ブロンズ新社公式ブログ

絵本やイベント情報についてご紹介します。

「しごとば」シリーズ15周年記念 鈴木のりたけさんスペシャルインタビュー

鈴木のりたけさんのライフワークにして代表作の「しごとば」シリーズが、刊行15周年を迎えました。「しごとば」とともに歩んだ15年と、これからの「しごとば」について、お話を伺いました。

 

 

――この15年間で変わったことはありますか?

『しごとば』は、仕事空間っておもしろい、道具っておもしろいと、空間と道具にフォーカスしたいと思って始めました。ところが、取材でいろいろな人と会うことで変わっていった。

職業の全体像を伝えるには、その人だけじゃなくて、出入りしている業者さんがいたり、人間ドラマがある。

自分の仕事の話になると、みなさん誇らしげに、楽しそうに話すので、人の生き生きとした姿も描いた方が、仕事の本質が表現されると思うようになりましたね。

そこから始まって、「しごとへの道」までくると、ここまで進化したかという気がします。

 

――「しごとへの道」では、これからを生きる人たちに向けたメッセージのように感じました。

「しごとへの道」は、「しごとば」のスピンアウト版みたいなイメージで始まったけど、やるからには、自分が社会に出る前に思っていたことに対する、一つの答えになるような有用なものを残したいと思いました。

15年続けてきたから、社会的にも必要とされている手ごたえがあったので、ちゃんと応えたいっていう気持ちが出てきたと思います。

――この15年間で印象深い出会いや、忘れられない出来事はありますか?

つくってきた絵本の一冊一冊が、自分の人生のステージとリンクしています。

最初は『ケチャップマン』みたいな、自分の中のドロドロした思いがダダもれしてる本から始まって、『しごとば』みたいに、もうちょっと戦略的に絵本の形に落としこんだものになって。

それと、子どもの存在が大きいですね。自分の子どもと日々公園で遊ぶようになって、子どもを喜ばせたり、笑わせるにはどうしたらいいかと考えはじめた。毎日読み聞かせする中で、こういう本だと喜ぶんだとか、あまり子どもに迎合してもダメだなとか、大人もちゃんと身を入れて読めることが大事だなとか、ものすごく分析しながら読んでいました。

僕は、絵本業界に引っぱられるようにして入ってきたので、絵本に対しての造詣が浅かったけど、子育ての中で深めていった。絵本はけっこうおもしろいぞと、改めて思いました。

作家さんたちとのつきあいも増えて、tupera tuperaさんのコラージュ手法を知って、すすめられたハサミを買ったり、みやこしあきこさんが木炭で描いていたから、僕も使ってみたり、パステルに手を出したり。旺盛にインプットをするようになった。

絵本をつくり始めて、ともに成長してるんですよね。

 

――のりたけさんの視点は、親近感や臨場感があって、わくわく思わせてくれるところが15年間変わらないことだと思います。

 昔から講演で、「おもしろがると世界がひろがる」と言いつづけてるけど、「しごとば」もそう。「自分が楽しんでやることで、ふだん見えないものが見えてくる」っていう一点突破の先に、「仕事」が見えてくる。

おもしろがることを常に貫いてきたのは、よかったと思います。

――「しごとば」シリーズは、これから先にどんな進化をしていくでしょうか?

これまでは、あの職場はおもしろそうとか、いろんな道具がありそうと、職業を選んできたけど、パッと飛びこむだけでも絵本の絵はつくれるって自信もついてきた。

それに、仕事の考え方もこの15年間で変わってきて、自分で仕事をつくっていかなきゃいけない時代になってきている。こんな仕事も成立するんだと思うような職業も増やしたい。

「しごとへの道」で描いた「こんな人だからこの仕事」というような視点が、「しごとば」シリーズに反映されてもおもしろいかなと思います。

――ありがとうございました。これからの「しごとば」シリーズも楽しみにしています!

 

著者紹介
鈴木のりたけ
1975年、静岡県浜松市生まれ。グラフィックデザイナーを経て絵本作家となる。主な作品に『ぼくのトイレ』(PHP研究所)、『とんでもない』(アリス館)、『大ピンチずかん』(小学館)など多数。2022年、第2回やなせたかし文化賞受賞。千葉県在住。2男1女の父。

【発表】第12回ブロンズ新社書店大賞!

児童書を愛し、出版界を盛り上げてくださる書店さんを応援する賞、「ブロンズ新社書店大賞」。

今年もたくさんのご応募、ありがとうございました。

このたび第12回となる本賞について、以下のように選考させていただきましたので、発表いたします!

