ビーコード「ビーサンバトルB」レポート

一個前のエントリー『ビーコード「ビーサンバトルA」レポート』の続きです。
なんかもうAのほうで良いネタを沢山見せられて感動してノリに乗ってしまって、ビーサンバトルBのチケットもスイミー船パラフィンキックがチケット売ってたので買ってしまいました。ということで、ビーコードビーサンバトルB」のレポートです。

MC:天津

話の内容が思いっきりAのジャンクションの続きになっていて、おそらくAの方から見ていた人たちなんでしょうが、フリの部分で笑いが起きていましたね、ここで後々にトークコーナーにまで続く、天津は二人ともホモではないかというネタ話に繋がっていきましたが、しかし今回の天津のMCは見事でしたね、力付けているというのを実感しました。正直、笑い飯や千鳥、麒麟、南キャンはさっさと東京に行かせて、ダイアンとかレギュラーはうめだ花月にまわして、アジアン、天津、NON STYLEを時期トップ組にすればいいやんと思いましたね。天津はbaseのイベントで積極的にMCに起用されるべきです。ノンスタにもいえることですけどね。

ベリー・ベリー 3位/15組中 101票 漫才「合コン」

本上まなみゲームとか上田歩武ゲームの流れとか、コンスタントにヒットはありましたが、ビーニ経験している、そこそこの知名度があるコンビということ考えると、このぐらいでは投票は出来ないなというのが正直な感想でした。3位の結果はそれなりに納得ではあるんですが、横で見ていた方がこの順位に不満を感じていたのも両方納得です。3.5点
あと、余談ですが歌ネタで、ちょっとだけ古い歌手の曲名やバンド名を言って、「歌のチョイスが古いなー」みたいな展開ってありますよね、これがbaseの年長さんの人たちやうめだ花月勢だと、T-BOLANというチョイスが多かったんですが、この世代の人はSHAZNAを選択する人が本当に多い(笑)、Aのほうでもspan!SHAZNAをネタに使っていたし、この辺の流行りというか、芸人さんが持ってくるところと言うのが似かよるというのは面白いですね。

牧戸上原 15位/15組中 25票 漫才「ミュージシャンになりたい」

メモで「図書館無許可」というのは、どんなボケだったか思い出せるんですが、もう一方の「お茶漬け」のほうはどんなボケだったかさっぱり思い出せない、まあその程度だったということで、ネタ中に「あーこれは落ちるわ」と確信してしまいましたし、一緒に見ていた方々もみんな口を揃えて厳しいという感想でした、1.5点

はやっさん 12位/15組中 47票 漫談「オカマ漫談」

僕は初見だったんですが、スミマセン、僕はネタ中にこの人は「ギャル男キャラ」だと思ってました(笑)。トークコーナーで「オカマキャラ」だと聞いてびっくりしました(笑)。
「(服のサイズが)LとMの間でエルム」とか自動販売機でどっちか迷って目を瞑って二つ押したら、どっちも“まろ茶”とか好きなフレーズが多かったのと、この漫談形式なら東のあべこうじと渡り合えるポテンシャルを感じたので投票しました。見続けている人には今日の出来は不満だったようですが、そういう点がこの順位になったんでしょうね、3.5点。

パラフィンキック 12位/15組中 47票 コント「怪盗ルビン(?)と銭形警部」

巡査に化けた怪盗が金塊を盗むというネタ、適当な感じが味と言えば味だし、面白いと言えば面白いんですが、さすがにこういうネタじゃあ評価のしようがないですよね、前回迷って投票しなかったコンビには、今回かなり甘く見ているところもあるんですが、流石にこれには投票出来ませんでした。3.0点

