せい剤密輸事件にからんで邦人男性2人を拘束、麻薬等密輸罪で起訴していたことが25日わかった。中国筋が明らかにした。2人は昨年、覚せい剤を所持していたとして、吉林省に隣接する遼寧省瀋陽市で拘束された。吉林省中級人民法院に起訴され、今月初公判も開かれたという。具体的な起訴事実は不明。同自治州は北朝鮮製覚せい剤の密輸拠点。地元公安当局は取り締まりを強化している。
中国は覚せい剤密輸に厳罰を科しており、所持量によっては死刑もありうる。
公判なのに日本側に伝わっていないというのは変な気がしますが。ともあれ北朝鮮の覚せい剤は今でも収入源になっているのですね。
スラムから180人の子供が大学進学 NGOの支援で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000578-san-int
貧富と教育の格差が激しいインドの首都ニューデリーのスラムで暮らす約180人の子供たちが、地元NGO(非政府組織)「ASHA」の支援によってこのほど、国立デリー大学などへの入学を果たした。スラムからこれほど多くの子供が同時に大学へ進学するのは初めてだという。中でもこのうちの4割は、親に教育の機会を奪われることもある「重荷」とされる女子だ。夢の大学生になった子供たちは「将来は家族を貧困から救い出す」と誓いながら、大学で勉強できる喜びをかみしめている。(ニューデリー 田北真樹子)8日夜、ニューデリー市内で開かれたASHAの進学祝賀会。チダムバラム内相など約300人を前に、新入生を代表して壇上で堂々とスピーチする小さな女子学生がいた。ビーナ・クマールさん(19)だ。身長150センチほどの彼女は、台に乗って届いたマイクに向かってこう語った。
「インドの女の子たちに伝えたい。恐れなければ困難は克服できるということを」
ビーナさんはニューデリー南部カルカジ地区にあるスラムに住む。ここには4万人が暮らしているという。ブロックやビニールでできた家の間の狭い路地に入ると、悪臭が鼻をつく。溝の水は白く濁り、無数のハエがたかる。
ニューデリーには400万人近いスラム居住者がいるとされる。スラムではアルコール、シンナー中毒、家庭内暴力などが日常のことで、ビーナさんの家庭も例外ではない。
家族は本人を含め5人。父親はアル中で、暴力をふるうこともある。母親の刺繍(ししゅう)で生計を立てているが、月に4000ルピー(1ルピー=約2円)を稼げればいいほう。食事を1日3度とれない日もある。
高校生になると、両親から「勉強をあきらめて、母親の仕事を手伝え」といわれた。学校を中退させられて働きに出たり、結婚させられたりする友達も出てきた。12年生(日本の高校3年生に相当)になって、また両親から勉強をあきらめろといわれ「ショックで何日も食事がのどを通らなかった」という。そんなビーナさんを支え、両親を説得したのがASHAだった。
ASHAは1988年にニューデリー出身の女医、キラン・マーティンさんが立ち上げた。ニューデリー市内約50のスラムで、衛生・保健事情の改善や女性の地位、教育の向上などの活動を行っている。地元政府や日本を含む外国からの支援、寄付金が活動を支える。子供の高等教育への進学を支援する試みは昨年始まったばかりだ。
インドでは大学入学のための全国共通テストの結果が、「人生の方向性を決定づける」(マーティンさん)。それだけに、有名大学への入学を目指す富裕層の子供は塾や家庭教師を雇って猛勉強する。しかし、スラムの子供たちは教科書さえ買えない。ASHAは、教科書を買い与え、過去の試験問題集や参考書を提供し、塾同然のワークショップも開催して支える。
ASHAの支援を受けながら、ビーナさんは学校から戻って家事をこなし、夜10時ごろから午前2、3時まで勉強した。朝6時半には起きて、家事を済ませてから登校する毎日だった。そうした努力が実り、今夏からデリー大学の文学士課程で学んでいる。家族では初めての大学進学者だ。
インド全体では、大学進学率(2005年度)は男子13.54%、女子9.35%にとどまる。ビーナさんのような低カースト層でスラム出身者ともなると、進学する者はわずかだ。
ASHAの支援を受けた子供たちの場合、学費を含め1人当たり年間6000〜1万ルピーかかる。スラムの1世帯当たりの収入はというと「月2000〜5000ルピー」(マーティンさん)で、学費の捻出(ねんしゅつ)は難しい。経済的な問題はもとより「親の考え方を変えることが最大の難関」(同)でもある。
「家族の“重荷”だった女の子だって、あと数年すれば成功する。彼女たちは先駆者です」と、マーティンさんは誇らしげだ。ビーナさんに将来について聞いた。
「世の中から尊敬される人になりたい。そして家族を貧困から救い出したい」
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まぁ今の日本はやはり恵まれているということですね。ただ、この記事も一部の人の成功例を誰もができると思ってはいけないのでしょうけど。