 

【ディスプレイ部門】

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◎グランプリ

ふたば書房 光明池店 様

◎準グランプリ

奈良 蔦屋書店 様

◎特別賞(2店舗)

ふたば書房 洛西店 様
コーチャンフォー 新川通り店 様

◎入賞(8店舗)

SASYU 鎌田店 様
紀伊國屋書店 仙台店 様
KaBoS ららぽーと新三郷店 様
卓示書店 様
未来屋書店 四條畷店 様
枚方 蔦屋書店 様
アバンティブックセンター 寝屋川店 様
メトロ書店 神戸御影店 様

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◎グランプリ

ふたば書房 光明池店 様

◆受賞のことば◆

この度は、ディスプレイ部門グランプリという大変素敵な賞を頂き本当に有難うございます。4月でふたば書房光明池店がオープンし、1周年という節目に大好きな作品で素敵な賞を頂けた事、本当に嬉しく思います。この1年は私にとって宝物のような時間で、日々の感謝を込めて作成させて頂きました。これからも、お客様と素敵な作品を繋ぐ(手にとって頂ける機会を少しでも増やせるよう)架け橋になれるような素敵な売り場を目指していきたいと思います。
織田かおり様)

 

◎準グランプリ

奈良 蔦屋書店 様

◆受賞のことば◆

この度は、大変ステキな賞をいただきありがとうございます。大好きなヨシタケシンスケさんの絵本『りんごかもしれない』10周年を記念して、羊毛フエルトで作成したイラストと一緒にフェア展開いたしました。たくさんある絵本をどうお客様に届けていくか、日々悩みながら売り場づくりをしているなか、このような賞に選んでいただき、大変嬉しくまた励みになりました。奈良 蔦屋書店はオープンして4年。書店員としても4年。まだまだ、学ぶことだらけですが、これからも素敵な絵本をお客様に届けられるように、たくさんの方に愛される書店になるように努力していきたいと思います。
(田畑陽子様)

 

この度は、大変素晴らしい賞をいただきありがとうございます。「お客様にとってよりよい売り場づくり」を日々試行錯誤している中で、今回の賞をいただき、驚きと共により一層頑張ろうという気持ちが膨らみました。今後とも、お客様がわくわくしたり、記憶に残る絵本との出会いの場所を提供できるように努力していきたいです。
(澤恭子様)

 

◎特別賞(2店舗)

ふたば書房 洛西店 様

◆受賞のことば◆

今回ブロンズ新社様にこのような機会を与えて頂きありがとうございます。そして特別賞を受賞させていただき驚きと感謝でいっぱいです。子育て中は、赤ちゃんが可愛いだけではありません。毎日の育児で自分ひとり世間から取り残された様な気持ちになったり辛い気持ちになったり・・・。子育てをひと段落した今になっておもうところは、全身全霊全て自分に頼ってくれる赤ちゃんとの密接な時間は人生においてなんて幸せな時間だったのでしょうか。何度も何度も我が子の笑顔に救われてきたのでしょうか。子どもは強い。お母ちゃんはいつもその笑顔に助けられてきました。子育て中の親御さんにその気持ちを伝えたくて、是非『あかちゃんがわらうから』を手にとってほしくてディスプレイ部門に応募させていただきました。
(小西千春様)

 

コーチャンフォー 新川通り店 様

◆受賞のことば◆

この度は素晴らしい賞を頂きありがとうございます。ブロンズ新社様と「何か面白いことを」と相談させて頂き、今回、五味太郎さんの『らくがき絵本』フェアを大きく開催させて頂きました。ぬりえコンテストとしては初めての取組みとなりましたが、お客様にも大変好評頂き、作品の店頭展示やコンテスト入賞者発表後はすぐに景品を受取りに来てくれるなど、来店動機にも繋がった結果となり、当店としても次へと繋がるイベントとなりました。魅力ある売場、面白い売場、お子さまがワクワクするフェアをこれからもたくさん開催していきたいと思います。ありがとうございました。
(稲垣美穂様)

 

この度は素敵な賞をありがとうございます。これからも作家の方をはじめ本を作成されているすべての方の想いを読者の方に伝えられるように売り場づくりを行っていきます。
コーチャンフォー つくば店 大泉浩祥様)

 

 

【ベストPOP部門】

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◎ベストPOP賞

住吉書房 新杉田店 様

◎POP賞(3店舗)

丸善 髙島屋大阪店 様
くまざわ書店 草加VARIE店 様
金沢ビーンズ明文堂書店 様

◎入賞(7店舗)

ふたば書房 御池ゼスト店 様
ふたば書房 FUTABAプリコ垂水店 様
喜久屋書店 橿原店 様
未来屋書店 ナゴヤドーム前店 様
紀伊國屋書店 アリオ鳳店 様
ふたば書房 南草津店 様
フタバ図書 TSUTAYA TERA広島府中店 様

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◎ベストPOP賞

住吉書房 新杉田店 様

◆受賞のことば◆

この度はベストPOP賞に選んでいただきありがとうございます。限られたスペースで少しでもお客様に本の魅力を伝わるよう、一目で目をひくようなPOP作りを心掛けました。これからも本の魅力が伝わる楽しいPOPを作っていきたいとおもいます。
(千葉修也様)

