帰ってきた完全些細日記(二千七年一月一日から一月十三日まで)

それでは、あけましておめでとうございます。
もはや、今年も宜しくお願い致します。

昨年最後の前回記事はあまりにも縁起でもありませんでしたが、かといってそのまま死んでしまったわけでは無いことをご報告がてら、ついでに以前ホームページ「文化時評?」で営んでいた企画「完全些細日記」を復活させてみました。

では、どうぞ。


1月1日(月)
 最近再読中、昨晩も帰宅の途上の電車中で熟読していた「人間臨終図鑑」だが、さすがに今日は読むのは止そう。

1月2日(火)
 昨年末から引き続けている風邪が以前もそうなったように気管支炎になったようでしゃべる度咳き込みながら、八つ頭を頬張る。

1月3日(水)
 充血した眼を年始診療担当眼科医に診せ、結膜炎ですと言われ、酒は駄目ですと言われ、でも飲みたいでしょうねと言われる。

1月4日(木)
 「片目を閉じるから半額で」に映画館の受付嬢曰く「無料に致しますので両目を閉じて帰って下さい」・・・という小噺を考える。

1月5日(金)
 昨晩今晩明晩と夜勤が続くが、今朝は帰宅途中に本日から営業開始する行きつけの診療所に寄りメジコン錠、ホクナリンテープフルタイド200ディスカス(白円形ホイルパック入り流動性粉末)を貰った。

1月6日(土)
 二三日前近辺に、イーストウッド映画『センチメンタル・アドベンチャー』(TV放映の録画)を観て面白かったり、興味が離れ見過ごしていたマンガ論の展開(夏目房之介マンガ学への挑戦』/NTT出版/2004年10月 )を追いつつ夏目氏がマンガ論から近現代史に近づいていった経緯を知って興味深かったり、したりした。

1月7日(日)
 夜勤が明けて、普段は眠るところを山下達郎×大瀧詠一サンデー・ソングブック 新春放談」(東京FM)を14時から聴き、眠く、それでも夜には同僚から借りていた「ファイヤーフォックス」DVDを観始めたりしたが肝心の空中戦のところで意識が飛び飛びに。

1月8日(月)
 ホームセンターで買った配水管を五十円で切断して貰う。

1月9日(火)
 部屋の隅に箱入りの本、海野謙二編著『野中広務 素顔と軌跡 』(思文閣出版、BOOK OFFにて百円で購入)が転がっているのは、寝転がって年賀状の返事を書くときに下敷きとして用いたため。

1月10日(水)
 本日の昼休みは、大衆中華料理屋(としか言いようの無い店)で半チャーハンと餃子を食べ、古い友人と新年飲み会について携帯電話で話しながら、最近職場近くに存在していることに気づいた図書館へ行ってみたら定休日で、仕方なく勤務地に帰り、地下の食堂で百五十円のセルフサービスのソフトクリーム(バニラ)を食べ、百円のコーヒーを飲んだ。

1月11日(木)
 職場で利用しているドア開錠に必要なパスワード(のうちのひとつ)が、数字の羅列であるため、いつも語呂合わせで覚えているのだが、その語呂合わせ、先月は闇小屋(ヤミゴヤ)、今月は嫌虫(イヤムシ)、お目出たらしくない事この上ない。

1月12日(金)
 兄による妹バラバラ殺人事件の記事が読みたいと言う家人のために、ずいぶん久しぶりに週刊文春を購入する。小林信彦氏のコラムで青島幸男の追悼を読む。

1月13日(土)
 朝、出勤し、夜勤担当の同僚と交代する前に、彼がシュレッダーのゴミを片付けるのを手伝いながら「労働する男という感じだ」という感想を漏らしつつ初めて使う掃除道具で掃除をする。


二千三年五月ぐらいから二千四年六月くらいまでの「完全些細日記」はこちら
http://www.geocities.jp/bjihyo/doday/top_doday.html