フィットの7スピードモードの考察
引き続きフィットネタですんませんが、私が乗っているホンダ フィット1.5T(2004年GD系)には7速(実際は8速?)マニュアルモード付きCVTが搭載されています。この7スピードモードについて分かったことを書いてみました。
Fitでこの7スピードモードをエンジン始動時に有効にする裏技って無いですかね...というのは、マニュアルモードでは燃費はかなり悪くなるけど、その分加速というかきびきび感が全く違うので.そういう機能が有ればいいなと思いました。
追記:CVTのマニュアルシフトモード・シーケンシャルシフトモードとは
無段変速なのに段を付けることには正直いうと、機能的な矛盾を感じますが...なぜこのような機能が付けられたのか推測すると.....ですね
CVTはMTやトルコンATのように物理的なギア切り換えが無いので運転していてメリハリが無くつまらない
→じゃあ、なんちゃってスポーツモードで擬似的にギアを作ってしまえばいいんじゃね?と考えられます。
→しかも6段以上にしてしまえば大抵のATやMTよりも段が多くて*1魅力的に見えるしいいかも
→採用
CVTには昔から変速レバーにL/S/Dのように2〜3段の段がコンピュータ制御で付いていたのでこれを応用して6〜8段作りましたって感じだと思います。ですので技術的には特に難しくないんでしょうね。このような多段付きCVTはスバルの軽自動車が先行していたような気がします。
詳しくはwikipedia等で調べてください。勉強になります。
マニュアルモード付きCVT のアルゴリズム
最近のCVT車の上級グレードには有段マニュアルモード付き(以後有段CVT)になっており、段数は大抵6〜7速というのが定番です。
最近の車だと、CVT 6-7段付きの車は、これだけあります。(2007,2010年加筆修正)
- ダイハツ ソニカ *2 →生産終了
- スズキ セルボ
- スズキ スイフト
- トヨタ カローラ/ヴィッツ/ラクティス *3
- トヨタ WISH/isis *4
- 三菱 コルト
- 三菱 アウトランダー
- 三菱 デリカ D:5
- 三菱 ギャランフォルティス
- マツダ デミオ
- ホンダ フィット/フリード/スパイク/エアウェイブ
- ホンダ ストリーム *5
- ホンダ オデッセイ
- ホンダ ステップワゴン
- 日産 ウイングロード
- 日産 TEANA
- 日産 ムラーノ/デュアリス/エクストレイル
- スバル レガシィ 2.5
- スバル エクシーガ 2.0/2.5
...など
さて、この有段CVTですが、自分含めてF1とかいわゆるTVゲーム世代な人たちにとっては、おとなのオモチャみたいなものです。
有段マニュアルシフトモード (シーケンシャルシフト)シフトチェンジ操作
操作はどのメーカも大体同じで、ステアリングの左右にパドルや+-のスイッチが付いておりそのパドルを引く・ボタンを押す等の操作をしてシフトチェンジします。ステアリングにパドルやボタンがない車種ではシフトノブをマニュアルのレンジに入れてから+−へ入れてシフトチェンジします。ステアリング・シフトノブの両方でシフトチェンジ可能な車種もあるようです。
注:
Fit(GD)系では一旦MTモードのボタンを押さないとマニュアルモードに移行しないようになっています。最近の車種では、パドルや+−ボタンでダイレクトにシフトチェンジできるようになってきています。
マニュアルモードではエンジン回転数をレブリミットくらいに上げようとすると、CVTの保護機能なのか自動的に変速して回転数を下げてしまいます。これはどうにもしようがないようです。
有段自動変速(AT)モード
※ Fit 1.5T GD系の場合です。他社車ではこのようなモードがない場合がありますので参考程度にしてください。
7スピードモードのボタンを1回押すと7速自動変速(AT)モードになります。シフトの状態は、メータ内に7セグデジタル表示されるようになっています。
この自動変速(AT)モードはCVTの無段変速ではなく、擬似的にAT車のような有段ギアが有るように自動変速するモードになります。これは一般的なトルコンAT車に乗っているのと同じような感覚になります。疑似ATですので、コンピュータでわざと1-7速のギア作り出すエミュレーションをしてということです。技術的に興味深いですね。
また本来のAT車と同じようにちゃんとギア飛び越え動作(キックダウン)もします。アクセルをいっぱいに踏み込んでやると2〜3速からいきなり5速に変速し、興味深い動作をします。キックダウン自体は、通常のCVTモードのときでも普通に行われていますので特別なことではないですけれどね。
ちなみにマニュアルモードでは、2速から5速にシフトアップなんてことは出来ませんでした。
↑仕様上シーケンシャルのため無理です。ボタン1回1回シフトチェンジしないといけないため。
シフトダウン時は連打すれば良いけど、シフトアップはエンジン回転数が一定以上、上がらないと変速しないようになっているため無理です。
ATモードはAT車の変速をコンピュータでエミュレートしていますが、実際は変速ショックやシフトアップ時のエンジン回転数が結構高めに設定されており、感覚としては、AT車の「オーバードライブOFF」にしたときと同じような感覚になります。また、通常のCVT無段変速モードに比べると常にエンジン回転数が高く維持されるため燃費が悪化します。
有段(AT/MT)シフトモード 時をより強力?にしたい場合
※ Fit 1.5T GD系の場合です。他社車ではこのようなモードがない場合がありますので参考程度にしてください。
シフトノブを通常のDよりSレンジしておくと、スポーツモードになります。これは、通常時よりさらに強力なエンジンブレーキ・加速感・変速ショックが発生する走行モードになります。正直、燃費と変速ショック・エンジン音が酷くなるため使えたもんじゃありません。通常はDレンジのままで十分です。
※Lレンジの場合は、7スピードモードには移行しないようになってます。(AT車で言う、D1・D2状態)
有段(AT/MT)シフトモード時の減速から停止時
スピードを落としていくと自動的に順にシフトダウンしてくれて、大抵は2速で停止します。冬道や上り・下りの坂道や、思いっきり減速したときは自動的に1速にまで落ちてアイドル状態になってくれます。(冬の雪道なんかは、エンブレが効くので重宝します)
減速時はやり過ぎだろうって感じにがくがくとエンジンブレーキが効いてしまうのであんまりおすすめできないです。ブレーキ踏んでないのに、急ブレーキがかかるような感触です...。この時、ブレーキランプは点灯しませんので後続車には十分気をつけてください。このあたりが後発・新型でマイルドになってるとうれしいのですが...。
機械的な負担はどうなのか?