 

◎POP賞

丸善 髙島屋大阪店 様

◆受賞のことば◆

この度はステキな賞をいただき、嬉しく心躍っています。POPを作るのは夜、家族が寝静まった頃。数日、頭の中でブツブツ呟き、次は紙や携帯に思いつくまま書き付けて、うーんうーんと悩みながら仕上げています。いつも思うのは、この絵本が出来上がるまでに関わった多くの人たちの想いをなんとか届けなくてはということ。おしゃれなPOPは作れませんが、誰かの心に触れ、手に取ってもらえたら何よりです。そして、作り手の皆さんからこのように「いいね!」とお墨付きを頂けたのならこれ以上の喜びはありません。ありがとうございます!最後に、いつも丁寧に情熱を持って絵本を紹介してくださる営業の大谷さんに感謝しかありません。
松本純子様)

 

くまざわ書店 草加VARIE店 様

◆受賞のことば◆

おにぎりのPOPにはこの絵本のすべてを伝えてくれる高山先生の言葉が入っています。絵本を読み終えてこの言葉と出会ったとき、お料理することは自分を守ってくれるし大切な人も守ってくれると感じました。今回、受賞させていただき、この言葉がさらに遠くまで届けられる気がしております。ありがとうございました。
(福井まゆか様)

 

金沢ビーンズ明文堂書店 様

◆受賞のことば◆

この度は、POP賞をいただき、ありがとうございました。今回POPを書くにあたり、絵本というものは読むタイミングによって、自分に起こる感情や気づきがぜんぜん違うものだなと、改めて思いました。ファーストブックだけど、大人の私も癒され楽しい気分になったり、「はじまり」の言葉に励ましをもらってまた前を向けるようになったり…。けれどそれは、読んでみなければ始まらない、経験できないものです。絵本って、目にも心にも何かを与えてくれるすごいもの…。その入口としてまたPOPを書き、お客様に手に取ってもらえるよう、賞を励みにこれからも頑張ります。このような機会で気づきを下さるブロンズの皆様、本当にありがとうございました!
(島田滝子様)

 

【リスペクト部門】

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情熱をもって読者の方へ本を届けてくださる書店員さんへ、ブロンズ新社から尊敬と感謝の気持ちをお伝えする賞です。

今年は社員の推薦により10名の方にお贈りさせていただきます。

◎リスペクト賞(10名)

蔦屋書店 多賀城市立図書館 安藤奈央 様

幕張 蔦屋書店 後藤美由紀 様

KaBoS ららぽーと新三郷店 江川亮祐 様

丸善 多摩センター店 伊藤茜

トロル    関本練 様

絵本と童話の店 おおきな木 杉山三四郎

絵本と童話の店 おおきな木 杉山千恵子 様

クレヨンハウス 大阪店      間﨑美音 様

ジュンク堂書店 上本町店 米谷薫 様

喜久屋書店 小倉店 鞘野結華 様

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◎リスペクト賞

蔦屋書店 多賀城市立図書館 安藤奈央 様

◆受賞のことば◆

この度はこのような素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。日頃より大好きな絵本に囲まれて仕事ができることを幸せに思っております。そのような中で書店員として賞をいただけるとは思っておりませんでした。本当に夢のようです。また、売り場づくりの取り組みに快くご協力いただいておりますことに感謝申し上げます。自分の子供時代のことや子育てをしてきて思うことがあります。子供時代の絵本は読み手と聞き手の子供との特別な時間を作り出してくれます。あの時の時間、あの時の声、あの時の気持ち、あの時のふれあい全てが素晴らしい思い出になります。これからも一人でも多くの方に絵本を通して家族との大切な時間を過ごしていただけるように頑張っていきたいと思います。

 

幕張 蔦屋書店 後藤美由紀 様

◆受賞のことば◆

この度はリスペクト賞をいただき誠にありがとうございます。日々の業務に追われ、特別なことはできていないのですが、常に心にあるのは、子どもたちにとって本が心の糧となってくれたらいいな、ということです。今回の受賞を励みに、児童書担当として更に精進していきたいと思います。

 

KaBoS ららぽーと新三郷店 江川亮祐 様

◆受賞のことば◆

このような素晴らしい賞を頂き大変感激しております。長年コツコツと売り続けていた努力がやっと稔ったかと思うと、胸が熱くなります。まだまだこれからも頑張って全国に『ケチャップマン』旋風を巻き起こすつもりです。皆様本当にありがとうございました!

