1回だけライブにいったなぁ

UAの原点を感じることができる1stにして大ヒット作『11』
(music.jpニュース 3月16日(水)18時0分)


歌手活動20周年を迎えたUAが約7年振りとなるオリジナルアルバム『JaPo』を5月11日にリリースする。タイトルはアイヌ語で“陸の子”を意味する言葉に由来していて、UAのメイクは縄文美術にインスパイアされたものだというが、いかにも彼女らしい。1995年にシングル「HORIZON」でデビューを果たしたUA朝本浩文がプロデュースを手がけた「情熱」のヒットでブレイク。そのエキゾティックで鮮烈なビジュアルと憂いと野性味を兼ね備えたヴォーカルがシーンを騒がせることになる。そんなUAの記念すべき1stアルバム『11』はサウンドのアプローチが変化しても音楽を通して伝えたい本質が今、現在もブレていないという意味で“原点”と言える作品だ。ざっくりと言ってしまえば人間もまた自然の一部だというメッセージ。UAは当たり前で忘れてしまいがちなことを体現し続けている歌い手であり、芸術家である。
★絶対的な“孤独”を内包しているヴォーカリスト
京都の嵯峨美術短期大学中にジャニス・ジョップリンアレサ・フランクリンといった個性爆発型シンガーに影響を受け、シンガーになることを決意したUAは1994年にジャズクラブで歌っているところをスカウトされ、デビューを果たすことになる。初めて彼女の歌声に触れた時は「とんでもないシンガーが出てきた」と思った。ソウルフルで歌の上手い女性シンガーは数多くいるが、彼女の歌声の奥には何とも言えない哀しみが漂っていた。と同時に、その声は大地やどこまでも広がる空をも感じさせてくれた。寂しいとかセンチメンタルな意味ではなく、UAの歌は絶対的な“孤独”を内包しているのである。そういう意味でも、2000年に浅井健一AJICOを結成し、活動していたのには思わず納得。UA浅井健一、ふたりの表現者にはジャンルは異なれど同じ匂いが漂っていたからだ。
現在は3人の子供の母親でもある彼女だが、『11』をリリースした時はまだ24歳。どんな人生を歩んできたのだろうと思わせる深みと説得力のある歌はもちろんだが、その肉体を惜しげもなく晒し、こちらを真っ直ぐに見つめるジャケット写真ひとつとっても、この歌い手はタダモノではないと感じる。と同時に、いつまでもミステリアスな生き物のままでいてほしいと思う稀有な存在。現在は沖縄のやんばるに暮らし、自然と共に生活しているとのことだが、そんな生き方も含めて本能に忠実なUAらしい。
★アルバム『11』
1stアルバムにして、90万枚を超えるセールスを記録した大ヒット作にして、名盤。プロデューサーとして参加しているのは朝本浩文(ex.ミュートビート)、大沢伸一モンド・グロッソ)、現在もタッグを組んでいる青柳拓次リトル・クリーチャーズ)、竹村延和COBAなどそうそうたるメンバーが手掛けた、クラブミュージックをベースに民族音楽のテイストも盛り込まれたサウンドはオーガニックというよりは、コンクリートを感じさせる洗練されたテイスト。そこにUA有機的で赤い血を感じさせるヴォーカルが乗ることによって生まれる化学反応が何とも神秘的で心地良いアルバムに仕上がっている。
人気がブレイクするきっかけとなった「リズム」やUAの存在を世の中に知らしめた「情熱」のダブヴァージョンも収録。パーカッシヴでゆったりとしたグルーヴとサビの抜けるメロディーが秀逸な「落ちた星」や、のちの「悲しみジョニー」にも通じる憂いと色気を含んだヴォーカルにドキッとさせられる「ゼリー」、本作の中では素朴でシンプルなアプローチで名曲と評価が高い「雲がちぎれる時」、民謡的アプローチの「水色」などリピートして聴きたくなる楽曲が多く、全体的には当時のトレンドを取り入れたサウンドなのに、今聴いても不思議とまったく色褪せていない。UAの存在感のある歌声が真ん中にあるゆえかーー?

