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中小企業診断士 和田伸午のおもしろビジネス放談 このページをアンテナに追加 RSSフィード

    

2010-07-25 ジョセ・モウリーニョに改めて学ぶ 〜日々の出来事に謙虚に学ぶ〜 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

私が2008年7月23日に書きましたエントリーであります三十歳から四十五歳を無自覚に過ごすな 〜ジョセ・モウリーニョ1〜三十歳から四十五歳を無自覚に過ごすな 〜ジョセ・モウリーニョ2〜。このエントリーからちょうど2年が経過したのですが、いまだに多くの方にこのエントリーに訪れて頂いております。本当にありがとうございます。

ジョゼ・モウリーニョ。プロサッカー選手として1秒ですら試合に出場した経験が無い選手が、体育教師、通訳を経て、世界最高のサッカー監督に昇りつめたという、現代サッカー界最高のカリスマ。彼がプロ選手としての挫折からいかに世界最高の監督に昇りつめたかを私なりにまとめたものが上記2つのエントリーでした。

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このエントリーを書いた時のモウリーニョは、ちょうどプレミアリーグチェルシーの監督を解雇となり、イタリアセリエAの強豪インテルの監督に就任したばかりの時でした。このエントリーで、私はモウリーニョ新天地インテルで大暴れしてくれることを祈ったのですが、モウリーニョはこの2年間でとてつもない偉業を成し遂げてくれました。

もうすでに皆さんご存じだと思いますが、2009〜2010年のシーズンにおいて、イタリア・セリアAとコッパ・イタリアを制覇、また2010年5月には45年ぶりに欧州最高峰のUEFAチャンピオンリーグを制覇。インテルイタリアサッカークラブ史上初の主要タイトル3冠を達成しました。

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そしてモウリーニョは、インテルに史上最高の成果を置き土産に、次なるステージを目指すべく、世界最高峰のサッカークラブの一つ、あのレアル・マドリードと契約期間4年、年棒11億3,000千万円(すごい。。)で契約、2010-2011年シーズンより指揮をとることとなりました。今までも過去の成功にすがることなく、次なるステージに挑戦してきたのがモウリーニョですからね。。

モウリーニョ就任会見を改めて読んでみると。。

レアル・マドリードHPの下記URLで、モウリーニョの就任会見を日本語で読むことが出来ます。

モウリーニョの強い意志を感じさせる言葉が並びますが、私は特に下記の言葉に改めて考えさせられています。

「クラブ監督として勝てる全てを勝ち得てレアル・マドリードに自分は来たが、過去の栄光を夢見て眠ることはない。いつでも新たな成功を自分は欲している。日々の出来事から謙虚に物事を学ぶことはとても重要なこと。自分が望むことはレアル・マドリードが望むことと同じこと。今日から自分とレアル・マドリードは一心同体であり、同じ目標を目指している」

「日々の出来事から謙虚に物事を学ぶことはとても重要なこと」。このシンプルな一文は、モウリーニョが無名選手・体育教師から世界最高のサッカー監督に昇りつめることができた最も肝の部分ではないかと私は強く思わずにはいられません。

モウリーニョがまだ無名で、ポルトガルで一年ほどの浪人時代を送っていた時、彼はそれまで現場で培ってきた「知恵」を「トレーニング・ファイル」と呼ぶ「バイブル」に丁寧に書き綴ったと言います。彼のサッカー監督としてキャリアは、誰も手を触れることが許されないこの「トレーニング・ファイル」によって全て支えられているのだと彼自身が語っています。その後も毎日ノートを付ける習慣は変わりなく、トレーニングおよび彼の考えを常にメモしているとのこと。