 

丸善 多摩センター店 伊藤茜

◆受賞のことば◆

素晴らしい賞にご選出いただき、ありがとうございます。ブロンズ新社様の本は読んだあとに「たくさんの人に読んでもらいたい!」と感じるようなものが多く、常日頃から新刊を楽しみにしております。営業ご担当の矢野様、平素より売り場づくりにご尽力下さりありがとうございます。矢野様にご紹介いただけることにより、絵本の魅力が毎回しっかり伝わって楽しく展開を考えることができます。心から感謝しております。この素敵な賞に恥じることなく、今後とも愛をもって売り場づくりに取り組んでまいりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

 

トロル    関本練 様

◆受賞のことば◆

びっくりしました!ありがとうございます!

 

絵本と童話の店 おおきな木 杉山三四郎

◆受賞のことば◆

おおきな木は5月5日にオープン30周年を迎えます。この節目にご推挙いただき、本当にありがとうございます。これを励みにこれからもマイペースで頑張っていきたいと思います。

 

絵本と童話の店 おおきな木 杉山千恵子 様

◆受賞のことば◆

30周年の節目にこのような賞をいただき感激しています。ありがとうございました。

 

クレヨンハウス 大阪店      間﨑美音 様

◆受賞のことば◆

この度は、リスペクト賞という、すてきな賞に選んでいただき、ありがとうございます。ずっとだいすきだった絵本に携わることが学生時代からの夢で、異業種から転職し3年。受賞のお知らせをお電話で伺ったときには、本当に驚きましたが、それと同時に「すき」を仕事にできている喜びと、やりがいをあらためて感じました。まだまだ未熟ではありますが、支えてくださる方々に感謝し、いただいた賞に恥じないよう、熱意を持って、これからも日々精進いたします。

 

ジュンク堂書店 上本町店 米谷薫 様

◆受賞のことば◆

この度は、このような素晴らしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。ブロンズ新社さまの、出版される書籍ひとつひとつに入魂される姿勢、そしてそのお気持ちをしっかりと届けてくださる営業さんたちのお力を、尊敬してやみません。ご担当いただいている大谷さんのご紹介がとても魅力的で、私はいつも感じたことを好き放題お話しさせていただいています。こちらが楽しませていただいているようなものなのに、受賞のお話までいただき、本当に恐縮です。まだまだ力不足ですが、これまでに受賞された先輩方のお名前に恥じぬためにも、これからも真摯に児童書に向き合っていきたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

喜久屋書店 小倉店 鞘野結華 様

◆受賞のことば◆

ありがとうございます。とても嬉しいです。皆さまが、本を通した幸せな体験ができますよう、これからも精進いたします。担当の濱崎さんには感謝申し上げます。

 

ブロンズ新社40周年特別賞】

紀伊國屋書店 梅田本店      矢幡智子 様

◆受賞のことば◆

この度は、ブロンズ新社40周年特別賞という素敵な賞を頂きありがとうございます。昨年、ブロンズ新社様が創立40周年を迎えられると伺い、ボローニャブックフェアのようなフェアをぜひ当店で開催したい!とお声がけさせていただきました。フェアの実現にご尽力いただき誠にブロンズ新社の皆様には心より御礼申し上げます。

 

以上です!

たくさんのご応募、本当にありがとうございました。

 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

ブロンズ新社創立40周年記念事業「絵本づくりの未来形」②

「絵本づくりの未来形」作家イベント第2弾は、絵本デビュー作『りんごかもしれない』10周年を迎えたヨシタケシンスケさんの講演会。

2023年11月26日、板橋区立美術館との共催のもと、「作家に必要なこと——私の経験と意見と偏見」と題して、未来の絵本作家を目指すひとたちを対象に行われました。

絵本作家としての10年間で自分なりに思ったことやわかったことを、これからの作家さんたちへお話しできればと、事前に参加者から集めた質問にこたえる形でスタート。ときにスケッチブックをスクリーンに映しつつ、ものをつくるひとの悩みや焦りや不安に、真剣にユーモラスに回答していきます。予定時間をオーバーして、たっぷり話され、会場は熱い空気に包まれました。

40歳まで作家になりたいともなれるとも思っていなかったというヨシタケさんが、当時誰かに言ってほしかったこと、プロとして本をつくり続けるということについての考え、作品は自分がおもしろがれるものである大切さと、自分を客観視する視点などについて語りました。

最後に、人生のすべてが作家としての糧となる可能性を「人間万事塞翁が馬」の故事を例に話され、大いに勇気づけられる時間となりました。

 

▼「絵本づくりの未来形」① ロマナ&アンドリーの記事はこちら

staffroom.hatenablog.com

 

