モスとミスド提携、メリットとリスクがありそうな?

ドーナツチェーン店「ミスタードーナツ」を展開するダスキンと、ハンバーガーチェーン2位のモスフードサービスは20日、外食事業について資本・業務提携を結んだと発表した。共通のオリジナル商品やカフェ形式など新業態の店舗を共同開発し、原材料の共同購入でコストを削減する。少子化や原材料価格の高騰で外食産業に逆風が吹く中、異業態の大手チェーンが手を組んで生き残りを図る。

 ミスタードーナツとモスフードが資本・業務提携。マクドナルドの大攻勢を受けての生き残り策らしい。う〜ん。でも、この組み合わせ、ちょっと微妙だなあ。モスフードと言えば、ハンバーガーのクオリティ派。品質に対する信頼がある。一方のミスタードーナツはたびたび、品質問題を起こしている。ミスドにとっては品質向上イメージがつくかもしれないが、モスフードにとっては、どうなのだろう。ミスドが何か問題を起こしたときのリスク条項とか作るんだろうか。ともあれ、有名ブランドのファーストフードが組むメリットと同時に、品質面のイメージを考えると、モスにとってはリスクもあるような・・・。でも、それでも組んだ方が対マクドナルド戦争上は有利と判断したんだろうなあ。
ミスタードーナツウィキペディアでも「品質に対する嫌疑」という一項目が設けられている。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%84
 今回の提携を機に、モスの品質管理に学ぶ意味もあるんだろうか。だとすると、進歩なのかもしれないけど。

ジェロ

 最近、テレビにメチャクチャ出ている黒人演歌歌手。アンバランスさで受けているのかな。

演歌界初の米国人演歌歌手・ジェロが20日(水)、東京・HMV渋谷でデビューイベントを開催した。赤いキャップとパーカー、黒いジーンズに白いスニーカーというヒップホップ風の衣装で登場すると、集まった150名のファンからは大歓声。ゆっくりとお辞儀をした後、落ち着いた表情で同日発売のデビュー曲「海雪」を熱唱すると「夢は紅白に出ること。そして出身地のピッツバーグでコンサートを開くことです」と力強く語った。

 目先、注目は集めるだろうけど、どこまで続くか。
 wikipedia:ジェロ  google:ジェロ]  [amazon:ジェロ
海雪 約束~Jero 1st Album~ カバーズ3~Roots of JERO~

サッカー東アジア選手権、日本、中国に勝利

サッカーの第3回東アジア選手権第3日は20日、当地で男子の試合があり、日本は中国との第2戦を1-0で勝った。1-1で引き分けた17日の北朝鮮戦と合わせて1勝1分けとなり、勝ち点4とした。中国は2連敗の勝ち点なしで連覇の可能性がなくなった。前回優勝の中国に対し、日本は北朝鮮戦から先発を6人入れ替えて臨んだ。前半17分に駒野(磐田)の左クロスからこぼれた球を山瀬功(横浜マ)が詰めて先制。1点を守りきった。

 日本代表、やっぱり強いんだろうか。まだ、ちょっと評価不能だなあ。

ウォーラースティンの基軸通貨論、あるいは米国衰退論

 昨日の日経朝刊「経済教室」の「再考・基軸通貨ーードルの行方」というシリーズにイマニュエル・ウォーラースティンが寄稿していた。さすがにウォーラースティン、なるほどというフレーズが出てくる。米国は、覇権の衰退期に3種類の政策で、これを食い止めようとしたという。(1)西欧と日本に衛星国ではなく、「パートナー」の地位を提供(そのひとつがサミット)、(2)いわゆる「開発主義」から「新自由主義的グローバリゼーション」への政策転換、(3)核拡散防止条約(NPT)=国連安全保障理事会常任理事国の五大国以外が核兵器を持てないようにする措置=がそれで、その結果、「これらの政策は部分的にしか成功しなかったが、米国のパワーの衰退を遅らせる効果はあった」という。で、この時代、「利益獲得の主な手段を投機に頼るようになり、債務が急膨張した」ーーそうだよなあ。で、このあとのブッシュ政権の分析が白眉。

