5th Space(December 2015)

2015年12月20日











5th Space @衡山坊*1


衡山坊。

衡山路・天平路の交差点*2

「伝導過熱」

承前*1

前回この火事を取り上げた時点ではまだ「鎮火」はしていなかったようだ。
朝日新聞』の記事;


築地場外の火災、ほぼ消し止められる 出火から約8時間

2017年8月4日00時54分

 3日午後4時50分ごろ、東京都中央区築地4丁目の築地場外市場から出火し、ラーメン店「井上」の店舗など少なくとも計7棟935平方メートルが焼けた。東京消防庁の消防車など63台が消火活動にあたり、約8時間後にほぼ消し止められた。けが人はいなかった。同庁や警視庁が詳しい出火原因を調べている。

 現場周辺には一時、視界が遮られるほどの煙や灰が充満した。この火事の影響で付近の約90軒が停電し、市場の前の都道約150メートルも通行止めになった。

 近くの食品店経営田所惇子さん(76)は、煙の臭いで火事に気づいた。「多くの店が営業終了後で、市場にとって『夜中』のような時間帯だ。店が密集しており、一気に火が回る。本当に怖い」。場外で青果業を営む内野房枝さん(62)も「赤い炎が高く上がっていた。店の中はどうなっているのか。明日営業できるか心配だ」と話した。

 現場近くの海鮮丼店の従業員の松本一夫さん(57)は「周辺から煙が上がり、店から避難したままの状態だ。店舗が水をかぶっているかも知れない。常連さんのためにも早く再開したいが、今は状況を見守るだけ」と心配そうに消火活動を見守った。

 すしチェーン「すしざんまい」も火事の影響で、本店など築地4丁目にある3店舗の営業を急きょ取りやめた。運営会社「喜代村」によると、再開のめどは立っていないという。

 築地場外市場は、築地4丁目と6丁目にまたがる縦400メートル、横130メートルの範囲内に飲食店や水産物店計約400店が軒を連ねる民設の市場。公設の築地市場豊洲市場へ移転予定だが、場外市場はいまの場所で存続する。
http://www.asahi.com/articles/ASK835Q0BK83UTIL02Q.html

次の記事によると、火事はさらにしぶとく続いていたらしい。

築地場外火災、火元はラーメン店か 「伝導過熱」の疑い

2017年8月4日16時59分

 東京都中央区築地場外市場で起きた火災で、火元が老舗ラーメン店の厨房(ちゅうぼう)内だった可能性が高いと警視庁築地署が明らかにした。

 署は4日朝から現場の実況見分を始め、火元や出火原因を調べていた。署によると、店内の厨房の焼け方が最も激しかった。燃焼状況や従業員の説明などから、出火原因は、スープを作る寸胴(ずんどう)鍋を加熱するコンロから、近くの壁に熱が伝わってこもり、突然発火する「伝導過熱」によるものだったとみられるという。

 同店では3日午後、閉店後に従業員らが厨房でスープの仕込みをし、午後4時ごろまでには退店していた。従業員らは「火が消えていたことは確認した」と説明しているという。

 築地場外市場の火災は3日午後4時50分ごろに出火。計7棟計935平方メートルが焼失し、約15時間後に鎮火した。
http://www.asahi.com/articles/ASK8456BVK84UTIL03D.html

「出火原因」とされる「伝導過熱」、推理小説のトリックとかに既に使われている気もするけど、如何?

天鑰橋路/南丹東路

2015年11月27日。




天鑰橋路・南丹東路の交差点*1

*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140906/1409963758 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141013/1413170263 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150430/1430364624 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150617/1434466929 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150709/1436446927 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150722/1437499117 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160724/1469370652 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160803/1470198642 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160823/1471919056 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160913/1473733322 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160919/1474305974 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160920/1474385358 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160923/1474599558 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161005/1475620237 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161011/1476205651 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161104/1478233854 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161105/1478368914 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161107/1478496483 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161126/1480183521 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161222/1482436066 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161226/1482724524 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161228/1482930979 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20161231/1483148739 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170102/1483284153 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170123/1485138305 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170125/1485364218 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170208/1486554212 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170211/1486823368 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170213/1486993934 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170217/1487298340 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170220/1487522213 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170221/1487700640 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170227/1488212009 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170301/1488389185 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170306/1488776150 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170314/1489517202 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170323/1490291432 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170324/1490378551 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170330/1490893995 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170402/1491145304 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170411/1491888252 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170414/1492197656 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170424/1492960484 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170504/1493929502 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170507/1494173746 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170512/1494612618 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170523/1495516556 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170527/1495848293 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170530/1496168475 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170604/1496604035 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170608/1496946219