著者紹介

ヨシタケシンスケ

絵本作家。1973年生まれ。これまでにない切り口と発想で次々と生み出す絵本が読者を魅了しつづけている。

https://www.bronze.co.jp/books/yoshitake/

ブロンズ新社創立40周年記念事業「絵本づくりの未来形」①

昨年2023年に、小社は創立40年を迎えました。

40周年は、過去をふりかえるのではなく、前を向いていたいと思いました。

浮かんだキイワードは「絵本づくりの未来形」

この10年、絵本の可能性を切り拓き、世界を刺激してきた作家のトークを開催しようと考えました。ウクライナの作家、ロマナ・ロマニーシンとアンドリー・レシヴの両氏、そして、作家デビュー10周年を迎えたヨシタケシンスケ氏です。彼らはともにボローニア国際ブックフェアでラガッツィ賞を受賞しているので、板橋区立美術館に会場をご提供いただきました。

昨年9月にロマナ&アンドリー両氏が来日した際には、5連続イベントを企画し、全国の書店員の方たちを招いたトーク&パーティのEAST&WEST会、桐朋小学校(東京都調布市)を訪問し6年生を対象にウクライナの現状を語った特別授業、さらに、日本、韓国、ウクライナの親子が参加する大規模ワークショップも開催することができ、多くの人たちの出会いと熱い思いが交錯したイベントとなりました。

 

来日への道のり

戦争のただなかウクライナから来日することは、容易ではありませんでした。ロマナはスロバキアブラチスラバまで行って、1週間滞在後にやっとビザを取得。16歳から60歳の男性の出国が禁じられているので、アンドリーは国にアーティストビザを申請して、出発1週間前にやっと日本訪問が認められました。

 

桐朋小学校でレクチャー

9月22日、6年生2クラス約70人を対象に特別授業が行われました。ウクライナでのふだんの暮らしや絵本制作のようすなどをスライドで映しながら、わかりやすい言葉で語ってくれました。

「戦争中でも、なるべくふつうの生活を送るように心がけています」と語るふたりの言葉に多くの子どもたちが驚いたようす。着弾時刻を予測するミサイルアプリを活用して生活しているという話に、緊迫感をもって聞きいりました。

「わたしたちにできることはなんですか」という生徒の質問に、「あなたたちにできることはただひとつ。しっかりと勉強すること」というアンドリーの言葉が強く印象に残った授業でした。

 

80人参加の大人と子どものワークショップ

翌日は、渋谷で「アートでこえよう、心の壁、世界のボーダー」と題するイベントへ。国際アートセラピー色彩心理協会主催の「色彩フォーラム」で、代表理事の末永蒼生さんとのトークとワークショップが行われました。

ワークショップでは、日本、韓国、そしてウクライナから避難している親子連れが16組に分かれて、大きな画用紙に「行ってみたい場所」を描きました。最後に16枚をつなぎ合わせてひとつの大きな地図が完成!

イベントを終えたロマナとアンドリーは「子どもはもちろん大人も夢中になって制作していたので驚いた。みんな色をたくさん使ってカラフルに描いていたのもすばらしかった」と話していました。

 

全国の書店員が参加したEAST&WEST会

40周年イベントのメインは、神保町の出版クラブで開催した「EAST&WEST会」。全国の書店員約130人をご招待した小社主催のトーク&パーティです。

第1部は新刊説明会、第2部はロマナとアンドリーとともに、訳者の金原瑞人さん、広松由希子さん、小社代表で編集長の若月眞知子が登壇。『戦争が町にやってくる』『旅するわたしたち On the Move』についての制作話を伺いました。

また、ふたりの作家はウクライナの出版界について語りました。戦争前より紙の本を求める需要が高まっていること、2023年のウクライナブックフェアが大盛況だったこと、新規書店を積極的に開店させる出版社の話、武力で戦うだけでなく出版文化をしっかりと守ろうとしていることなど。参加者は大いに触発された様子でした。

第3部のパーティでは「Будьмо(ブディモ)」とウクライナ語で乾杯。にぎやかな楽しいひとときを共有しました。

 

板橋区立美術館レクチャー

26日は板橋区立美術館で行われた、絵本作家を目指すひとたちに向けたトーク。『旅するわたしたち On the Move』の制作過程を中心に独特の技法や構図について語ってくれました。

彼らの絵本に特徴的な特色印刷は、ロマナの父で画家のロマン氏が版画で用いる手法に影響されたとのこと。印刷所と何度も打ち合わせを重ね、ときにバトルもあったとか。

膨大なデータの検証や科学雑誌の精読など、ノンフィクションの絵本をつくる際に重要となる作業に相当な時間をかけたことを明かしてくれました。

 

横浜でウクライナの交流会

27日は横浜でウクライナから避難されている女性たちとの交流会を行いました。避難先での暮らしについて耳を傾けるふたり。参加者から、日本でウクライナの絵本が広まっていることが嬉しいとの声も。ウクライナで起きていることを忘れないでほしいというふたりの思いが、参加者と共有できたことを感じさせてくれました。

 