パステルモグラ 5位/15組中 84票 漫才「スーパーボウルを2階のベランダから落として遊ぶ」

というネタだったんですが、特徴あるツッコミの声を活かしたネタ運びで好感、「新妻のキャベツ切るリズムが崩れる」というツッコミ台詞は今日の一番フレーズ。投票、4.0点。
パステルモグラさんは以前にチケット購入の声をかけられて迷った末に断ったことがあるので、今回良いネタ見せて貰って下駄はかすことなく投票出来たのが非常に嬉しかったです。

暁 2位/15組中 138票 漫才「戦争に備える」

元・自衛隊員の人が自衛隊の服に見えんこともないような感じの作業服で登場して、戦後60年云々と語りだし→黙祷→「おまえらは平和ボケしてる」→入口の近くの人は違う、もしもの時にすぐに逃げれるようにしている→あの人は某国の工作員に違いない→ガスマスクあたりの畳みかけは見事でした。ほふく前進のネタがまんま水玉れっぷう隊のケンさんと同じでしたが、まあそこはご愛敬というか、いまのbaseの主要客層は知らんし(笑)。
暁は期待以上のことはしないけど、期待外れのこともしないので、こういう若手の劇場には貴重な存在ですよね、確実に及第点の計算は出来る、ただこういうコンビが一つステージ上がってビーニバトルとかになると途端に足下の弱さを見せるのも事実なので、次からは少し厳しくしたいですね、前回も投票して今回も投票しましたけど、今後は考えて投票したいです。しかし吉本の若手劇場というのは舞台でほふく前進する元・自衛官というのは随時標準装備ですか(笑)。4.5点

マシンガンズ 9位/15組中 61票 漫才「スモール星人→声高い」

ということがメモに書かれていた(笑)、とにかくコンビの背の低さとか声の高さとかを徹底的にテンション高くネタにしていたのだけは覚えています。「俺は水野真紀派じゃなくて岡江久美子派」「オールガスじゃなくてオール電化ってことやね」という近畿地方限定ネタとか、「昨日二分しか寝てないねん」というあたりは面白かったけど、多分ワザとやっているであろう古くさいテンション芸の展開が楽しいと言えば楽しいけど、まあここが限界かなという感じでしたね、個人的には舞台が終わった後出待ちしていたファンに向山さんが「面白かったです」という呼びかけに対して「いやー勢いだけやから」と対応していたのが一番面白かったです。3.0点

ゼミナールキッチン 6位/15組中 77票 漫才「ラーメン屋になりたい」

ラーメン屋になりたい相方にラーメン屋にとって一番大事なのは、麺が湯下上がったときに、振るときのチャッチャッが格好良くないといけないと指導するネタでしたが、後半かなりテンポが悪くてグダグダになっていて、僕には厳しく移りました、一緒に見ていた方は評価していたのですが、僕は6位でも高すぎると思いましたね、2.5点

金時 1位/15組中 148票 漫才「小学生がやるしょうもない遊び」

手をつくって『ここ6階、ここ1階、3階どーこだ』といって、間に挟んだ手を叩くというイタズラをモチーフにしたネタでしたが、途中でボケのオチを先に言ってしまうとか、大事なところで噛んでしまうというミスが連続したんですが、その全てのミスの箇所において、そのミスを巻き返しに使う手業が見事で、これが一位になるのは納得出来ない人もいると思いますが、こういう時に芸人の地力が出るというのは真実だと思います。本当は5.0点だったけど、まあミスがあったこと自体はアレなので4.5点、当然投票。

夜盗賊団 7位/15組中 70票 漫才「ウチのオカンは凄い」

MCの天津・向君に今日の出演者紹介の時に『オタク心をくすぐるコンビ名』と紹介されていて、何となく分かるような気がすると思いました(笑)。いきなり「どーうもワンパリチキンです」と自己紹介したり、とにかく色々と卑怯でした(笑)。とりあえずほとんど覚えていないんですが、とにかくやってる最中は楽しかったし、初のビーサンでこんな卑怯なネタをやりきったことを評価して投票しました、点数自体は3.0点ぐらい。

