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2010年02月21日

[]酒見賢一『分解』

表題作が(良い意味で)頭おかしい。分量の半分以上が再録なのはちょっとどうかと思ったけど、個人的にはこれが読めただけで結構満足してしまったよ。

分解 (ちくま文庫)

分解 (ちくま文庫)

[]恒川光太郎『草祭』

例によって異界 / マヨイガ的なるものの描写が秀逸。細かい欠点がどうでもよくなってくるレベル。

草祭

草祭

[][]テラシマ『種を蒔く人』

『ポラリスベル』『ポラリスまでの距離』のテラシマせんせい最新作。相変わらずのいい仕事っぷり。すっかりおまかせモードの風情ですよ。とりあえずツンデレ男子スキーなら読んで損無しかと。

種を蒔く人 (マーブルコミックス)

種を蒔く人 (マーブルコミックス)

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角川書店 恒川光太郎
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2010年02月06日

[]マイケル・シェイボン『シャーロック・ホームズ最後の解決』

ユダヤ警官同盟』のマイケル・シェイボンによるホームズ・パスティーシュ。シャーロック・ホームズにさしたる思い入れはないが、ユダヤ人問題や、大空襲後のロンドンの町並みを絡めた雰囲気作りが巧く、引き込まれた。ホームズファン以外にもおすすめできそう。コンパクトにまとまっているところも良い。

シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)

シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)

2010年02月05日

[][]2009年に読んだBL漫画で印象に残ったもの

  • ルネッサンス吉田『茜新地花屋散華』『甘えんじゃねえよ』

去年読んだBLで最もインパクトの強かった作家&作品×2。作者の自由っぷりがマヂで半端ないです。絵も話もBLと言われて思い浮かべるイメージから余裕で斜め45度上の方へ逸脱しておりますが、同時にしっかり乙女な部分もあるという。実際に作品を描いている作者もどうかしていますが、一番どうかしているのはこの作者を商業デビューさせた茜新社の編集員でしょう。(←褒めている)

BLとブンガク的なるものの異形の私生児にして、ある種の福音。あまり万人向けの作風とは言えませんが、個人的には大いにアリです! BLに興味がなくても、風変わりな漫画が好きな人は読んでみればいいと思うよ。

茜新地花屋散華 (EDGE COMIX)

茜新地花屋散華 (EDGE COMIX)

甘えんじゃねえよ (EDGE COMIX)

甘えんじゃねえよ (EDGE COMIX)

  • 高田ゆうき『おんぶにだっこにかたぐるま。』『なずな先生と神田くん』

同人で追っていた作家の、同時刊行された初商業単行本×2。この人の目の付け所とセンスの良さは積極的に見習いたいと思います。絵柄は可愛いし、BL度もそれほど高くないので男性にもおすすめしやすいです。

  • もろづみすみとも『ねがったりかなったり』

可愛さと逞しさが絶妙な匙加減で混ざりあった独特の絵柄が大好きです。BLとしても良いけど、ワカモノの成長物語としても綺麗にまとまっています。あとチンコ太い。

ねがったりかなったり (マーブルコミックス)

ねがったりかなったり (マーブルコミックス)

  • 腰乃『幸せになってみませんか?』

表題シリーズは攻の人物像にやや難ありですが、腰乃せんせいの描くリーマンとおやじが萌え過ぎて生きるのが辛い俺にとっては、些細なことだと言い切ることが出来ますね。何はともあれ、リーマンと眼鏡とオヤジ受はちょう正義!