そして京都へ

大垣書店イオンモールKYOTO店と丸善京都本店を訪れ、サイン色紙を書いてご挨拶。その後、お寺を訪れ、庭園を楽しみました。

さらに、京都在住のtupera tuperaさんのアトリエを訪問し、アーティストユニット同士すっかり意気投合したようすでした。

 

11日間の日本滞在を終えた別れ際の、「戦争が終わったらウクライナで会いましょう」というふたりの言葉に、ウクライナに一日も早く平和が訪れるようにと、願わずにいられませんでした。

 

▼「絵本づくりの未来形」② ヨシタケシンスケさんの記事へつづく

staffroom.hatenablog.com

 

著者紹介

(左から)アンドリー・レシヴ、ロマナ・ロマニーシン

絵本作家、アーティスト。ともに1984年生まれ。ウクライナ・リビウを拠点に活動するユニット。

 

作品紹介

『戦争が町にやってくる』 金原瑞人
― 戦争を体験した2人が描く、平和と戦争の絵本
・発売日:2022年6月3日(金)
・定価:1,760円(税込)
・書籍サイト: https://www.bronze.co.jp/books/9784893097095/

 

『旅するわたしたち On the Move』 広松由希子 訳
― 万物の移動について、壮大なスケールで描いたビジュアルブック
・発売日:2023年5月18日(木)
・定価:2,420円(税込)
・書籍サイト: https://www.bronze.co.jp/books/9784893097194/

<募集>第12回ブロンズ新社書店大賞


書店のみなさまへ

昨年は、ブロンズ新社書店大賞にたくさんご応募いただき、ありがとうございました。
今年も児童書を愛し、出版界を盛り上げている書店さんを応援いたします。
ご応募お待ちしております!


◎賞 品◎

各部門、グランプリの方々を1泊2日の東京旅行にご招待いたします!

東京ドームホテルでの表彰式&パーティ
絵本作家と行く! 本づくりの現場・製本所見学+賞品

グランプリ以外に、各部門入賞の方々にも賞品をご用意しています。
また、ご応募いただいたみなさまには参加賞をお送りいたします。


◎応募要項◎

2023年4月から2024年3月に展開された、あなたのお店のディスプレイやPOPの写真をぜひお送りください!
ディスプレイ部門、ベストPOP部門の両部門へのご応募も可能です!

◇ディスプレイ部門

小社の絵本が1タイトルでも入っていれば、どんなフェアでもOK!
ご使用の拡材は、オリジナル作品・版元製作物を問いません。

◇ベストPOP部門

限られた時間とスペースの中で、キラリと光るPOPがある!
ひとひねりある、あなた自身の言葉をお待ちしております!
※小社の絵本のPOPに限ります

◇リスペクト部門 [ブロンズ新社 推薦]

児童書業界・出版業界で、情熱を持って活動されている方を、小社からの推薦で紹介&表彰させていただきます。

 

◎応募方法◎

メールまたはSNSにてご応募ください。

①メール

――
award@bronze.co.jp
――
件名を「第12回ブロンズ新社書店大賞応募」とし、下記をご明記いただき、
写真を添付してお送りください。
1.応募部門 2.貴店名 3.ご担当者名 4.コメント 5.ご連絡先

SNS X(旧Twitter)・Instagram

ブロンズ新社の公式アカウントをフォローの上、応募作品についてのコメントと書店名を投稿本文にご記載いただき、以下のハッシュタグをつけて貴店またはご自身のアカウントから写真を投稿してください。
――
#第12回ブロンズ新社書店大賞応募 #○○部門(応募する部門名)
――
※受賞者の方へはDMにてご連絡をさせていただきます。
※ご応募いただいた投稿は弊社アカウントでリポストさせていただく場合がございます。

  • 1投稿1作品で、期間中何度でもご応募いただけます。
  • ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
  • ご応募いただく写真は、二次使用する可能性がございますので、可能な限り明るく大きなサイズでの撮影をお願いいたします。

 

◎応募締切◎

2024年3月21日(木)午前中必着

 

◎発 表◎

2024年4月下旬
厳正なる審査の結果、ブロンズ新社のブログおよびfacebookで発表いたします。

 

◎お問い合わせ◎

ブロンズ新社・営業部
TEL: 03-3498-3272(平日10:00〜18:00)

ペク・ヒナ絵本展がソウルで開催

高さ4m近くあるエントランス壁面を埋め尽くすのは、ペク・ヒナ人形。
韓国を代表する絵本作家で、リンドグレーン記念文学賞受賞作家のペク・ヒナさんの絵本展覧会が、2023年6月から10月まで3カ月以上にわたって、「芸術の殿堂 ハンガラムデザイン美術館」で開催されました。
絵本作家ソロの美術館での原画展は韓国初です。