ビタミンS 14位/15組中 43票 漫才「実家の宅配寿司をやってみる」

兄妹コンビ、お兄さんが下着が透けているYシャツを着ていたりするのはキャラ作りなんでしょうね、古いというかオジンキャラをお兄さんの方は作っている印象なのと、男女コンビで女の方がツッコミというのは珍しいなと思いながら見ていましたが、評判結構高く聞いていたのですが、残念ながらそれほどでもなかったというのが印象でした。お兄さんの方はランディーズの中川さんに雰囲気がそっくり、若い頃ではなくいまのオッサンキャラになってしまった後の中川さんね(笑)。3.0点

ささえとうき 9位/15組中 61票 漫才「困ったこと→閉所快感症」

今日のサプライズ・第二弾がここでした。いや正直、この順位はそれなりに納得ですし、今回のネタの完成度とか笑いどころの数とかは大したこと無かったんですよ、実際僕は前半は「これはやりたいことは分かるけどダメだわ」と思ってましたし、ただ後半になってボケに対してボケで返して最初にボケた人がツッコミというパターンになってきて、ツッコミ台詞がボケになっていたり、ボケとツッコミの役どころが変幻自在になってきて一気に勢い付きましたね、はっきりいって現時点では各個別のボケが弱いし、漫才全体の構成もマイナス要因は多くあるのですが、牛若丸にしてもささえとうきにしても、ボケとツッコミの役割分担が極めて曖昧で、その交代劇の手際の良さは目立ちました。
牛若丸はカウスボタン、阪神巨人のような手際の良さを感じましたが、ささえとうきには笑い飯の進化版という評価を与えるしかないように思います。いやここまで牛若丸とささえとうきが自由自在にボケツッコミの入れ替わりを扱っているのを見ると、笑い飯の昨今のボケツッコミの入れ替わりのRPGのようなターン制がいかにわざとらしいか、テンポを乱しているかが露呈してしまったように思います。
とりあえずささえとうきにも牛若丸にも現状で、M-1ファイナリストの力は全くありませんが(正直準決勝もどうかわかんない)、しかしこれが完成すれば確実にファイナリストになれる素材を見せつけたのは間違いないと思います。それぐらいポテンシャルというのもちょっと違うんですが、今後に期待出来る材料を見せてくれたと思うと同時に、M-1の審査員が笑い飯とささえとうきと牛若丸を同時に見たときに、もう既に笑い飯のパターンは古いモノになっている、「Wボケ、Wツッコミ」の形を進化させているコンビがいるということを見たら、少なくともいまの笑い飯の出来では、笑い飯を決勝に残そうという気持ちにはならないでしょう。というよりこれで笑い飯を残したら、来年から準決勝の審査員は全替えするべきだし、いまの笑い飯を決勝に上げたところで恥かかせるだけ、本人達のためにもやめてあげてほしい。
こういう形で笑い飯のやってることを、より高度に高いステージでやろうとしている人たちが一気に二組も出てきたことは凄いことです。2005年8月7日は笑い飯が過去のモノになった日として、漫才界の歴史に残る日になったと思います。ささえとうきには当然投票、4.0点

鯉女房 11位/15組中 57票 コント「神様と生まれる前の魂の対話」

生まれる前に神様の前でくじ引きをして、今後の人生の運命を色々と決めるというコント。まあ普通でした。3.5点

ネゴシックス 4位/15組中 85票 コント「七夕の短冊」

エンタでもやっていた町内会の七夕の笹を片付けた短冊を読むネタ、正直「10年後、この笹の下で会えますように」→「おおっすまん片付けてしまった」というところしか笑える箇所はありませんでしたが、常連のお客さんに連れられたお友達が投票していたように日曜日ということで初見の人が集まるビーサンではそこそこ健闘出来ましたが、平日のビーニバトルでは厳しいだろうなあ、というかビーサンバトル一発目で昇格バトルへの参加確実という得票集められなかったのはネゴシックスの地力や知名度考えるとキツイです。ビーイチで最近苦労しているレギュラーもそうですが、このあたりのテレビの人気者でネタを作っている暇もない売れっ子はさっさとうめだ花月やルミネに移籍させてやってほしいです。正直、この辺に若手のネタバトルに参加させるのは誰のためにもならない、2.0点

