芸術は、もう頭打ちなんじゃないかと時々思う。 音楽も、歌にしろ器楽にしろ、やれることはやり尽くしたんじゃないか? 誰かがいいメロディーを思いついたとしても、同じものは必ず誰かがやっている。 画期的な歌も出なくなり、ラップなんかはリズムに乗ってしゃべっているだけだ。 楽聖達が創ったクラッシックの名曲は現代人の心をまだ打つが、懐メロに過ぎない。 その後にできた現代音楽は、なんのことやら分からず、みんな聴かなくなった。 ジャズも世界大戦前後にブームとなったが、古き良き時代の遺物に過ぎない。 楽器のヴィルティオーソも、もてはやされることはなくなった。 クラッシックピアニストでは、ホロヴィッツもグールド…