会場入口で出迎えてくれたのは『お月さんのシャーベット』のおばあちゃん。
(写真提供:Seoul Arts Center

1400㎡もの広い会場には、ペク・ヒナさんの全作品がジオラマになって展示。
絵本制作時の小さな人形から、今回のために約6カ月間かけて作家自身が指揮をとり、つくり上げた大きな作品までが勢揃いしました。

『ぼくはいぬや』で実際に使用された人形たち。
(写真提供:Seoul Arts Center

宙を舞う”カタクチイワシせん”にはテグスが使用されています。
(写真提供:Seoul Arts Center

『天女かあさん』少しひっこみじあんな少年であることが、からだの線の細さや服装からも伝わってきます。
(写真提供:Seoul Arts Center

『天女かあさん』
(写真提供:Seoul Arts Center

うしろ姿も大事といいます。どっしりとした安定感でたのもしさが伝わります。
(写真提供:Seoul Arts Center

セル画の手法で、木を前後に配置して奥行き表現した『あめだま』のセット。展示会用に新たに作成されました。
(写真提供:Seoul Arts Center

『あめだま』本の中では見えない部分も細部を作りこんで再現。どんな暮らしをして、どんな人なのかも、みえてきます。

ペク・ヒナさんの解説を聞きながら展示をめぐる贅沢な時間。

天女さまはやはり、異彩を放つ存在感でした。
(写真提供:Seoul Arts Center

美大の学生たちをアシスタントに、タイル1枚1枚を貼ったという銭湯は大人気。おふろからは、ゆげがあがる仕組みに。
(写真提供:Seoul Arts Center

人形だけでなく、アニメーションの手法を駆使した絵本制作の、一作一作異なる作風で挑戦されてきたクリエイティブな仕事ぶりを、あらためて身近に観ることができる圧倒的な展示空間でした。

『きみは、ぼうけんか』2月16日発売 ―作者から日本の読者の皆さんへメッセージ

2月に、イラン発の平和を考える絵本を刊行します。

戦火のもと、慣れ親しんだ家を追われ逃避行の旅にでた幼い兄と妹。お兄ちゃんが語る「ぼうけんか」のおはなしは、ときにふくれっつらしたり、泣きべそをかく妹を励まし続けます。
想像すること、未来に希望を持ち続けること、その大切さを教えてくれる作品です。

作者の方々から日本の読者の皆さんへのメッセージを預かりましたので、ご紹介します。

 

あらすじ

わたしとおにいちゃんは、戦火をのがれて「ぼうけん」の旅にでた。
「本にはね、どんな風や雨のなかでも、ぼうけんかはあるきつづけます、ってかいてあるよ」。ぼうしと1冊の本を手に、おさない兄妹は破壊された家から、「ぼうけんかのまち」をめざし旅立ちます。
おにいちゃんの言葉にささえられ、たどりついたのは......。

 
著者紹介

シャフルザード・シャフルジェルディー(文)
1986年生まれ。作家。幼いころから文学に熱中し、テヘランのシャヒード・ベヘシュティー大学で児童文学とヤングアダルト文学を専攻し修士号を取得。大学卒業後、数多くの作品を執筆している。ガザル・ファトッラヒーとの共著の今作で、2021年ブラチスラバ世界絵本原画展で金牌を受賞。

▽日本の子どもたちへメッセージ

こんにちは。『きみは、ぼうけんか』の作者のシャフルザード・シャフルジェルディーです。この本が日本語で翻訳され、日本の子どもたちが読むことができるようになり、とても嬉しく思っています。

この本は、旅に出る兄と妹の物語です。その旅は、けっして楽なものではありません。でも、ふたりは直面する困難を、愛と想像力と遊び心でのりこえていきます。ふたりは希望、恐怖、勇気、絶望といった、さまざまな感情を経験します。このふたりの小さな冒険家のことをより深く知ってもらいたいです。また、この本を読んでどんなことを感じ、考えたのか、ぜひわたしに教えていただけたら嬉しいです。

 

ガザル・ファトッラヒー(絵)
1989年生まれ。ビジュアル・アーティスト、イラストレーター。イラン・イラストレーターズ・ソサエティとイラン児童図書評議会の会員。テヘラン芸術大学グラフィックデザインの学士号を取得。2013年に初の絵本を出版して以来、15冊以上の絵本を手がけ、国内外の数々のブックフェアで評価される。常に新しい芸術言語の探求に意欲的で、伝統的な技法とデジタル効果を組みあわせたイラストが特徴。イラン在住。

▽日本の子どもたちへメッセージ

youtu.be

こんにちは。『きみは、ぼうけんか』の絵を描いたガザル・ファトッラヒーです。

この本を日本の子どもたちのもとに届けられて、とても嬉しいです。

わたしはいつも、絵を通して語っています。絵は翻訳の必要がなく、子どもから大人まですべての世界のひとが理解することができます。

この本は、ふたりの小さな冒険家についてのおはなしです。ふたりは家を追われ、行く先々でさまざまなできごとに見舞われます。でも、最後に「冒険家の街」にたどりつくことができました。