ボタンやパドルの操作で簡単にシフトアップやダウンできてしまうわけなんですが.....おそらく、マニュアルシフトの動作をコンピュータでエミュレートしている分、普通のマニュアルと違ってかなり無理がきそうです。寿命とかあるんでしょうかね。
前に乗ってた車も軽のvivioはCVTだったけど、だんだんものすごい異音たててました。(戦闘機みたいな音です)
2004〜2010年までマニュアルシフトを普段から使ってますが、GD系Fitの持病である湿式多板クラッチのジャダーが発生するトラブルが数回有っただけ→ディーラーで面倒見てくれます。マニュアルシフトの頻度とのジャダー発生の因果関係は不明ですが...。
どういうときに使うのか?
燃費や静粛性を気にする人は使ってはいけません(w 第一、一般道を走る上ではほとんど不要ですもん。
とりあえず、猛烈に急いでるときとか、高速やバイパスに合流する際に一度マニュアルモードのスイッチを「ぽちっとな」してONにしてから、アクセルを強めに踏みこんで、加速してみてください。
路面に?合わせてベストだと思うシフトアップを自動でやってのけてくれます。
(当時のFit購入前の試乗で乗ったときは、えらく感激したもんです...)
自分で加速を引っ張りたいときは手動でシフトアップすればいいしね。
静粛性についてはマニュアル動作する=エンジンを吹かすわけでその分静粛性が犠牲になります。
Fitはまあまあ静かな方なのですが、4000回転〜5500以上上げると大変うるさいです。
(CVTで普通に運転してる分には4000回転まで上げるのは高速道路で追い越しするときくらいです。)
所詮エミュレート。
マニュアル車乗っている方にとっては笑える話で、最初におもちゃといったように、このCVT+7速はオマケに過ぎません。ま、好みの問題でしょうか。実際Fitにはマニュアル車出てしまいましからねぇ。
楽して、フィーリングを楽しむのなら良いと思います。
ええ、個人的にね。
豆知識:
知ってるかと思いますが、初期のCVT車やセミオートマ車は坂道発進時は下がります。クラッチの関係かと思いますが、仕組み上仕方がないみたいです。最近では、この坂道発進時のズリ落ちをなくそうと言うことで補助的にブレーキとアクセル・クラッチが自動的に連係動作する仕組みも出てきつつあるそうです。→ヒルスタートアシストと言います。
このヒルスタートアシストは上級〜高級クラス車には搭載されています。低価格車ではまだ搭載はまちまちです。
Fitの...
以前、Fitのドアにスキマテープを貼ってみると良いらしいを実験してみました。
ノーマル時に比べると、50〜70%静かになった気がします。
今日の天候は雨のせいか、そんなに静かでなかったけど、前よりはオーディオの音声が聞こえるようになったかな
↑貼れる範囲で隙間テープをきちんと4つのドアに貼ったところ、かなり静かになりました。1000円でこれは安いです。
特に、外から入ってくる高音がメッキリ減りました。快適です。
今回貼り付けたのは、スキマテープではなくてホームセンターで
売っている両面テープ付きウレタンを使いました。
1本幅2.5cm 長さ60cm 厚さ1cmほどのをまっぷたつに割って貼り付けました。
1本\200前後で、x5本買って \1000前後の出費でしたあ。
ちなみに、あとで見つけた市販のスキマテープは\500円前後でした。
そのホームセンターではなぜか、スキマテープが見つけられず...
今回のウレタンになってしまいました。まっすぐにカットするのがとても難しかったです。
ていうか、細かい作業が下手なだけですかね。
こういった、車の静音作業のことを「デッドニング」というらしいです。
本来なら、ゴム・ウレタンなどの素材からこだわったり、内装・エンジンルームなどのフェルトとか
も交換しないと意味がないらしいのですが、手っ取り早く静音化を体感できるのはドアに
スキマテープ貼り付けではないでしょうか。
スキマテープの色は黒が無難です。純正のゴムパッキンも黒色ですし..。
ウレタンは元々黒が基本ですので気にしないで良いですね。
休日なのに...
休日なのに、Sambaが止まったとかで電話が...
やっとこさ、調査したところ
TurboLinux 10 Server にpre-installされた Samba 3.0.6 を使用している状態で
毎週日曜日の4:02 のcron?が動いて SambaにSIGHUPが送らると、こけるようです。
↑去年もほかの環境で同じ障害があったから原因はこれだな。
cron自体の処理はログローテションっぽいんだけど SIGHUPで死ぬってのはどういうことですかね。
Turbo製のSambaは腐ってるとか?
ちなみにそのときのログはこれです。
(コピペできなかったので画像になってます)
OSのバグですかね。
それにしても、休みじゃ対処できないわよぉ...どううすりゃいいんだよ。