「寺院消滅」講演会


東京に来ています。22日は午前中から全互連の正副会長会議および理事会が開催されました。場所は、亀戸の結婚式場「アンフェリシオン」です。ロビーにはハロウィンの装飾がありました。ハロウィンといえば、「サンデー毎日」に連載している「一条真也の『人生の四季』」の次回は、「ハロウィンは死者の祭り」がテーマです。どうぞ、お楽しみに!


「アンフェリシオン」ロビーのハロウィン装飾



全互連の理事会では、わたしは会長として、昨日の全互協の理事会の内容を踏まえて色々と発言させていただきました。理事会の終了後は、昼食を取りながら、中部ブロックの会議に参加しました。来年6月に北陸で開催される全互連総会の打ち合わせです。その後はアンフェリシオンからバスを出していただき、芝公園の「機械振興会館」へと向かいました。


最初に講師の経歴を紹介

講演する鵜飼さん



機械振興会館では互助会保証主催の講演会が開催されます。
講師は、「仏教界の予見者」こと「日経ビジネス」記者の鵜飼秀徳さんです。
ブログ『寺院消滅』で紹介した話題の書の著者です。


パワーポイントで説明

写真も豊富に紹介



『寺院消滅』は、今後25年のあいだに現在日本に存在する約7万7千の寺院のうちの3割から4割が消滅するという予測を統計的データのもとに示す衝撃の書です。鵜飼さんは、日経BP社の記者であると同時に京都の寺院の息子さんです。僧籍も持っておられ、盆には京都に帰って棚経を手伝われるとか。


講演会のようす

『寺院消滅』の内容をコンパクトに紹介



今日の講演では、豊富なデータに基づいて、「寺院消滅」というメインテーマを中心に、これからの日本がどのように変わっていくのかが説明されました。わたしたちの冠婚葬祭業界は仏教界とは切っても切れない不即不離の関係にあります。鵜飼さんのお話を聴きながら、「互助会消滅」にならないように、さまざな対策を練る必要があると感じました。
最後に質問コーナーがあり、わたしも質問をさせていただきました。その内容については、仏教界を刺激するかと思われますので、ブログには書かないでおきます(苦笑)。
講演後は懇親会が開かれ、わたしはコーヒーを飲みながら鵜飼さんと情報交換させていただきました。鵜飼さん、今日は貴重なお話をありがとうございました。


寺院消滅

寺院消滅

*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年10月22日 佐久間庸和

四徳ハンカチ


わが社では、全社員の誕生日を祝い、社長のわたしからささやかなプレゼントを贈らせていただいています。今年の誕生日プレゼントは「天下布礼タオル」ですが、大変好評です。そして、来年の誕生日プレゼントが完成しました。極上の肌ざわりで定評のある今治産ハンカチセットです。リネンカンパニーさんの尽力で実現しました。


これが「四徳ハンカチ」だ!!



4枚のハンカチは、それぞれ「仁」「義」「礼」「智」の筆文字が墨痕も鮮やかに印字されたオリジナル仕様としました。このアイデアブログ「儒教ビル街」で紹介したシンガポールオフィスビル街をヒントにしたものです。
「仁」「義」「礼」「智」とは、儒教の最重要徳目です。
これを「四徳」として重要視した人こそ孟子です。


今治タオルの高級感!

このハンカチで「楽しい世直し」を!



孟子は人の心には四つの道徳感情があると説きました。
「惻隠」(他者を憐れむ思いやりの心)
「羞悪」(不正や悪を憎み、恥を知る心)
「辞譲」(お互いに譲り合う心)
「是非」(物事の良し悪しを見分ける心)
この四つの心の芽生え(四端)を「仁」「義」「礼」「智」という徳(四徳)にまで育て上げるべきだと孟子は教えているのです。


このメッセージカードを渡します

メッセージカードのメッセージ



また、前漢董仲舒五行説にもとづいて「信」という徳目を加え、「五常」が生まれました。日本の江戸時代には『南総里見八犬伝』によって、「仁義礼智忠信孝悌」という八徳目も誕生しますが、孔子孟子が重んじたのは四徳、「仁義礼智」なのです。
わたしは「佐久間庸和の天下布礼日記」に「こころの一字」を書いています。そこで、「」、「」、「」、「」についても、それぞれ自分の考えを述べています。わたしは、この「四徳ハンカチ」を同志のみなさんに贈って、「楽しい世直し」につなげたいと思っています。
なお、ブログ「第4回『孔子文化賞』祝賀会」に書いたように、昨夜は東京の銀座で「現代日本社会は孔子の思想を必要としている!」と吼えました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年10月22日 佐久間庸和