この本はわたしと文の著者との1年間の努力の結果です。わたしたちはこの本でふたつのストーリーを語ろうと試みました。ひとつは文章で、もうひとつはわたしの絵で、です。そのふたつのストーリーの違いが、読者の興味をひきつけるのだと思います。この本がうまくいったのは、そこに理由があると考えています。

絵は、黒いペンを使って描きました。ふたりの冒険家の服をのぞいて、すべてグレーで描いています。物語の後半に進むにつれ、色がだんだん増えていき、最後のページで色があふれます。

このおはなしを読んで、みなさんがふたりと仲良しになってくれたら嬉しいです。

 

愛甲恵子(訳)

翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了後、10カ月のイラン留学を経て、2004年より美術家フジタユメカとともにサラーム・サラームというユニット名で、イランの絵本やイラストレーターを紹介する展覧会などを開催している。再話に『アリババと40人のとうぞく』(絵・ナルゲス・モハンマディ/ほるぷ出版『2ひきのジャッカル』(絵・アリレザ・ゴルドゥズィヤン/玉川大学出版部)、訳書に『ボクサー』(作・ハサン・ムーサヴィー/トップスタジオHR)『いろたち』(作・アッバス・キアロスタミ/カノア)などがある。

▽日本の子どもたちへメッセージ

めちゃくちゃに破壊された部屋の中で、お兄ちゃんは妹に、「ぼうけんかになりたくない?」とやさしく語りかけます。なんて力強い言葉だろう、と思います。住み慣れた家から妹を連れだし、一緒に遠くへ逃げるなんて、並たいていのことではありません。でもそんなすごいことを、お兄ちゃんはやってのけます。本と物語に支えられて。

お兄ちゃんが持つこの強さは、作者であるシャフルジェルディーさんとファトッラヒーさんの強さです。この絵本を読むと、物語や想像力が希望につながるということを、おふたりが心から信じていることがわかります。わたしはそのことに、とても励まされました。

物語に支えられた幼い兄妹の物語が、また別の誰かの心の支えになることを願っています。

 

編集担当より

ずっと、涙をこらえながら編集作業をしていたように思います。
いま、この瞬間に、この絵本の兄妹と同じように、命の危険にさらされ、泣いている子どもたちがいる。やりきれない気持ちでいっぱいでした。

戦争は遠い昔のできごとでもなく、遠い異世界のできごとでもない。いま、ここに生きているわたしたちの、延長線上で起きている現実です。

自分と似たような背かっこうの子どもたちが、衣食住を奪われ生死の境目に立たされている、そんな過酷な現実を自分の身に寄せて考えてほしい、そのきっかけとなる絵本になってくれたら、と願っています。

 

全国の書店員さんから続々と感想が寄せられています!

”子どもたちの強さ、たくましさに、希望の光が差しこんでくるようでした。”
啓林堂書店 郡山店 加川洋子さん

”お兄ちゃんの、妹を想う気持ちに涙がでました。”
六本松蔦屋書店 加藤美奈子さん

”異国でも、戦争のさなかでも、大切なことは同じ。”
丸善髙島屋大阪店 松本純子さん

”いろいろな視点で、家族や友人と話ができる本。”
でこぼこ書店 富井弥さん

”どんな国の子にも、こんな体験はしてほしくない。”
こどもの本のみせ ともだち 湯阪美智子さん

”子どもも大人も読み継いでいくべき大切な一冊。”
メトロ書店 神戸御影店 三柳知子さん

 

書誌情報

『きみは、ぼうけんか』
シャフルザード・シャフルジェルディー 文
ガザル・ファトッラヒー 絵
愛甲恵子 訳
定価 1,540円(本体1,400円+税)
260×200mm 32P
https://www.bronze.co.jp/books/9784893097286/

 

ブロンズ新社の平和をかんがえる絵本シリーズ

戦争を体験したウクライナの作家が描いた
『戦争が町にやってくる』
ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ 作/金原瑞人

https://www.bronze.co.jp/books/9784893097095/

 

シンプルな言葉と絵で、平和と戦争の事実を対比させた
『へいわとせんそう』
たにかわしゅんたろう 文/Noritake
https://www.bronze.co.jp/books/post-176/

 

台湾の国民的絵本作家が「恐れ」をテーマに描いた
『おなじ月をみて』
ジミー・リャオ 作/天野健太郎
https://www.bronze.co.jp/books/post-171/

 

沖縄の小学1年生の平和の詩から生まれた
『へいわってすてきだね』
安里有生 詩/長谷川義史
https://www.bronze.co.jp/books/post-95/

 

ベルギーの作家が描いた反戦絵本
『かあさんは どこ?』
クロード・K・デュボワ 作/落合恵子
https://www.bronze.co.jp/books/post-71/