7年!!
期待してもよさそう、かな。

そもそも無理だった

USJが沖縄に進出できない本当の理由とは…?
(週プレNEWS 3月12日(土)6時0分)


「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)からは継続検討中との話が内閣府に来ている。政府として、できる限り支援する考えに変わりはない」


衆院予算委で、USJの運営会社が沖縄進出計画の撤回を検討していることについて、菅義偉(すが・よしひで)官房長官がこう答弁したのは3月1日のこと。
安倍自民にとって、テーマパーク誘致は実質、基地問題とワンセット。沖縄県民が辺野古に基地を受け入れる見返りに、巨額の経済効果が見込める巨大テーマパークを誘致してやろうというのだ。
だが、いくら菅官房長官が政府支援をちらつかせて慰留しても、USJが沖縄に来ることはなさそうだ。経済誌記者がささやく。


「昨年秋、USJの運営会社が米メディア大手の『コムキャスト』に買収され、経営陣が代わったんです。その新しい経営陣が“採算が取れない”と、沖縄進出に難色を示しているんです」


やっぱり、USJ沖縄は夢物語に終わりそう。官邸はさぞかし悔しがっているに違いない。USJ沖縄は頓挫(とんざ)すると昨年夏から指摘していた沖縄国際大学大学院の前泊博盛(まえどまり・ひろもり)教授が言う。


「そもそも最初から経営合理性の裏づけが全くない構想でした。USJのような巨大テーマパークは、沖縄を訪れる観光客が年間1千万から2千万人いないと経営的に成り立たない。ところが現在の年間観光客は700万人に過ぎない。どう考えても計算が合いません。観光客を増やすには1本しかない那覇空港の滑走路を2本に増やすしかないが、それでも年間1300万人が限界とされています」


また、前泊教授は県民の強い反発も指摘する。


「菅官房長官は、今年1月の宜野湾(ぎのわん)市長選の直前、ディズニーリゾートの誘致についても『全力で取り組みたい』などと言っていましたが、県民は基地問題のバーターでくるようなテーマパークはいらないんです。
しかも許せないことに、官邸はUSJ沖縄を本島北部、本部町(もとぶちょう)の海洋博公園に誘致するつもりでした。同公園は県と国でつくった沖縄美(ちゅ)ら島財団が管理運営。人気の『美ら海水族館』開設などの努力が実り、年間400万人もが訪れる観光名所になっています。
ところが誘致計画は運営にUSJが入る代わりに沖縄美ら島財団が外される内容。せっかく観光名所になった所を、国の独断でアメリカ企業に無料で明け渡すなんて露骨な沖縄外し、いじめです。地元の反発は必至でした。『ユニバーサル・スタジオ・オキナワ』の頭文字をとって略すと、『USO[ウソ]』となる。USJ沖縄構想は最初から嘘物語になる運命だったんです」


では一体、どんなテーマパークだったら沖縄県民は受け入れるのだろうか。


「地元の人からすれば『アメリカの基地で困っているのに、なんでまたアメリカのテーマパークなんだ』という話です。
もし本気でテーマパークを造りたいなら、外国のコンテンツではなく、例えばジブリアニメのような日本のコンテンツを楽しめる場所にすればいいと思います。県内各地の基地をなくせば、50haを超える基地跡地がいくつも生まれます。海に近い場所があったり、山の自然に囲まれた場所もある。
そこにトトロやナウシカなどをテーマにした施設を造れば、沖縄本島全体をテーマパークにだってできる。新基地建設のバーターでもなく、アメリカのコンテンツでもない。これなら沖縄県民も歓迎できますよ」(前泊教授)


確かにジブリパークは見てみたい。官邸の皆さん、実現できたら支持率うなぎ上り間違いなしですよ!

