ミレニアム2 火と戯れる女
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原作者のラーソンは、ミステリーの形を借りて、スウェーデン社会の暗部に斬り込んでいく。スウェーデンは、世界の中では透明度の高い公正な社会システムと評価されているが、それでも組織である以上、いろいろな問題が社会にあるのだな。明が際立つだけに、暗も深いのだろうか。海に面したストックホルムから地方の田園部まで風景が美しい。
★映画「ミレニアム 2 火と戯れる女/ 3 眠れる女と狂卓の騎士」オフィシャルサイト => http://t.co/xa2f0Bz
福島第一原発事故余波。ドイツの州議会選挙で「緑の党」が躍進
ドイツのメルケル保守中道政権が「今年の最重要選挙」と位置付ける南西部バーデン・ビュルテンベルク州の州議会選挙の投票が27日、行われた。投票終了直後に公表された主要テレビの出口調査では、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)など与党側が敗北を喫し、反原発を掲げる90年連合・緑の党は前回選挙の議席から約2倍に躍進するなど野党側が優勢となった。選挙期間中に福島第1原発の事故が発生、州内に4基の原発があることから、エネルギー政策が最大の争点となった。同州はCDUが、1953年から政権を担っている同党の牙城。
福島第一原発の事故は、日本だけでなく、海外諸国の政治構造も変えていくのかもしれない。ドイツで緑の党が復活。地球温暖化、中東の政情不安、中国、インドをはじめとした新興国の急成長によるエネルギー不足が絡み合って「原発ルネッサンス」といわれる原子力の復活が話題になっていたが、今回の事故をきっかけにメリットよりも破局的なデメリットのほうが注視され、緑の党が蘇ることになってきたんだなあ。これはドイツだけではとどまらないかもしれない。
緑の党の話とは関係ないが、グリーンピースが福島原発周辺で独自に放射線の測定調査を始めた。この結果も注目かもしれない。
★独自の専門家チーム、福島県で放射線調査を開始 | 国際環境NGOグリーンピース => http://t.co/5W1CFeJ
- 作者: 西田慎
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東日本大震災・大津波、船主さんは「そこのビルの上の船、早くどけて」とか言われるの?
東日本大震災では、津波で多くの船が陸上に打ち上げられたり、沖に流されたりした。打ち上げられたまま動かせない船の撤去は、政府の指針で「個別に所有者と協議」とされる。国土交通省は、撤去費用が船主責任保険の適用対象になり得るとの解釈を示し、所有者と保険会社との交渉をサポートする方針だ。(略)宮城県塩釜港では国道上に5472トンの貨物船があり、岩手県大槌町では109トンの客船がビルの上に載っている。(略)地震や津波の発生は船主の責任ではないが、国交省は「私有地や道路に船がある場合、撤去して原状回復する責任が船主に生じる」と解釈。28日、職員2人を東北運輸局に派遣、撤去費用を保険で賄えるよう支援する。
「船の撤去に保険適用=国交省、柔軟解釈で支援」と見出しだけみると、あたたかい話のように聞こえるが、記事を読むと、イメージが変わる。「私有地や道路に船がある場合、撤去して原状回復する責任が船主に生じる」って、テレビや新聞の写真によく出てくるビルの上に乗った船や道路に打ち上げられた船は、船主さんの責任でどけろ、というわけか。要するに撤去費用を払えと...。で、保険が出るように「サポート」しますって。駄目だった場合は「残念でした。撤去費用はよろしく」となってしまうのだろうか。
これでも官僚としては現在の最大の善意なのかもしれない。しかし、非常事態なのだから、民主党も政治主導というならば、早期の復旧と被災者救済のために必要な法的措置を洗い出して、すぐに整備していくのが仕事なんじゃないんだろうか、とか思ってしまうような話。官僚に事態を改善するために政治として決める必要があることは何か、と聞けばいいのに。
★LIFEに出ていた、東日本大津波で打ち上げられた船の写真
・ビルの上の観光船 => http://bit.ly/fUkGbK
・打ち上げられた貨物船 => http://bit.ly/eJj63e
・廃墟の街の中の船 => http://bit.ly/hzZpFU
・道路の上のヨット => http://bit.ly/hjodOg
・道路の真中に漁船 => http://bit.ly/hib4tZ
・廃墟の真ん中に漁船が1隻 => http://bit.ly/fsZHEJ
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