スイミー船 8位/15組中 65票 漫才「桃太郎」

正直、いまさら桃太郎という設定のネタされてもなあというのが正直な感想、引きこもりの子供を説得するというネタがりあるキッズのネタのイメージが色濃いように、桃太郎は完全にシャンプーハットのイメージですし、それを越えないと投票はされないでしょう、ビーコード見に来るような客はそのぐらいシビアですよ、2.5点
ということで、span!、金時、暁あたりの地力、日刊ナンセンス、極悪連合のマイワールドの確立、そして牛若丸とささえとうきが確実に笑い飯を凌駕する可能性を示した、非常に価値のあるビーサンバトルでした。島田紳助じゃないですが、感動しました。牛若丸とささえとうきはこの流れを完成させてほしいなあ、今年のM-1には間に合わないかも知れないけど、じっくり作ってほしいです。いやー素晴らしかった。

ビーコード「ビーサンバトルA」レポート

以下、全て出番順です。論評の最後に僕の点数(5点満点評価)と票を入れたかどうか、そしてコンビ名の後に実際の順位を書いておきます。
一応、今回のABともに見た感想としては「笑い飯が過去のモノになった日」というところで今回のライブは今後語れそうな予感もしています。サプライズがありました。

MC:ジャンクション

笑い飯のオールナイトイベント後の登場、全く飲めない下林さんが昨日のイベントで酒を飲むコーナーで、去年一年の酒量を確実に越えるだけ飲んだということで、見た目明らかに二人とも疲れていました。
原田さんが「いらっしゃいまっせー」ってやらなかったのは、最近のMC時の仕様なのか、疲れていて忘れたのかどっちなんでしょうか?
ライブの後で千日前で下林さんが単独イベントのチケット売るために立っていたんですが、物凄い疲れていて怖い顔で突っ立っているだけで、あんな顔してたらファンも買いにいかんわと思っていたら、案の定見ている限りは全然話しかけられることすらありませんでした(笑)。

少年ギャング 9位/15組中 58票 漫才「ジャンケンで負けたことがない」

ボケの方が「オレ、ジャンケンで負けたことないねん」といってジャンケンしてあっさり負けて、「ジャンケンポンポンなら負けない」とかいって、色々とオリジナルの歌やフリでジャンケンをしていくネタ。
悪くはないというか、極めてbaseの客層にあっているネタでしたが、ただ正直勝ても負けもしない安全策のように思っていたら、本当に再来週の二回目を待たずに昇格も残留もなさそうな順位に落ち着いてしまいました。これでも2002年M-1セミファイナリストなんだけどなあ。3.0点

メキシコの風 15位/15組中 14票 コント「アンパンマン世界の恋の話」

この人のパターンの恋の話らしいのですが、カバ男くんがバタ子さんに発情してアンパンマンが止めに入って二人でバタ子さんを取り合ってジャムおじさんが仲裁してとかそんな感じ、正直、メキシコ風なキャラ演出はネタに織り込まないのなら止めた方が良いかも。2.5点

ダ・ヴィンチ 2位/15組中 125票 漫才「合コン」

今日30組全部の中で純粋に笑えたというところでは、ここが一番面白かったです。
二人とも胸にスケッチブックを持って登場して、いわゆる“心の声”をフリップに出していきながら展開するネタで、終始大爆笑でした。ネタバレも避けたいというのもありますが、すっかり填ってしまって、このネタの最中は全くメモ取っていなかったので、以上、いやとりあえずホンマにこれは見てほしい。このネタ一本あれば今年のM-1準決勝には確実に上がってくるでしょう。フリップネタはパターンいくつか持ってもいるようですし。5点、当然投票。