幸せになってみませんか? (MARBLE COMICS)

幸せになってみませんか? (MARBLE COMICS)

  • 明治カナ子『惑溺趣味』『坂の上の魔法使い』

『惑溺趣味』は安定高の好短篇集。表題シリーズも良いのだけど、不安感に煽られながら読み進めるうちにホラーに片足を突っ込む「ベス」と、青さと苦さが迸る「光る道」の、ストレンジでビターな味わいが大変素晴らしい。甘いだけがBLじゃない! 『坂の上の魔法使い』はBL度こそ低いものの、ウェルメイドなファンタジー漫画として読ませてくれます。

惑溺趣味 (バンブー・コミックス REIJIN Selection)

惑溺趣味 (バンブー・コミックス REIJIN Selection)

坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72)

坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72)

  • 松本ミーコハウス『テレビくんの気持ち』

総眼鏡受短篇集というだけど評価せざるを得ない。もちろんそれだけではないんだけど、総眼鏡受短篇集というだけど評価せざるを得ない。大事なことなので(ry

テレビくんの気持ち (バーズコミックス ルチルコレクション)

テレビくんの気持ち (バーズコミックス ルチルコレクション)

  • カシオ『スイッチON!』

去年読んだBLで装丁が一番好みだった作品。カバー裏のおまけページも楽しい。意図的に描線やデッサンの安定感を排したような独特のヘタウマ絵と、おバカで可愛いオトコノコたち(一部例外あり)が大変好みでありました。

スイッチON! (マーブルコミックス)

スイッチON! (マーブルコミックス)

  • イシノアヤ『椿びより』『恋などとうに成就してた』『夢みた週末』

『椿びより』の人畜無害過ぎる穏やかな日常描写は、荒んだ現代人の心を優しく癒してくれることでしょう。BL度低め+可愛い幼女分の投下でその筋の人にもおすすめできますよ? 『恋などとうに成就してた』『夢みた週末』もベネ。

椿びより (EDGE COMIX)

椿びより (EDGE COMIX)

恋などとうに成就してた (バーズコミックス ルチルコレクション)

恋などとうに成就してた (バーズコミックス ルチルコレクション)

夢みた週末 (EDGE COMIX)

夢みた週末 (EDGE COMIX)

  • 依田沙江美『愛くらいちゃんと』

『愛の深さは膝くらい』の続編にして完結編。昴可愛いよ昴。思春期ツンデレ男子はちょう正義!

愛くらいちゃんと (花音コミックス)

愛くらいちゃんと (花音コミックス)

  • ヤマシタトモコ『MO’SOME STING』

BLに一般向けにと去年も大活躍だったヤマシタせんせい。3冊出たBL漫画の中で、一番BL度が低い(と思われる)この作品が、一番自分のツボでありました。やはりこの人はヤクザと女子を描いてなんぼのもんでしょう。BL/一般と無理に境界線を引かず、これぐらいのバランスで描かれたちょっとジャンル越境寄りの作品を、もっと読んでみたい気がします。

MO’SOME STING (ゼロコミックス)

MO’SOME STING (ゼロコミックス)

2010年02月04日

[]暫定復活

お久しぶりです。約1年ぶりの更新です。このまま放置しておくのもアレなので、せめて読んだ本の一言感想ぐらいは書いていこうかと思います。三日坊主で終わらないとイイナ! そんなわけで暫定的ながらも復活。とりあえず、去年読んだ小説で印象に残ったものを記録しておきますね。全て2009年刊行のものです。

[]2009年に読んだ小説で印象に残ったもの(一般向け編)

  • コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』

12月に出た本だけど、光の速さで2009年のマイベストに決定。この物語と出合えて本当に良かった。圧倒的な読書体験。

ブラッド・メリディアン

ブラッド・メリディアン

  • チャイナ・ミエヴィル『ペルディード・ストリート・ステーション』

ネタの詰め込み具合が半端ねぇ。疲れるけど、その分読み応えは抜群。あと猿。

  • チャールズ・ストロス『アッチェレランド』

シンギュラリティという概念がおとこのこ過ぎて悶える。これもネタの詰め込み具合がスゲェ。お腹いっぱい。あと猿。

アッチェレランド (海外SFノヴェルズ)