何もしないのがベストな気がしている。

幽霊というよりファンタジー

あの世とこの世をつなぐ 被災地で“幽霊タクシー”が話題
週刊女性PRIME 3月11日(金)16時0分)


被災地のタブーにまじめに挑んだ東北学院大・工藤優花さんの卒論が大反響。宮城・石巻のタクシー運転手に聞いてみると……。
タクシーの運転手が後部座席を振り返ると、乗せたはずのお客さんが消えていた。よくある怪談話のパターンだが、被災地のそれは結末がだいぶ違う。


《震災から3か月くらいかな? 記録を見ればはっきりするけど、初夏だったよ。深夜に石巻駅で待機していたら真冬のふっかふかのコートを着た女の人が乗ってきてね…》


東北学院大学4年の工藤優花さん(22)が卒業論文のテーマに選んだのは、『被災地のタクシードライバーの幽霊現象』だった。冒頭の証言は、工藤さんが約1年かけて運転手から聞き取った体験談のひとつ。タクシーに乗り込んだ30代くらいの女の人は、運転手に「南浜まで」と告げた。
「あそこはもうほとんど更地ですけど、かまいませんか? どうして南浜まで? コートは暑くないですか」
そう尋ねる運転手に対し、震える声でこう返したという。
「私は死んだのですか」
驚いた運転手が「え?」とミラー越しに後部座席を見ると、女の人は消えていた……。


別の運転手は、真夏の深夜にコートやマフラーをした小学生くらいの女の子を乗せた。自宅に着くと「おじちゃんありがとう」と言ってスーッと消えた。降りるとき、確かに手に触れたという。
なぜか若い乗客ばかり。ほかにも幽霊とは思わず実車のメーターを回し、自腹を切った運転手もいる。
宮城県石巻市によると、太平洋沿岸部に広がる同市では、東日本大震災による直接死・間接死と行方不明者を合わせると3975人を数える。
工藤さんはその中心部のJR石巻駅に毎週通い、客待ちするタクシー運転手100人以上に幽霊の話を聞いて回った。被害の大きかった地域であり、当然、震災で身内を亡くした運転手もいる。
工藤さんに霊感はない。被災地・宮城県にある東北学院大学の金菱清教授(地域構想学科)のゼミで学び、被災地の死生観についてまじめに突きつめたかった。
しかし、現実には女子大生が「幽霊を……」と話しかけてもなかなか相手にされず、「面白おかしくネタにするな」などと怒鳴られた。目の前で泣かれたこともあった。それでも7人が不思議な体験を話してくれた。


「彼女は調査中、4、5回は“やめる”と言いました。就職活動をしなくちゃいけないとか言って。そのたびに“絶対にいい研究になるから”って励ましました」(金菱教授)


ゼミ仲間も『慰霊碑』『震災遺構』『墓』『葬儀業者』『消防団の死生観』『原発避難区域の猟友会』と腰が引けそうな難しいテーマに挑んでいる。
金菱教授が編者としてまとめたゼミ生の論考集『呼び覚まされる霊性の震災学』(新曜社)が1月下旬に刊行されると国内外で話題になり、2月下旬に同大学で緊急シンポジウムが開催された。緊急シンポで工藤さんは、こう明かした。


「幽霊を乗せたタクシー運転手は、霊に畏敬を感じている」


つまり、敬意を抱いているということ。恐怖におののくだけの怪談話とは結末が異なり、どこか温かみがある。
実は記者も、石巻周辺で幽霊の目撃談を耳にしたことがある。震災の遺族から直接聞き、リアクションに困った。あらためて石巻駅でタクシー運転手に聞いた。


「南浜町の工事現場に男の幽霊が立っているらしい。霊感の強い人は昼間でも見えるって」(60代の男性運転手)
「自分で死んだことに気づいていない幽霊が沼の縁に現れる」(50代の男性運転手)


40代の男性運転手の案内で南浜町に向かった。


「震災翌日、火の粉と煙で空爆されたみたいだった。身内をここで亡くしたので、どうしても来たくなる。でも来ると具合が悪くなる」(運転手)