なぎさ 4位/15組中 107票 漫才「引きこもりの子供を説得する」

このコンビは技術的にしっかりしていて、確実に3分間客席に笑いを途切れさせないコンビではあるのですが、ただ目新しさがないし、奇抜な発想とか、これはなぎさしか出来ないという点がほとんど無いんですよね、そういうところで6月のビーコードで見に行ったときも迷った末に、これだけ笑わせて貰ったんだからと投票したのですが、今回は前回と比べて客席の笑いも大人しめだったし、こういう漫才コンビがよくやる設定で、具体的に他のコンビで、この設定なら他に面白いコンビが具体名を挙げていえる設定でやられると、流石に投票は出来ませんでした。3.5点。

span! 1位/15組中 137票 漫才「漫才師の職業病→煙草のポイ捨てを注意する」

前半は職業病で電車でお年寄りに対してつい、ツッコミやボケをしてしまうというネタ、「ゲンセキ」でやつているコントもそうですし、先月のbaseの「新ネタライブ」でもそうでしたが、このコンビは漫才のボケやツッコミという約束事を利用したネタが得意ですね。
後半はツッコミのほうの不良キャラとか、ボケの方の男前でかわいらしいキャラを利用したネタでしたが、正直、この辺はちょっと食傷気味かな、正直そんなに好みの展開ではありませんでしたが、かなり笑ったし、客受けもナンバーワンでしたので投票しました。4.0点

☆ciao☆ 11位/15組中 35票 漫才「スーパースターへのインタビュー」

スターとレポーターのやりとりのネタで、押しかけてくるファンがレポーターの方のファンとか、随所のボケに光るフレーズはあったのですが、ちょっと絶対の構成が甘過ぎて、正直どうかと思いました。固定ファンもいるだろうし落ちることはないんだろうなと思ったのですが、結構ヤバイ順位と得票になっていますが、今回は下がちょっと確定っぽいのと、このコンビはこういう追い込まれたときに確実に安全圏の点を取れるネタはあると思うので落ちることはないでしょうね、ただこの手の正統派漫才のコンビがビーサンから上がることも下がることもないポジションに居続けるというのが、実は一番タチが悪いんですけどね。2.5点

日刊ナンセンス 7位/15組中 68点 漫才「大阪市営地下鉄環状線

地下鉄に乗った時のことを話して、「ブルーなことがあったんですよ」「ブルーということは四ツ橋線か!?」と、大阪市営地下鉄の路線図の色分けに関連付けていくというネタから、自分の方が環状線が好きだという言い合いから、環状線の駅名を言葉尻に付けるダジャレを言いあうという、往年のWヤングを思い起こさせれるまさかのダジャレ漫才に突入、いや日刊ナンセンスがそれをやっているというのは噂には聞いていたんですが、正直ダジャレ漫才の切り口とかダジャレの合間に挟まれているフレーズの斬新性とかが素晴らしく、一緒に見に行った古典などに詳しい方も「ベタなオチや設定を切り口を変えて新しくしている」といくつかのコンビを誉めていましたが、おそらくこのコンビのことがアタマにあったのではないかと思いました。当然投票しましたが、自分的には『村野井がバイトを辞めた理由』のショートコントシリーズのほうが好きだったかなあ、あれはいまだに思い出し笑いします。「村野井の給料はお客の善意が時給♪」というブリッジは、この後何年か思い出し笑い出来る自信あります。3.5点