世界最高レベルまで到達したモウリーニョが今でも毎日一日を振り返り、これをノートに書き記し、新しく始まる明日に向けて学ぶ。「準備と紙に書くことは、モウリーニョの手法の基礎となっている」とも言われており、この毎日の忍耐強い「書き記しと振り返り」の積み重ねが今のモウリーニョを作り上げていることは間違いなく、それと比べて私と言えば。。反省しきりです。思いを「書き記す」ことを自分に課すことは、否応なく自分を振り返ることになると思います。

自分が尊敬する人の語る言葉に触れ、またその著書を振り返り、改めて学ぶということは、人をとても何か新しい新鮮は気持ちにしてくれますね。早速今日から始めてみたいと思います。。

それにしてもジョゼ・モウリーニョ、今シーズンも目が離せません。サッカーを通じて、サッカーに関わりのない人にも「どのように生きるべきか」を体現してくれる、唯一無二な存在だと私は信じています。


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buchbuch 2011/05/11 02:12 モウリーニョのすごさは非常に共感できます。あの完璧なまでの分析力は、自身がサッカーのプロ選手としての経験がない中で、スター選手を動かすために、必要なことなんでしょうね。

ウォーターウォーター 2013/01/29 21:14 同感です。自分が今一番魅力的であると考える人物です。

ウォーターウォーター 2013/01/29 21:14 同感です。自分が今一番魅力的であると考える人物です。

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2010-04-14 恐るべし「ボルボ」を買収した男 〜吉利自動車 董事長 李書福〜 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

先日3月28日、中国の民間自動車メーカーの吉利自動車が、米フォードから高級車ブランド「ボルボ」を約1,600億円で買収するという発表がありました。最近本当に増えてきていますね、中国企業による欧米、日本企業買収。

この吉利自動車創業者であり、現在の董事長(取締役会長)が今回ご紹介する李書福(リー・スーフー)氏、1963年生まれの47歳。この買収を報じた日経産業新聞にこの李書福さんの凄まじい今までの道のりが書かれておりました。まさに「中国パワー」を感じざるを得ないところでして、判りやすく箇条書きにしてみます。。

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  • 高校卒業時(18歳) 親からの卒業祝い金、約1,300円を元手に中古カメラを購入し、写真スタジオを開設。
  • 1986年(23歳) その後廃家電から金属を回収する事業を経て、冷蔵庫部品メーカー「吉利」を設立。
  • 1989年(26歳) 冷蔵庫完成品製造を開始、製造業としてのノウハウを蓄積
  • 1994年(31歳) いきなり二輪車事業に参入。ブランド名「吉利ボーイング」と名乗り、本家米ボーイング社と喧嘩になる。
  • 1998年(35歳) 「庶民が変える車を作る」と宣言、小型自動車の量産を開始。参入時の名台詞「自動車製造は豚の飼育と同じぐらい簡単だ」
  • 1998年(35歳)〜2009年(46歳)
  • 2010年(47歳) 米フォードから高級車ブランド「ボルボ」を1,600億円で買収。

最近書けていない「三十歳から四十五歳を無自覚に過ごすな」シリーズでも書いてみたいぐらいのすさまじくスピード感のある三十歳から四十五歳。最近日本の製造業の悲観論が多い中、こういう話を書くと「こんなアグレッシブな人は日本にはいない」とか、「だから日本の製造業韓国中国に負けるんだ」という話になり勝ちですが、私としては、「こういうアグレッシブな人と何か一緒にやることによって、自社も儲かり、吉利自動車も儲かるような何か新しいことができないかなー」なんて考えるべきではないかと最近思います。インドタタ自動車の22万円カー「ナノ」のワイパー(一本しかない。。)は日本が誇る自動車部品メーカー・デンソーが手がけているというような事実もありますので。。

また、最近の日本での「韓国絶賛」について、韓国では戸惑いの声もあるようで、「もっと本音で批判し合えるパートナーになるべき」という声もあるようです。「パートナー」というのはこれからの日本の製造業キーワードだなと最近感じています。

日本の「韓国企業に学べ」ブーム、韓国の反応は・・・(NIKKEI NET)