 二〇〇一年に誕生したブッシュ(子)政権は、ネオコンと呼ばれる新保守主義集団を重用する。彼らは、米国の衰退を地政学的にも経済的にも逆転できる自信を持っていた。問題は米国の指導力の低下にあり、おの解決には米国単独で軍事政策を推進すべきだと主張した。米億の無敵の力を見せつけ、他国を威圧して米国の要求に従わせることができるという。

 そうだよなあ。やっぱり、そう思っていたんだよなあ、学者が冷静に分析しても。で、

 彼らの主張は、イラク侵攻と、全米人口の一%にすぎない最富裕層への多額の戻し税という二つの方法で実現した。

 超単純な人たちだったんだよね。

 どちらも非常に高くつく政策であり、その資金は、米国債を売って借金する方法でまかなわれた。

 あらら、私たち日本人が貢いでいたわけだ。アジアの輸出国も、中東の産油国もそうだけど。しかし、その帰結は・・・

 衰退を食い止め、盛り返そうとする試みは、完全な失敗に終わった。地政学的には、イラク戦争は基本的な武器もないゲリラとの戦いと化し、目を覆う敗戦となった。他国を威圧して従わせる政策も、西欧の米国離れが一段と進み、東アジアも同じ方向にあるという逆の結果を招いている。

 おごれる者は久しからず、ということだなあ。そして

 米国のこうした経済的な重圧はますます深刻化してドルが下落。世界の準備通貨としての地位を失う危険性が迫ってきた。

 ドル危機だなあ。危機に本当になるかどうかは別にして、少なくともドル不安の時代だなあ。ウォーラースティンは「米国は、数ある有力国の一つになりつつある」という。で、最後は、こう締める。

 かつてオルブライト元国務長官は、ひどく誤解を招く発言の中で、米国は世界にとって「必要不可欠な国だ」と述べた。だがもはや米国がそうだとはいえなくなっている。

民主党予備選、オバマの連勝続く

Barack Obama has gained more ground over his rival, Hillary Clinton, in the contest to win the Democratic nomination to run for US president.Mr Obama, the senator for Illinois, has won the primary in Wisconsin, and is also projected to take victory in Hawaii - his 10th win in a row.

 オバマの勢いが止まらない。ヒラリー・クリントンが大票田のテキサス、オハイオ防衛戦に全勢力を投入にしていることもあるのだろうけど、イリノイ、ハワイを連取。ハワイは生まれ故郷だから、当然、強いだろうけど。全然関係ないけど、早見優ってハワイにいたと思うけど、オバマとどっかで一緒だったなんてことはあるんだろうか。オバマは1961年生まれ、早見優は66年生まれ。可能性としては、あり得ない話ではないということかしら。

ついに雑誌広告がネット広告に抜かれる

電通20日、2007年の国内広告費が前年比1.1%増の7兆191億円になったと発表した。世界陸上大阪大会や参院選の効果もあり4年連続で前年比プラスとなったが、伸び率は06年を0.6ポイント下回った。媒体別ではインターネット広告が24.4%増と引き続き好調で、雑誌を上回り、テレビ、新聞に次ぐ規模になった。ネット広告は6003億円で、4.0%減だった雑誌広告(4585億円)を大幅に上回った。携帯電話各社や自動車メーカーからの広告需要が伸びたという。ネット広告の中では、検索キーワードに応じて表示する検索連動型広告が37.8%増の1282億円、携帯電話向けなどのモバイル広告も59.2%増の621億円と特に好調だった。

 まあ、2007年でとはいわれていたけど、やはりインターネット広告が雑誌広告を抜き去る。次は新聞広告を抜きにかかるんだろうか。