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地政学

地理

地政学

ちせいがく

Geopolitics

地理政治学

政治現象と地理的条件との関係を研究する学問。一国のとりうる外交・防衛政策はイデオロギーなどとは無関係に、その国に与えられた地理的条件で(ほぼ自動的に)決定されるはずであるという考えに基づく。イギリスの学者マッキンダーが唱えた「ハートランド理論」に始まる。

これは、ユーラシア大陸の心臓部を支配する国(モンゴル帝国等)は、そこがいかなる海軍の攻撃も受け得ない「聖域」であることから世界を制することができるという理論である。大陸国家であるソ連はこの考えに基づいて東欧アフガニスタンを侵略したし、同じく大陸国家であるドイツは、この考えをドイツ流に修正したドイツの学者ハウスホーファーの理論に基づいて、やはり東欧に侵攻したとされる。

しかし、海洋国家であるアメリカは、ハートランドの支配は不可能なので、そのまわりにある大陸周縁地域「リムランド」(極東、西欧など)を支配するための方法論を構築した。

アメリカの学者マハンが著書『海上権力史論』で首唱し、アメリカがこれに基づいてパナマ地峡の侵略(パナマ運河の獲得)、ハワイフィリピンの侵略を行って制海権の拡大などの成果をあげたことから、理論的に確立された。アメリカ第二次大戦における日本占領、沖縄韓国などへの米軍基地建設や台湾への軍事援助はすべて、根本的にはこの理論に基づいており、自由主義思想や民主主義思想は二義的な役割しか果たしていない。

http://www.akashic-record.com/tasuki.htmlより引用

2002年9月24日米連邦準備制度公開市場委員会(FOMC)声明でイラク情勢の不透明感が経済に与える影響を地政学リスク(geopolitical risk)と表現したことから、特に経済分析の文脈の中で、テロを含む国際的な軍事的緊張関係にかかわる情勢が「地政学的」と表現されることが多くなった。

http://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2002/20020924/default.htm