ママ・レンジ 10位/15組中 53票 漫才「こなきジジイ」

「夏だから妖怪とか出てきますよねえ」というネタ振りから始まって、こなきジジイが色々とボケていくネタでしたが、僕は結構好きだったのですが、正直、ママ・レンジぐらいキャリアがあるコンビがビーサンバトルでこの程度しかやれないのは辛いなあと思いましたね、その辺が僕は結構楽しんだけどだったけど投票出来なかった理由、正直、今月はヤバイかも落ちてしまうかと思ったけど、まあ及第点の笑いとれていたし、日曜日ということで一見さんが多いビーサンバトルでは上がりもしないけど、落ちようもない感じでしょうか、公平が八木軍団Tシャツ着ていたのは嬉しかった(笑)。4.0点

鎌鼬 3位/15組中 111票 コント「弁護士事務所」

今月からビーコード入りした新顔、正直設定とかに全く目新しいところはなかったし、ボケにもそれほど珍しいモノもありませんでしたが、ここまでうまく畳みかけられたら投票しないと仕方がない。「あっ!」っていうべきところを「らっ!」といったりとかとにかく全てのボケがベタベタだったんですが、とにかく畳みかけが巧かった、手元のリアルタイム採点は低かったけど投票しました。3.0点

トレイントレイン 13位/15組中 22票 漫才「プールの監視員」

とにかく酷かったということしか覚えていない。ヤクザの客どう注意するとかそんなネタだったような、一緒に見に行った古典芸能やってる方が唯一ネタが終わった後に「これはちょっと酷かったね」とネタ終わりに始めて否定的な意見を言うために声をかけてきたぐらい。1.5点

極悪連合 6位/15組中 92点 漫才「どんなに悪いかアピール」

僕は先月に中村こと旋から前売りを買っていたのですが、今回の連れがまだチケットを持っていなかったので、NGK前で手売りしていた極悪連合のMr.Xさんとウルフさんから購入しました。
MCのジャンクションと同期ということで、ブリッジの司会のトークで弄られていましたが、その一貫でMr.Xさんが本名思いっきりばらされていました(笑)。Mr.Xさんは先々月の中山功太司会の際も「Mr.Xは謎なだけで、別に悪くない」と弄られておいしいなあ(笑)。
えーネタはいつもの自分たちが悪いかアピールで、いつもの内輪ネタが「ジャンクションのアホー」ぐらいだったのですが、会場のbase常連が「極悪連合の場合はなにをやってもOK」という空気を作っていたのを利用して、一見さんにも受け入れられる伸び伸びとしたネタの展開をしていました。
正直、前回みたときのほうが完成度の高いネタでしたが、今回は何か極悪連合を包む良い空気だけでなく、きっちりとそれを利用出来るくらいに力を付けているのが深く印象に残りました。ネタの出来だけなら2.0点ですが、総合的に見て4.5点、投票しました。あっあとネタ終わりのトークコーナーに入らなかったのは残念。

牛若丸 5位/15組中 102票 漫才「バイトの面接で印象を良くする」

今日のサプライズ一発目、バイトの面接の際の印象を良くしようという話で、「芦屋から来ました」とか「宝物は“人との出会いです”」と答えるとかいうネタだったんですが、ここはツッコミがいちいち変だったんですよ、つまりツッコミ台詞がそのままボケになっていて、要するに笑い飯パターンの「Wボケ、Wツッコミ」のネタ運びだったんですが、ボケとツッコミの入れ替わり方が自然で最初、ツッコミ台詞が変で面白いなあとか思ってみていました。正直、笑い飯が「Wボケ、Wツッコミ」の切り替わりのターン制をこのまま続けて袋小路に陥っていったら、取って代わられる可能性は充分にあると感じました。ただ現時点では僕も全体的にどんな構成だったのかとか、メモしていた部分のところでのボケが思い出せなかったり、全体的にフレーズ、構成に甘いところはありますが、やろうとしていることの枠組みが明らかに現状の笑い飯より上で、これは完成したら大化けすると思いました。
正直、牛若丸は評判も聞いていたので、あんまり期待していなかったし、事実一緒に見ていた人も驚いていたし、後でこの舞台を見ていなかった人に「牛若丸が良かった」といったら驚いていたぐらいですから、これがよっぽどのサプライズであるか理解して頂けるでしょうか? とりあえずこの出来でも充分に今年のM-1で準決勝には残れると思うし、ネタの完成度が高まれば数年の内にM-1ファイナリスト狙えますよ、マジで。4.5点、当然投票。