ちなみに吉利の2009年度の販売台数は約33万台、中国でのシェアが3.8%の第9位。吉利自動車入りした「ボルボ」が今後どうなるか。また吉利自動車が目標とする「譲世界充満吉利(世界を吉利で埋め尽くせ)」が実現するのか。今後も注目していきたいと思います。

ちょっと古いですが、吉利自動車の詳しい情報が載っています。

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2010-03-28 「清濁併せのむ」に益々磨きがかかる笑福亭鶴瓶 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

以前、三十歳から四十五歳を無自覚に過ごすな 〜冨山 和彦氏〜というエントリーで、私が尊敬する旧産業再生機構COO冨山和彦さんをご紹介し、その中で私が冨山さんの在り方を「清濁併せ呑む」という言葉で表現させてもらいました。「清の部分」としての米国MBA仕込みの卓越したビジネス理論、そして「濁の部分」としてのガチンコ勝負、ドブ板営業飲みニケーション。この「清」と「濁」をより高い次元で併せ飲む。私も「清濁併せ呑む」存在でありたい。そう思って日々色々悩み考えております。

そこで突然なのですが、最近映画「ディア・ドクター」で国内の各種映画賞を総なめにしている笑福亭鶴瓶鶴瓶さんはまさしく「清濁併せ呑む」を体現する私の憧れの人でありますが、最近益々その「併せ呑み」に磨きがかかっているように思われ、益々尊敬の思いを強くしております。

清:「ディア・ドクター」で見せた迫真の「嘘」と「愛」

笑福亭鶴瓶の俳優としての素晴らしさは今までも至るところで語られていました。しかし今回の「ディア・ドクター」での鶴瓶さんは今までとは全く異次元にまで到達していると、大きなショックを受けました。是非とも皆さんにこの映画をご覧頂きたいのですが、この映画で語られるのは「嘘」と「愛」。多くを語るとネタばれになってしまいますので差し控えますが、「嘘」と「愛」が交錯する言葉で表現しようのない心の風景を、鶴瓶さんは「表情」という表現手段で見るものに強く訴えてきます。私は「演ずる」という言葉が大嫌いなのですが、この映画での鶴瓶さんはもう「演技」ではない。もうこれは鶴瓶さん自身の「嘘」と「愛」なのだと感じざるを得ません。今でもスクリーンの前で大きなショックを受けたあの日を鮮明に思い出します。

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清:伝説の番組「らくごのご」で見せた「本当のプロフェッショナルの姿」

私は関西で青春時代を過ごしたんですが、同時期に関西におられた方は1992年から1998年まで毎週放送されていた「ざこば鶴瓶のらくごのご」という番組をご存じかもしれません。これが今考えるとすごい番組だったと思うのですが、客席からその日の落語のお題が3つ出され、このお題にのっとった落語を即興で作り演ずるという番組でした。

客席からの3つのお題が出され、創作落語を作り上げるまでに与えられた時間は約一分。舞台裏でその一分間で自分の持てるもの全て駆使し、苦悩する鶴瓶さんの眼光。テレビの前の私が背筋に得も言われぬ寒気を感じざるを得ない戦慄すら覚える眼光。まだ大学生でしたが、この眼光に強烈なプロフェッショナルを感じたことを今でも鮮明に記憶しています。「ディア・ドクター」での鶴瓶さんの迫真の「嘘」と「愛」を見た時、私が真っ先に思い出したのは、この舞台裏での何か鈍い光を発する鶴瓶さんの「眼光」でした。

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濁:どれだけ褒められても「ケツ」を出さずにはいられない

そんな「清」の部分を強烈に感じさせる鶴瓶さん。とは言いながらやはりそこは根っからの関西芸人。昔は深夜番組で泥酔し、下半身丸出しで放送事故を起こしたことは有名な話。また、先日の「第19回東スポ映画大賞」での「ディア・ドクター」主演男優賞受賞式では、事前にズボンの下に紙オムツを履き、あの長嶋茂雄終身名誉監督の目の前でズボンをズリおろし、あわや開チン騒動という「汚れっぷり」も決して忘れません。そんな鶴瓶師匠。御年59歳。。

