手塚治虫記念館と最近よんだ本
2012年このマンガがすごい!第一位「ブラック・ジャック創作秘話」おもしろいですよね!
おもしろいというより手塚治虫という人物に圧倒されます。読んでるだけなのに熱がこもっちゃって、ゼェゼェ息が切れちゃうほど迫ってくるものがあるマンガです。
手塚治虫の仕事場にいるような気持になってグッタリしちゃうけど、読んでるだけでなぜか感じる連帯感と達成感!
“神様・手塚治虫”は神様なんかじゃない、でもやっぱりマンガの神様なのだ!
名作「ブラック・ジャック」*1を読んだことがない人でも楽しめると思います。
twitterで教えてもらった職場の映像です。創作秘話読んだ人、必見!
手塚治虫が5歳から約20年間過ごした宝塚市に手塚治虫記念館はあります。
家から比較的近いため、訪れたことはあるのですが正直「こんなもんか…」程度の印象しかなかったのですが、BJ創作秘話を
読んでこれはもういちど行かねば!ということで再訪。
「手塚治虫ライブラリー」にはマンガや関連図書がそろってますしね。
JR・阪急宝塚駅を下車し、宝塚歌劇に続く“花のみち”を抜け徒歩約8分。
↑これは花のみちにある像。これはベルサイユのばらのオスカルとアンドレでしょうか?
歩いているとタカラヅカスター入り待ち出待ちのの人たちやタイミングしだいでスターにも出会います。
宝塚沿線で育ったわりには宝塚歌劇のことはほとんど知りません。
交差点の先に見えてくるのが、あれあれ見えてきた火の鳥モニュメント!はやる思いと信号待ち。冷静と情熱のあいだ。
キャラクターの手形・足型・お尻形や鼻形などが楽しい。どろろなんかもありますね。
最後のはピノコ、その上がBJ先生。意外と手が小さい。
ブラック・ジャックが好きすぎるわりには手塚マンガ・アニメはあまり知らないほうなので写真だけいっぱい貼っときますね。
幼少時に見てたアニメはふしぎなメルモくらいかな…。
館内に入るとタイルにリボンの騎士のサファイア。その先に手塚治虫自画像!
グッズ展示コーナー
年表を見ながらG階へ
アニメ工房では自分で描いた絵を動かしたり、色をつけたりお子様には満足いただけるアニメ教室なども。
わたし的にはこのモーフィングがツボに!
間黒男*2くんからレオへ
レオからヒョウタンツギへ!2枚目変な顔!
3階はライブラリー、情報アニメ検索機、単行本展示棚、カフェ、ミュージアムショップ、企画展示室など
企画展示室では「“萬画(マンガ)”〜石ノ森章太郎の世界〜」2012年2月20日まで。仮面ライダーはオーズから見出したのですが、めっちゃおもしろいですよね!フォーゼにはまってます!メ↑テオレディ!ホワチャー!!とか一人の時とかつい口に出しちゃいますもん。
単行本展示室では「きりひと賛歌」読みました。モンモウ病こわい。にんげんテンプラこわい。医学界の権力闘争こわい。
ミュージアムショップではテンションあがりまくるグッズがいっぱいありました!
ベレー帽を購入していた帽子店の1つ「銀座トラヤ帽子店」のベレー帽!内側には金糸で虫マークが刺繍されている、欲しい!
アトムがデザイン化されてておしゃれ!
名台詞集トイレットペーパーって流行ってるんですかね?
このほか人形焼とかあって可愛かったです。グッズだけでも買いに行きたいですね。
詳細はこちらで↓
宝塚市立手塚治虫記念館
最近読んだおもしろかった本・マンガ
ブラック・ジャック創作秘話のほかにも面白い本・マンガを何冊か紹介します。
最近読んだ本の中で一番面白かったのがこの本です。
- 作者: せきしろ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/01/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 141回
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おもしろくてせつなくてかわいいが詰まった一冊。
テンポよい星新一を思わせるようなショートショートが続き、途中で入るセンチメンタルな短編小説や私小説(?)これがたまらなく良い。
「瓶の中の手紙」で始まるのがこの一冊をあらわしているような始まり。
ほぼ全部面白かったのですが、とくに好きなのが
そうくるか!な「任務を全う」。
短編の「グラウンドを通る」。細かい描写と空を見上げると放射状に広がる雪がタイムトンネルのようになって、読んでる自分まで8歳の気持ちにもどり心細くて泣きそうになったり、照れくさくなったり。
わんこそば無限地獄の「神について」電車の中で読んで堪え切れずニタァってわらっちゃいました。わんこそばこわい!
ちょっと興奮した「金太郎の話」、「鈴」「大月」(大月の尋常じゃない肩パットのマオカラーの男と心臓マッサージの髷揺れも電車内で声出して笑っちゃった)もう書き出したら全部に感想書きそうなのでやめておきますが、最後に「通学路」これはわたしも自分の思いでのようにわかる。よく通学路の夢を見るし、ここに入れば帰れなくなるんじゃないかなって思うこともあるのでなんだかもう切なくて…。そこで「走馬燈」で終わるなんてもう!
全体的に郷愁とセンチメンタルとうっすら死が漂うなかに繊細な風景や心の描写で気持ちがあたたかくなる。
感想が下手なのでうまいこと書けませんが、ブーツの先が雪で濡れちゃったんだけど、ストーブであたたかくなる感じ。なんだそれ。
とりとめもない感想ばかりで長々と申し訳ないのですが、つい人におススメしたくなる小説です。たくさんの人が読んだらいいのに。
- 作者: 渋谷直角
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2011/12/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まだ読んでる途中ですが、コンビニでDJしたい「夢の向こうにいる男」や、ブログ連載時から楽しみに読んでいた「スーパーのアルバイト」など、おもしろい人に遭遇率がハンパないです。
- 作者: 峰なゆか
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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