レオナール・フジタ展と伝記そしてマイブーム

小樽にて2008年8月1日撮影

昨日、札幌で開催されているレオナール・フジタ展を観てきました。
すばらしい作品に時間を忘れました。
正直名前を知っている程度で、今まで作品を鑑賞したことがなかったのです。
作品もさることながら氏の生涯に興味を魅かれ、展覧会の図録とともに下記の文庫本を購入しました。
1)近藤史人編(2005)腕(ブラ)一本・巴里の横顔藤田嗣治 講談社文芸文庫
2)近藤史人(2006)藤田嗣治「異邦人」の生涯 第5刷 講談社文庫 

伝記では印象に残るのが下記の二冊です。
3)井上太郎(2003)大原総一郎 へこたれない理想主義者 中公文庫(大原美術館ミュジーアムショップで購入)
4)服部龍二(2008)広田弘毅「悲劇の宰相」の実像 中公新書
城山三郎氏の「落日燃ゆ」を読んで知った広田弘毅宰相です。
4)の帯封には、「政治家の”罪”とは、なぜ、泥沼の日中戦争、日米戦争に至ったのかーー。東京裁判で、唯一文官として死刑に処された広田の真実。」とありました。
戦後歴史教育を受けたものとして、教育に欠けていた一端が上記二冊の本で浮き彫りになった気がします。

そして、マイブームは日本語としての漢字です。
下記の本を読み終えて、ますます日本語の素晴らしさを再認識したところです。
5)塩田丸男(2007)マユツバ語大辞典 新潮新書233
6)山口謠司(2007)日本語の奇跡<アイウエオ>と<いろは>の発明 新潮新書244
7)子駒勝美(2008)漢字は日本語である 新潮新書253
8)笹原宏之(2008)訓読みのはなし 漢字文化圏の中の日本語 光文社新書352
「新潮日本語漢字辞典」も購入してしまいました。
ただ、年ですね漢字などなかなか覚えられず、読んだだけですね。
ボケ防止と暇つぶしにはなるかな。
庭では数日前からアジサイガクアジサイが、そして今朝キキョウが咲きました。
国道沿いのハマナスの実も赤く色づき、初秋の花も咲き始めました。
夏盛りに、行く夏と忍び寄った秋そんな風景を感じますね。