中村 14位/15組中 15票 漫才「河童が遊びに来る」

エンプロの旋さんが名前を変えてお忍びで受けたら通ってしまったビーコードということで、色々とお喋りもしていたで、正直サポーターぐらいの気持ちで見ていたのですが、これで点を入れたらこの人たちのためにならないという内容でしたね、次に期待したいです。2.0点

スーパーZ 12位/15組中 31票 漫才「ペットを探すバイト」

正直、このネタの出来でこの得票はキツイというか、baseの客層とスーパーZがあっていないとしか言えないわ、こういうコンビはさっさとうめだ花月に組み込むとか、東京行きを勧めるとか吉本さんに色々と考えてほしいです。今年のM-1はまた普通に準決勝には上がれるでしょう。ワニのネタクラスのネタを量産出来るようになっていると思います。投票、5.0点

西海岸's 8位/15組中 61点 ショートコント「言葉に出来ない」

3ヶ月振りのビーコード復活ということで、「ゲンセキ」でお馴染みのオフコースの「言葉に出来ない」に乗せてのネタでした。まあ久しぶりに返り咲いて落ちれないですからね、ここはテレビでお馴染みのネタで守りにはいるのは仕方ないけど、ちょっと残念。採点不能ということでお願いします。
ということで、日刊ナンセンスと極悪連合が地力を見せてくれたのと、牛若丸の衝撃が大きかった8月一回目の「ビーサンバトルA」でした。「ビーサンバトルB」のレポートに続く、この日のライブの総括もそちらでまとめて行います。

「世界64億の1位」

世界陸上、結構ベタに感動している自分に対して、一気に冷や水浴びせてくれるあのテロップは余計すぎ、一気に醒める、その辺の煽りとか、変な選手に対するキャッチフレーズさえなければ及第点なんだけどなあ、TBSの世界陸上中継、マイナー競技も結構フォローしてくれるし、織田裕二はもはや芸術の域だし(笑)。