Charlie's Burger

2015年11月27日。








Charlie's Burger@常熟路*1

常熟路*2

「日本人は議論ができない」問題

雨宮紫苑「「ちがう意見=敵」と思ってしまう日本人には、議論をする技術が必要だ。」http://www.huffingtonpost.jp/shion-amamiya/discussion-japanese_b_17665436.html


フリーライター」ということだけど、雨宮処凛さん*1とは無関係なのだろうか。
さて、「「ちがう意見=敵」と思ってしまうことが、「日本人は議論ができない」と言われる原因のひとつではないだろうか」という。


当然のことだが、意見の賛否と人間性は分けて考えるべきだ。仲がいい友人でも驚くほど考え方が違う場合もあるし、逆に考え方はとても似てるのになんだか好きになれない人だっている。

それでも日本では意見の賛否と人間性を切り離せない人が多く、話し合いの場でも感情が重視される。

小池東京都知事が安全より安心を重視したことは、わかりやすい「感情優先論」と言えるだろう。

ほかにも、「○○さんは不倫をする不誠実な人なのでその意見は信用できない」だとか、「そういう言い方をすると傷つきます」のような、「本題にまったく関係ないし客観的根拠もないが情に訴えます」という姿勢で話し合いに臨む人が少なくない。

なぜ、日本はこのように感情が優先されるのだろう。

これは、日本の「同調圧力」「空気を読む」といった独特な考え方に根差したものだと思う。

みんなが同じ考えであることを前提としているから、同じ考えの者同士は徒党を組んで、ちがう意見の者を攻撃する。みんなが賛成なのに反対する「空気が読めない輩」は、厄介者扱いされる。

意見がちがう=和を乱す悪者であり、敵なのだ。

そういう思考回路だと、敵には容赦なく攻撃するし、「自分が正しいから相手は間違えている」という極論に走るようになる。

意見がちがう人=敵だと考えている限り、双方は意見はひたすら平行線をたどるし、議論ではなくただの意見の押し付け合いになる。

白黒はっきり決められるテーマなら、それもありかもしれない。だが現代社会で話し合われる多くの問題は、確実な正解が存在しないのだ。現代では、議論を通じて、多角的な視点から「より正しい答え」を導くことが求められている。

重要な指摘だとは思うけれど、「日本」に還元していいのかどうかはわからない。社会心理学(帰属理論)の知見によれば、他者の振る舞いや言動をその場その場の気紛れな主観的意図などではなく恒常的な属性に帰属させることによって、認知的安定が達成される*2。日本人に限らず、レイシズムを含む本質主義の認知的基礎はそこら辺にあるといえるかも知れない。勿論、認知的に安定する代わりに、そこから新しい知識とか解釈とか意味とかが生成される可能性は低い。まあ、安定を選ぶのか、それとも不安定を引き受けつつ知的活性化を選ぶのかということにおいては、〈文化〉の影響は重大なのかも知れない。
ところで、1980年代辺りから、米国経由で〈ディベート〉という発想が日本にも導入されている筈だが、その功罪はきちんと評価されるべきだなと思った。

困った「多様性」?

諏訪原健「蓮舫氏の二重国籍問題など残念過ぎる民進党の多様性」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170731-00000086-sasahi-pol&pos=2


編集者のリードに曰く、


安倍政権の支持率急落という絶好の好機に二重国籍問題などで孤立した蓮舫氏が代表を辞任する*1など相変わらずの民進党。元SEALDsの訪原健さんがそんな民進党にかねてより抱いていた違和感とは?
曰く、

今やほとんどの有権者は、「二大政党制を機能させるために、自民党ではなく民進党に投票しよう」とは思わないはずだ。有権者が知りたいのは、次にどんな政治を目指しているのか、どんな勢力として躍進していきたいのかということではないのだろうか。

 そのように考えた時に鍵になるもののひとつは、民進党が従来から掲げている「多様性」や「共生」の理念だと私は思う。

 今の民進党を見ていると、もっと愚直にそれを追い求めてほしいと強く感じる。党内の意見が多様なのは良いことだが、蓮舫氏の二重国籍問題の時のように、多様性を排除するような考え方さえも取り込んでしまうことが民進党の「多様性」だとしたら、それは本末転倒だ。

 二大政党の一翼になるために、やみくもにテリトリーを広げるのではなく、自分たちの立ち位置をもう一度考え直してほしい。

まさに困った「多様性」だけど、ここでマークしておきたいのは民進党の「二大政党制」への拘り。諏訪原氏曰く、

(前略)ずっと腑に落ちないこともあった。それは多くの民進党議員が「二大政党制」をキーワードにしながら演説を締めくくることだ。


政権交代可能な二大政党制の実現のために…」
「二大政党の一翼として責務を果たしていくために…」


 そういう枕詞をつけて、候補者や党への支援を訴えるのだ。もちろんバランスのとれた民主的な議会のあり方を模索するのは重要であるし、民進党にいたる歴史的な経緯を踏まえれば、彼らの語りは必然なのかもしれない。