鶴瓶あっぱれオムツ芸(東スポwebより)

思わずじーんと来たTKO木下の「泣ける話」

関西ではじみーに活動を継続しつつも、十数年くすぶり続けていたお笑いコンビTKO。そんなTKOが東京進出し大ブレイクしたきっかけを作ったのがボケ担当木下の鶴瓶さんの顔真似でした。

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鶴瓶さんの顔まねで少しづつテレビでの露出度が上がっていた矢先に、TKOはテレビ会社の廊下でばったり本物の鶴瓶さんと遭遇します。TKOは「あー。絶対怒られる。。。」と戦々恐々としていたところ、本物の鶴瓶さんは、「おまえ、おもろいな。これ使えや」と、自分がかけていた眼鏡をTKO木下のそっと渡し、その場を立ち去ったというのです。。

自らが芸の苦しさ、厳しさを知り尽くしているからこそ、後輩が苦しんでいる、這い上がろうとしている姿を見て、何かせざるを得ない気持ちを抑えることができなかった。この話を聞いてそんなことを考えてしまいましたね。。

「清」と「濁」が入り混じる故の「高み」

笑福亭鶴瓶落語家としての実力は言わずもがな、そこに「俳優」としての魅力が加わり、「プロフェッショナル=清」の部分で更にその魅力は増すばかり。そこに加えて、根っからの「おバカ好き=濁」な面も全く衰えることを知らない59歳。最近鶴瓶さんが富にその存在感を高めつつあるのは、この「清」と「濁」が有機的に入り混じることにより、one and onlyな「高み」に到達しつつあるのではないか。そんなことを強烈に感じざるを得ません。

これまた私が尊敬するビートたけし北野武)さんがフランス芸術文化勲章を受章した際に、「日本ではお笑い芸人が映画なんかやりやがってという話になるんだけど、フランスではお笑い芸人映画監督もできるなんて本当にすごいねってなるんだよね〜」とおっしゃってたんですよね。これも「清」と「濁」の接点を高く評価する文化が存在するんだということだと思いますね。

各々が与えられたシチュエーションの中で「清」と「濁」を併せ飲み、その接点でone and onlyな存在となる。混迷を極める現代社会を生き抜くすべとして、一つ考えてみても良い視点ではないでしょうか。鶴瓶さんの最近のご活躍を見て、改めてそんな思いと強くしたところであります。言葉で言うほど簡単なことではないですけどね。。。


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2010-03-14 事業計画書・企画書を解りやすくするための「3つの視点」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

2009年度も間もなく終わろうとしている今日この頃。皆さんの中にも来季(2010年度)の事業計画作成の真っ最中という方も多いのではないでしょうか。また、来季に向けて新しい企画を打ち出そうと新しい企画書を作成されている方も。。。私もそういった機会が多々ありますが、「おまえが何を言いたいのかよくわからない」とか、「書いていることに具体性がない」などと上司からお叱りを受けることってありませんか?

私もいまだに試行錯誤中でありますが、私が中小企業診断士受験勉強中に、診断士受験予備校T社でご指導頂いた「コツ」を今も使ってまして大変重宝しております。診断士の勉強の中で今一番役に立っているのは、この「コツ」ではないだろうか、と思うぐらいです。。この「コツ」を今回ご紹介したいなと思います。

