ルパートの息子、ジェームズ・マードックがBスカイB会長を辞任

米ニューズ社を率いるルパート・マードック氏の次男ジェームズ氏が3日、傘下の英衛星テレビBスカイBの会長を辞任すると発表した。ジェームズ氏は廃刊した英日曜大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの盗聴事件で批判を浴び、2月末に同紙発行元の会長を辞めたばかり。

 ルパート・マードックの後継者といえる次男のジェームズ・マードックが衛星テレビのBスカイBの会長を辞任。英大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの盗聴事件がいまだに尾を引いているうえ、最近は英BBCの調査報道で、ライバルの衛星放送のスクランブルを外して “ただ見” しようとするハッカーを支援していたのではないかという疑惑も浮上していた。こうした手段を選ばぬ経営者に、公共性の高い放送会社を経営する資格があるのかどうかという話に炎上していた。一方、マードックのニューズ・グループとしてはBスカイBなどの有料衛星放送は美味しい分野で、完全子会社にしようとしていた。それだけに、今回の辞任は大きな事件なのかも。
 ウォール・ストリート・ジャーナルも買収し、我が世の春を謳歌していたかのようなマードック帝国だったが、好事魔多し。揺れ続けるなあ。盛者必衰だなあ。平家物語だろうか。ルパート・マードックは清盛か。
マードック帝国に再び激震 ライバル放送の“ただ見”助長 - MSN産経ニュース => http://bit.ly/I0fz1M
★ James Murdoch resigns as BSkyB chairman - BBC News => http://bbc.in/I0gyyW
★James Murdoch resigns from BSkyB: The would-be emperor's slow striptease | The Economist => http://econ.st/I0fNG8

マードック―世界のメディアを支配する男

マードック―世界のメディアを支配する男

Beatles 2.0 ーー 英国で「ビートルズ第2世代」バンドが話題になっているのだとか。

A Beatles reunion might be impossible, but music fans may yet get to see Lennon, McCartney, Harrison and Starkey on stage together, because the Beatles' sons have mooted the idea of starting a band.

 ビートルズの再結成はファンの夢。みんなが舞台に揃うのをもう一度見たい! でも、ジョンもジョージも死に、残ったのはポールとリンゴ。でも、彼らの子供たちが揃って同じステージに立つことはあるんじゃないというお話。実際、ポールの息子、ジェイムズ・マッカートニーがそんな話を他の子供達としたことがあると言い出して、この話題が盛り上がっているのだとか。ビートルズの第2世代(Beatles Next Generation)、「ビートルズ2.0」のバンドがひょっとしたら、というわけ。
 確かにビートルズのメンバーの子供たちはみんな音楽の世界にいるらしい。メンバーはこんな面々。ポールの息子がジェイムズ・マッカートニー、ジョンには、最近は車のCMでもお馴染みのショーン・レノンオノ・ヨーコの前のシンシア夫人との間にはジュリアン・レノン)、ジョージには、ダーニ・ハリソン、リンゴ・スターには、ザック・スターキーがいるといった具合。で、最近、こんな話があったのだそうだ。

At first, it seemed like a joke. "What would you say to forming the Beatles ? the Next Generation," BBC News' Ian Youngs asked James McCartney. But the young McCartney gave a surprisingly genuine response, revealing he had already discussed the concept "a little bit" with some of his fellow Fab Four heirs. "I'd be up for it," the 34-year-old said. "Sean [Lennon] seemed to be into it, Dhani [Harrison] seemed to be into it … I don't think it's something that Zak [Starkey] wants to do. Maybe Jason [Starkey, another drummer] would want to do it … I don't know, you'd have to wait and see."

 総じて感触は悪くないらしい(なぜか、ジュリアン・レノンには声をかけないのだなあ)。まあ、実現するかどうかは微妙なんだろうけど、話としては面白い。で、このガーディアンの記事、トップページの見出しが傑作で、「Beatles 2.0: here comes the sons?」。「アビイ・ロード」に収録されたジョージ・ハリソンの名曲*1のもじり。見出しは最後は「sun」ではなくて「sons(息子たち)」だった。しかし、ビートルズ・ネタは尽きないのだなあ。
★ジェイムズ・マッカートニー - Wikipedia => http://bit.ly/HP5lzh
ショーン・レノン - Wikipedia => http://bit.ly/HP5qCV
ジュリアン・レノン - Wikipedia => http://bit.ly/HP5vqb
★ダーニ・ハリスン - Wikipedia => http://bit.ly/HP5zX0
ザック・スターキー - Wikipedia => http://bit.ly/HP5CSK

アビイ・ロード

アビイ・ロード

iTunesでは => Here Comes the Sun - Abbey Road

*1:Here Comes The Sun