 しかし「政権交代可能な二大政党制の実現のために…」と言われると、私たち有権者は、どこかおいてけぼりな気がしてならないのだ。政治というものは、社会的なエリートによる高尚な理念の実現のためにあるのだろうかとすら思えてくる。

まあ「二大政党制」ということ自体が評判の悪いものになっているが、私見では、「二大政党制」の長所と短所とをプラス・マイナスすれば僅かながら黒字になるのではないかと思っている。それはともかくとして、「二大政党制」が存立するためには何らかの差異(対立軸)がなければならない。伝統的には、所謂(Political Compass*2的な意味における)右翼と左翼、小さい政府か大きい政府かということになるのだろう。「多様性」は「二大政党制」を存立させる対立軸になるのか。私は、ならない、というか、なってはいけないと思う。「多様性」の肯定というのは、現代世界においては、一部の極右(或いは極左)を除けば、右か左かとか、小さい政府か大きい政府かとか言う以前の合意的前提(consensual premise)というか、〈政治〉が上演される舞台としての公共空間を存立させる要件でなければならないと考えるからだ。

「万引きよりショック」

『サンスポ』の記事;


石原真理子、万引の容疑認める…「おなかがすいたから」

8/4(金) 7:00配信

サンケイスポーツ


 女優、石原真理子(本名・デロウ真理絵、53)がスーパーで弁当などを万引したとして、警視庁本所署が、4日にも石原を窃盗容疑で書類送検する方針を固めたことが3日、分かった。

 先月18日午後5時ごろ、墨田区内のスーパーで弁当やお茶を盗んだ疑いが持たれており、同署に任意で事情聴取されていた。同署によると、石原は「おなかがすいたから万引してしまいました」と容疑を認めているという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000002-sanspo-ent

また、

石原真理子の万引き騒動で、口を開いた男たち

8/6(日) 7:00配信

文春オンライン


 7月26日放送『みんなのニュース』(フジ系)で、女優・石原真理子(53)が「コンビニで弁当とお茶を万引き」と報道されたことから波紋が広がっている。

「最近は目立った活動はないが、かつて一世を風靡した女優。衝撃的な話ですが、発生は18日で、警察も任意の事情聴取で処理している。母親は娘の万引きを否定。本人も29日のブログで『終了している事柄であり逮捕もありません』と反論。一部のメディアが故意に情報を操作し、騒動を拡大させようとしている、と訴えています」(ワイドショースタッフ)


 それでも久しぶりの石原の名に、芸能界は大きく反応。

「27日の『バイキング』(フジ系)では共演経験のある坂上忍(50)が『未だに3本の指に入るキレイな印象。ただ若干ちんぷんかんぷんな時もあった』と語り、薬丸裕英(51)も『独り言が変わっていた』と、事件には触れず“プッツン女優”と言われた時代の印象を話していた。ただ30日の『ワイドナショー』(フジ系)で松本人志(53)が『お腹が減ったから弁当を盗るってさ、もう“おサルさん”やん』と石原を揶揄するような言い方をしていたことが気になります」(放送記者)

 石原の名が出れば騒ぎが起きる。それは彼女の過去が如実に物語っている。

「19歳のときに出演したTBSドラマ『ふぞろいの林檎たち』で、お嬢さんらしい清純派女優として注目されましたが、やがて玉置浩二(58)との不倫が発覚。イメージは崩れました」(芸能デスク)

 破局後は渡米し女優はほぼ休業。米国人男性と結婚、そして離婚。帰国後の06年に自伝『ふぞろいな秘密』を出版。共演者たちとの恋愛を実名で書いて話題になった。

「09年には再会した玉置と復縁して世間を驚かせましたが、未入籍のままわずか6カ月で破局。それからは表舞台から姿を消していました」(同前)

 思わぬ形で再び名が出た石原。今度はどんな展開が?

「ブログでフジの報道に対しBPO放送倫理・番組向上機構)への申し立てを検討中とし、一連のマスコミの対応と併せ、過去の玉置まで非難。予測不能な人だけに先は読めません」(前出・放送記者)

 女優としての輝きを取り戻すのはまたお預けか――。

週刊文春」編集部
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170806-00003590-bunshun-ent

さて、


女子SPA!編集部「石原真理子の妄想ブログがホラー…万引きよりショックな“狂気の世界”」https://joshi-spa.jp/741304


石原真理子のblog*1が「誇大妄想、被害妄想、陰謀論、民族ヘイト。パターンどおりの狂気が詰め込まれ」た「完全なる電波系」だという話。
「電波系」か*2。彼女は「プッツン」と呼ばれていたのだった。「プッツン」は切断(unplugged)。「電波系」は「電波」を着信するわけで、繋がり(connectivity)を意味するだろう。切断から繋がりへの変化?