自分が書いた文章を「3つの視点」で突っ込んでみる

診断士の試験(2次試験)では、架空の企業のケースが与えられ、その企業に対し紙上でコンサルティングを行います。例えばスーパーマーケットの事例があり、それに対して「スーパーマーケットA社の客単価を上げるための施策を4つ回答せよ」みたいな問いが来ます。これは、私たちが普段書いている事業計画書や企画書でも同じようなシチュエーションですよね。新しいWebサービスを立ち上げ、そのユーザーをまず10万人集めるための施策4つとか。また、高止まりしている製品製造コストを10%下げるための施策4つなどなど。そんな「施策」を書くときに、是非下記の「3つの視点」で自分に突っ込みを入れて頂きたいんですよね。

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私の言いたいことはこのパワポ一枚に集約されておりますが、「(1)〜なので」はその施策が選ばれた「理由」、「(2)〜を行い」はその具体的な「手段」、「(3)〜を実現する」はその施策を行うことで狙う「目的」を示しており、この3つを外さずに文章を構成することにより、あなたが書かれた施策の正当性がぐっと伝わりやすくなると思います。

「手段」と「目的」の取り違えに気をつける

事業計画書や企画書を上司に見てもらう時に、「手段と目的がごっちゃになってる」というお叱りを受けたことはありませんか?この3つの視点で事前に自分に「突っ込んでおく」ことにより、この問題を解決することが可能だと私は思っています。

例えばこんな文章があるとします。

(1)理由:今後市場の伸びが期待できないので
(2)手段:重要顧客3社のシェアアップを図り
(3)目的:製品Aの売上を拡大する。

この文章の「(2)手段」と「(3)目的」を見てみると、「シェアアップを図り、売上を拡大する」というのは一見「手段⇒目的」の関係に見えるかもしれないのですが、これを「3つの視点」で突っ込んでみると、「(2)と(3)は両方とも「目的」を言っているのではないだろうか」と気づくんですね。なので、このまま上司に報告すると、「俺はシェアアップする具体的な施策を聞きたいんだよ!」と怒られてしまうんですね。。

なので、この「3つの視点」で頑張って突っ込んで、「(2)手段」の具体性を上げて、下記のように修正するとどうでしょうか。。

(1)理由:今後市場の伸びが期待できないので
(2)手段:重要顧客3社に対するサービス・サポート体制を強化することにより、
(3)目的:(重要顧客3社の)シェアアップを図り、製品Aの売上を拡大する。

若干具体性が上がったのではないでしょうか。「手段:サービス・サポート体制強化⇒目的:シェアアップ・売上拡大」という論理構造がわかりやすく、伝わりやすくなっていると思います。実際はこの次のステップとして、「サービス・サポート体制強化」を更に具体化していくことになると思います。

いかがでしょうか。今回は施策を練るシーンを題材にあげましたが、「〜なので(理由)⇒〜を行い(手段)⇒〜を実現する(目的)」という視点は他のシーンでも使えることがありますので、是非皆さんのメモ帳にでもちょこっとメモって頂いて、何か文章を書かれる時に少し思い出して頂ければと思います。


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2010-03-07 シンプルであることの重さ 〜「ゴールは偶然の産物ではない」読了〜 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

大変長らくのご無沙汰で申し訳御座いません。。約半年ぶりのエントリーになります。また今日より心を入れ替えて、新たに知ったこと、思ったことを書いてみたいと思います。お気に召しましたらお付き合い頂ければ。。。

以前、「三十歳から四十五歳を無自覚に過ごすな 〜ジョゼ・モウリーニョ〜」というエントリーを書かせて頂いたように、私欧州サッカーが好きなんですが(といってもあまり詳しくないのですが。。)そんな経緯もあり、思わず手に取ってしまったのが下記の書籍であります。

今や欧州でも1位2位を争うビッグクラブをなったFCバルセロナ。ですが1996年から2002年の間、クラブとしての収益低迷に苦しむ時代がありました。これをいかに乗り越え、今の地位を確立することができたのか。この2003年からFCバルセロナ建て直しに奔走し現在の地位を確立したその立役者であるフェラン・ソリアーノ氏が実名入りで裏事情を含め細かい部分まで語りつくしています。欧州サッカーファンにはたまらん内容になっております。