旧北上川にかかる日和大橋に向かった。大きなアーチがかかった高さのある橋だ。


「震災時は大渋滞して、津波がきたとき橋の上に止まっていた車だけ助かったという。高い橋なので津波をかぶらなかった。それで橋に登ろうとする霊さん(幽霊)が出るようになって、一時、夜間通行止めになりました」


別の橋では乗客から「この橋は幽霊が集団で登って来るから渡らないでくれ」と頼まれたこともあるという。
幽霊を乗せたタクシー運転手から話を聞くことはできなかった。しかし、幽霊を「霊さん」と呼んだり、「さまようのもわかる」などと理解を示す運転手が多かった。
工藤さんが聞き取りした運転手は「幽霊が出たら、また乗せるし、普通のお客さんと同じ扱いをする」と話した。なぜ、石巻のタクシー運転手は幽霊に畏敬を感じるのか。工藤さんは考察する。


「ドア・トゥ・ドアの役割を担い、震災を理解し、同郷の地域愛があるから」


タクシーは客を選ばず、個室空間でどこへでも連れて行ってくれる。
大切な人にもう1度会いたい。夢でも幽霊でもいい。この世では、2度と会えない人とそうやって会おうとする。大切な人と会う夢を見ることができた朝は、夢から覚めても満足感が残ったりする。
あの世でも、それはきっと同じだろう。

終わらない。
終われない。

わかってない連中のかたまり

クジラ死骸の上でガッツポーズの「征服写真」 「最優秀賞」に批判殺到でお詫び、取り消し
J-CASTニュース 3月16日(水)10時42分)


北海道立オホーツク流氷科学センター(北海道紋別市)が主催した写真コンテストで最優秀賞に選ばれた作品に批判が相次ぎ、同センターは2016年3月15日、「該当作品なし」としたことを発表した。
作品は、1人の男性が海辺に横たわるクジラの死骸の上に立ち、ガッツポーズを決めている姿を写したもの。9日の発表後、批判的な声が相次いでいた。
■「お調子者がツイッターにアップする様な低レベルの写真」
問題となっているのは、第25回「オホーツクの四季」写真コンテストで最優秀賞を受賞した「征服」。北海道北見市の男性が撮影したもので、応募作品118点の中から選ばれた。審査結果は9日に公式サイト上で発表されたほか、北海道新聞紙面にも掲載された。
ところがその後、ネット上では「愕然としました」「なにを何思って乗っかったのか理解に苦しみます」「どうしてお調子者がツイッターにアップする様な低レベルの写真が最優秀賞なのでしょうか?」といった批判的な声が相次いだ。朝日新聞デジタルの3月15日配信記事によると、センターにも批判的な意見が電話で寄せられたという。
これを受け、同センターは15日付のお知らせ文を公式サイト上に掲載。
「寄せられたご意見を受け、審査員と応募者に事情を説明しましたところ、ご本人様より辞退する旨のお話があり、最優秀賞(北海道知事賞)」は『該当作品なし』と致しました」と発表した。
★「自然や環境を研究する機関でありながら...」猛省
また今回の騒動については、「当施設における審査の判断基準が明確ではなく、自然や環境を研究する機関でありながら、それらへの配慮や認識が欠如していた点を原因と考え、多くの方に不快な思いをさせてしまい、猛省しております」「今後におきましては、生命の尊厳および人道の尊重について適切な配慮を欠くことのないよう、対処して参りたいと考えております」とした。
「征服」を選評したのは、北海道写真協会の女性会員。選評では「海岸に流れてきた?クジラに乗ってヤッタゼ!と言った得意のポーズの青年!滅多に見られない作品作りに成功されたと言ってよいでしょう」と、評価していた。

技術的にはたしかに枠には収まってるし、ピントはきている。
ただ、それだけなのよね。
これによって何が言いたいのか伝わってくるものが何もない。
もちろん、自然や生き物に対するリスペクトなどあるはずもなく・・・