アッチェレランド (海外SFノヴェルズ)

  • ニール・ゲイマン『壊れやすいもの』

ゲイマンせんせいが器用過ぎて生きてるのがツラい。

壊れやすいもの

壊れやすいもの

  • ジョージ・R・R・マーティン『洋梨型の男』

これも猿。でも一番ツボだったのは「子供たちの肖像」だったり。

洋梨形の男 (奇想コレクション)

洋梨形の男 (奇想コレクション)

  • ユーリ・ツェー『シルフ警視と宇宙の謎』

変なミステリ好きは必読。

  • 佐藤哲也『下りの船』

深く、静かに、沁み渡る。

下りの船 (想像力の文学)

下りの船 (想像力の文学)

  • 津原泰水 『バレエ・メカニック』

素晴らしい!

バレエ・メカニック (想像力の文学)

バレエ・メカニック (想像力の文学)

  • 海猫沢めろん『全滅脳フューチャー!!!』

こんな青春もあるんだね。

全滅脳フューチャー!!! (本人本)

全滅脳フューチャー!!! (本人本)

  • 長谷敏司『あなたのための物語』

ただ、震えた。『円環少女』と同時進行でこれを書いていたのか、と驚かされる。(ちなみに『円環少女』もベラボウに面白かったぜ)

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

[]2009年に読んだ小説で印象に残ったもの(ラノベ編)

  • 六塚光『レンズと悪魔』シリーズ

大団円で完結。後半のトリッキーな展開がちょう好み。

  • 六塚光『ペンギン・サマー』

折り目正しい伏線芸。六塚せんせいはもっとミステリ方面で話題になってもいいと思うんだ。

ペンギン・サマー (一迅社文庫)

ペンギン・サマー (一迅社文庫)

  • 川岸殴魚『やむなく覚醒!!邪神大沼』シリーズ

エンタの(邪)神様。

うかつに復活!!邪神大沼 2 (ガガガ文庫)

うかつに復活!!邪神大沼 2 (ガガガ文庫)

  • 志瑞祐『やってきたよ、ドルイドさん!』シリーズ

とにかく楽しい。百合コメディの理想形。あと里見装丁サイコー!

やってきたよ、ドルイドさん!3 (MF文庫J)

やってきたよ、ドルイドさん!3 (MF文庫J)

  • 冲方丁『テスタメントシュピーゲル1』

最終シリーズ始動。しょっぱなからクライマックスだぜ! 同時期に刊行された『天地明察』(冲方初の時代小説)も良かった。

天地明察

天地明察

  • 菅沼誠也『タイム・スコップ!』

やりたい放題し放題の時間SF。作者自由だなー。

タイム・スコップ! (一迅社文庫 す 2-1)

タイム・スコップ! (一迅社文庫 す 2-1)

  • 伊都工平『Xの魔王』

「X」は「エクサ」と読みます。完成度は低いけど、このヘンテコさは嫌いになれない。

Xの魔王 (MF文庫J い 1-6)

Xの魔王 (MF文庫J い 1-6)

  • 三門鉄狼『集団美少女戦士キューティ・パンツァー』

珍味。個人的には大好き。

レトロ冒険SFと学園異能を組み合わせたまったく新しいライトノベル。

円環のパラダイム (一迅社文庫 せ 1-3)

円環のパラダイム (一迅社文庫 せ 1-3)

  • 瑞智士記『あまがみエメンタール』

百合はいいね心が癒される。

あまがみエメンタール (一迅社文庫 み 3-1)

あまがみエメンタール (一迅社文庫 み 3-1)

2009年02月16日

[]『SFが読みたい!2009年版 発表!ベストSF2008[国内篇・海外篇]』

アニメ欄目当て。

SFが読みたい! 2009年版―発表!ベストSF2008国内篇・海外篇 (2009)

SFが読みたい! 2009年版―発表!ベストSF2008国内篇・海外篇 (2009)