G1新設!有馬前週に「短距離3冠最終戦」

GIレースが繁殖馬選定レースなんてことは、もう誰も言わなくなってることだけどさ、あえて言わせてもらうと、日本で国内のスプリントGIを勝った牡馬が、特に主な勲章が高松宮記念しかない種牡馬の苦戦っぷりとか、キングヘイローアドマイヤマックスのように他路線から来た馬にやられている状況を考えれば、現在の既存のスプリントGIの価値すら危ういし、同時期のCBC賞の近年のレベル低下考えたら、よく12月のこの週に短距離GI新設なんてこと思いつくよ、大体この週にGIの狭間が出来るのが嫌だったら、なんでスプリンターズSを10月に移したのか、全く意味が分からないです。
GIをどうしても新設したいというのなら、春先に中距離GIを一つ増やすことのほうが、よっぽど急務なんじゃないでしょうか。あと香港の国際レースへの流出を防ぐというのは、ちょっと取って付けた感じですよね、それだったら春に中距離馬がアジアの国際レースに流出しているのを防ぐという大義名分も可能でしょう。不思議というより不可解で、阪神改修のこけら落としとかのお祭りのためだけにGI新設というのならたまったもんじゃない。ただでさえスプリント・マイル路線が盛り下がっているときにやるテコ入れとしては明らかに間違ってるでしょう。
でも香港遠征が流出と危惧する声なんて上がってたんだ、でもこれもGI増やしたい理由として取って付けた感ありすぎるよなあ、そもそも香港とはいくつかの国際レースで今後もサーキット組もうと入ってる間柄なんだし、喧嘩売る理由もないと思うんですが、つーか行く馬は行くでしょ、中距離寄りのマイルの活躍馬とかは、香港の方選ぶだろうし、日本にはまだいないけど直線1000mがベストのピュアスプリンターとかも、阪神1400mよりも直線1000mのGI求めるでしょうし、あといまのCBC賞をどこに持っていくのかも気になります。12月開催の一週目に持ってきて新設GIの前哨戦にするのが最有力なんでしょうが、それは正直マイルCSのレベルを削ぐから絶対に止めて貰いたい。夏のテレビ愛知オープンと入れ替えるか、高松宮記念の開催月の一週目に持ってきて、同時期の阪神阪急杯を7月の阪神開催に持っていって、函館スプリントSも後ろにずらすというところでしょうか? なんだかなー。
つーか、1400mのGI作るのなら、ビコーペガサススギノハヤカゼが現役のうちにやって欲しかったよ(苦笑)、というよりスワンSをGIに格上げすれば良いのに土曜日のGIはもうJCダートで実績作ったんだし、新設レースだとレース名のネーミングセンスがここしばらく非常にダサイという違う次元の危惧もあります。阪神ウインタースプリントSなんてレースになるの目に見えてるもん。
結局、スプリンターズSの時期移動が失敗だったということで、それを認めることもしたくないということなんだろうな、なんかJRAの最近の番組表の作り方とかは良い感じだったので、ここに来てこの計画は残念の一言に尽きます。香港とは日本もいっぱい行くけど、そっちもいっぱい来てねという関係を築くべきでしょう。やっぱり箱庭でやりたいというJRAの本音が露呈した感じがします。
岡田総帥がダーレーの国内展開の話の時に、鎖国を解く順番は国内の人や馬が出国しやすくする方が先、受け入れるのはその次という趣旨の話をしていましたが、JRAにはそのつもりは全くないままに、ダーレーという出島だけが残るんでしょうか。なんでここしばらく良いムードになってきたことを自分たちでぶち壊すんでしょうね。
春先に中距離GIを中山記念大阪杯のGI昇格のほうを強く希望します。中山記念大阪杯)→香港→シンガポール宝塚記念で東アジアの中距離サーキット作った方がよっぽど売り上げ的にも競馬界のためにもなると思うんですが……。
Sponichi Annex

以上、とりあえず「おとなり日記」より。しかしmilkyhorse.comが夏休み中なのが惜しい。

このあたりもご紹介、直線1000mはもうちょっとレース数が増えて直線1000m自体の経験が馬も人も増えてからでないと難しいと思います。GIにしてみたら質が後から付いてくるという、スプリントやダートとは事情が違うような気がします。新潟1000mレース見る限り、騎手が慣れてなさすぎで、GIのパフォーマンスが見られるとはとても思えない。

ホイットニーHでコメンテーターがGレース初制覇

コメンテーターは地元のニューヨーク州産馬のニューヨーク州の厩舎の所属馬、アメリカ競馬のニュースでケンタッキー州産以外の活躍馬の話を、最近特に良く聞くようになった印象あります。この辺がそのままその国の持つ競馬全体の底力なんでしょうね。
SANSPO.COM

新しいキーボードの使い勝手

うーん、このスーパーフラットというの、どうも僕には使いにくいかもなあ、なんか単純にこのキーボードの底の低さが、机の高さとかにあっていない気がしてきました。昨日からずっとキーボード叩いていると、背中にはっきりと負担を感じます。いままではキーボードを机からはみ出させて、マウスパットを身体の近いところにおけていたけど、脚を立たせないと使いにくくて仕方ないので、足を立たせておくためにはキーボードを机からはみ出させることも出来ないし、慣れたら最後こっちが当たり前になるのも早いんでしょうけどね。
しかしテンキーとFキーのロック機能って必要なんでしょうか? しかも起動時にはロックされた状態って、Fロックいちいち解除、これも慣れたらロック解除自然とするようになるんでしょうが、結構うっとい。