『三四郎』 夏目漱石 『三四郎』は、夏目漱石が1908年に発表した青春小説で、明治時代の日本社会の変化や若者の心理的葛藤を描いた作品です。 物語の背景と構造 『三四郎』は、九州の田舎から東京帝国大学に進学するために上京した主人公・小川三四郎の視点を通じて、都会生活の戸惑いや人間関係の複雑さを描いています。物語は三四郎の成長を中心に展開し、彼が出会う人々や経験を通じて、青春の葛藤や恋愛のもどかしさが浮き彫りになります。 具体的なエピソード 列車での出会い 三四郎は上京途中の列車で、ある女性と出会います。彼女とのやり取りは、三四郎の純朴さと都会的な洗練の対比を象徴しています。このエピソードは、三四…

漱石前期三部作の最初の作品である。他に「それから」と「門」がある。新聞に連載されたのは1908年で、労働運動、社会運動が認知されるようになる中、赤旗事件で大杉栄、荒畑寒村、堺利彦、菅野すがらが逮捕されている。この流れは1910年の大逆事件に繋がる。中国では清の光緒帝が亡くなり、愛新覚羅溥儀が即位している。日露戦争が1905年に終わり、一等国への自覚が高まりつつあったころでもある。 おおよそのあらすじ 落ち着いた主人公の三四郎とひょうきんな与次郎の学生の毎日を描写して、独特の価値を持つ広田先生、画家で社交家の原口、ひょうひょうとした大学の研究者の野々宮、そして三四郎が淡い思いを抱く美禰󠄀子が登場…

みなさま、こんにちは。 寒いですね。 いかがお過ごしでしょうか～ ブログにお越し頂き有難うございます。 夏目漱石書「三四郎」について、 感想をお伝えさせて頂いているブログとなります。 漱石作品は心理描写と情景描写が上質で いろいろな見方できる、 自分の人生の質と共に感想が変わる 自身の鏡となる作品です。 そのみなさまの読書のお手伝いができればと思い ブログを書いております。 ぜひ感想もおよせくださいませ～ 共に作品を読んでいくようなブログになればと思います。 さて、第一話です。 三四郎が熊本から電車で上京するシーンから始まります。 そんな中なぞの女が現れます。 熊本から東京まで当時（1908年…

こんにちは、皆さん！一人ぼっちユウトです。今日は、日本文学の名作、夏目漱石の『三四郎』についてご紹介します。この作品は、青春の葛藤や成長、そして人間関係の機微を巧みに描いた小説であり、今も多くの読者を魅了し続けています。 ◆『三四郎』の魅力『三四郎』は、九州から東京へ出てきた青年、小川三四郎の成長を描いた物語です。純朴な田舎青年である三四郎が、都会の洗練された人々との出会いを通じて、新たな価値観や人生の厳しさを知っていく姿が、読者の共感を呼びます。漱石の筆致は、時にユーモラスでありながらも、哲学的な問いを投げかけ、物語に深みを与えています。 ◆魅力的なキャラクター三四郎を取り巻く登場人物もまた…

11/24 開演16:00 日本武道館 出演者：三四郎 / しずるKAƵMA / はんにゃ.金田 / 四千頭身都築/レイザーラモンHG / R-指定（Creepy Nuts） / 大木祥資 / なかやまきんに君 ゲラヘーーーーーーーー 改めまして、こんばんわ、案の定サンドウィッチマンの単独は外れ、5ヶ月振りの更新になります。 久しぶりに東京に来ました。 用事があり、最初は池袋へ。 今回の腹ごしらえの一品はこちら！！ 「牛かつ いろは」です。 グーグルの口コミでは4.7の高評価だったので、ここだと決めました。 レアで焼き加減は自分でというココス式でした。 感想は滅茶苦茶美味かったです。大好きな錦…

一昨日は昼からのキタガクスマホ教室2回目、文化センターに時間前に着いたので隣の市役所で衆議院の期日前投票を済ませ、まだ時間があったので図書館に立ち寄った。 図書館によったのは目的があって 一つは図書館の利用券が、「3年間未使用の場合は無効になります」と書いてあったので更新するため もう一つは、先日のキタガク教授会での講師窪田守弘氏から本を読むんだったら夏目漱石をと、最初は前期三部作の「三四郎」、「それから」、「門」がいいとアドバイスを受けたので借りることになった。 100年以上も前に書かれた小説、現代にも十分通じるという 夏目漱石は「吾輩は猫である」しか読んでいないので興味に駆られた次第です。…

2000年に秋田県能代市文化会館ホールで行われた半藤一利講演 「夏目漱石と司馬遼太郎」をオーディブルで読んだ 自分なりにその内容をまとめてみた 半藤一利の奥さんは夏目漱石の娘の娘、孫にあたる つまり夏目漱石は半藤一利の義理の祖父だそうだ 20世紀は戦争の時代と言われる この百年間の戦死者は1億6千7百万人 大日本帝国は1945年にアメリカ（連合国軍）によって滅ぼされた その後日本は戦争をしていない 世界では21世紀に入っても戦争が途切れることはない 日本はペリー提督黒船艦隊来航で1865年に開国せざるを得なかった その後、富国強兵政策を急速に進め 1894年に日清戦争で勝利した上に 1904年…