ですが、もちろん欧州サッカーをご存知ない方でもビジネスにおける多くのヒントを得ることができるとても優れた書籍だと思います。やはり実体験から導き出される「現場知」とでもいいましょうか、これは説得力があります。そんな数々の「現場知」の中でも私が特に今回心に響いたのは下記の一文であります。

「同じ条件下においては、最も単純な解決策が恐らく正しいものである。」(P246)

私が属する業界でも、最近富みにその業界構造が複雑さを増しておりまして、なんやかんや色々考え出すと、知らぬうちに非常に複雑な話になってしまっていることがよくあります。またこれを違った視点で眺めてみると、「複雑な業界である」との強い思い込みから、複雑な方向複雑な方向へ「逃げ込もう」としているに過ぎず、本来シンプルに考えればいいことなのに、そのシンプルさを「避けよう」としている自分がいるのではないか。この一文に触れ、そんな思いを強く持ちました。

例えば、営業の現場でとあるターゲット顧客を何とか攻略しようとしているシチュエーションがあるとします(これは実話です。。)。なかなかライバルが手ごわく、なかなか突破口が開けない。そんな袋小路に陥ったとき、色々と小難しいことを考え始めたりしてしまうことってありませんか。。目の前にある課題に対し、すぐ動いて正面からぶつかってみようとせず、小賢しい「戦略という名の回り道」に逃げるような感じがしたり。。

こういうシチュエーションで最も大切なことっていったい何なんだろうと考えてみると、実はかっこよくて、美しい言葉や図表で語られた戦略ではなく、「Never Give Up!」というシンプルな言葉なんじゃないんだろうか、最近そんなことを痛烈に感じています。もっと言えば、「Never Give Up!」という言葉だけでなく、自分自身が率先してこの「Never Give Up!」を体現する=背中で語ることが重要なのでは。今まで私が一緒に仕事をさせて頂き、感銘を受けた素晴らしい諸先輩方は、皆さん「Never Give Up!」を背中で語るような方ばかりでした。

営業の現場でも何でもそうですが、何かと戦っているシチュエーションにおいて、仮に負けたとしても「いかに負けるか」というのは非常に重要です。例え負けたとしても、勝者にどこまで肉薄できたかによって、間違いなく次の勝負の勝ち負けが左右されます。仮に今回注文が取れなかったとしても、そのライバル・顧客を追っかけて肉薄し「負ける」ことが次の受注に繋がる。これは私の営業体験でのゆるぎない「現場知」です。資格試験だってそうです。仮に「今年はもう無理だ」と思ったとしても、だめもとで一生懸命追っかけて合格に肉薄して「負ける(不合格になる)」。これにより、次年度の合格にぐっと近づくことができる。中には今年は無理だったはずの人が、肉薄どころか思い余って合格しちゃう人まで出てきます。。いるんですよ、そういう人も。まさしく「Never Give Up!」です。

私も中小企業診断士ということでコンサルタントの端くれであります。。さすがにコンサルタントが「Never Give Up!」と言っただけでコンサルフィーを頂くというのは許されないかもしれません。しかし例え新しい戦略の提案が求められるコンサルタントであったとしても、本当に大事なのはこの「Never Give Up!」といったシンプルな言葉なんだということを心に留めておかないと、提案自体が美辞麗句を並べただけのクライアントの心に響かない「戦略という名の回り道」になってしまうリスクがある。「ゴールは偶然の産物ではない」。この書籍に接して「はっ」とそんなことに気づかされた書籍でした。

最後に「ゴールは偶然の産物ではない」から、秀逸の一文を。。

目標達成、勝利を願う者は、何よりもそれに向けた確固たる意思を持つことである。無駄にする時間などない。今すぐ、全身全霊を打ち込み、揺るぎない意思を持って目標に向かうことで、勝利への道が開けるであろう。(P265)

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