Fanny Ardant
フランスの女優。
1949年3月22日南フランス、ソミュール生まれ。
エクスの大学で政治学を専攻後、パリでペリモニー演劇コースを受講し、74年にマレ演劇祭上演の「ポリュークト」で舞台デビュー。その後、ロンドンのフランス大使館に勤務してたり、出産により家庭に入るが、離婚後TVミニ・シリーズで再デビュー。その作品を見たフランソワ・トリュフォー監督が気に入り、『隣の女』のヒロインに抜擢。以来公私にわたるパートナーとなり、続く『日曜日が待ち遠しい!』でも組み、セザール賞に初ノミネート。また、一連のアラン・レネ作品やヴィットリオ・ガスマン共演作などで国際的に認知される。
トリュフォー他界後の1984年、イザベル・アジャーニが急遽降板した《令嬢ジュリー》の主演を引継ぎ、演劇界でも活躍を始め、マリア・カラスに扮したロマン・ポランスキー演出《マスター・クラス》、ジャン=クロード・カリエール作《恋のメモランダム》、サラ・ベルナールに扮した《サラ》、マルグリット・デュラス作《ラ・ミュジカ》《密林の獣》《夏の雨》など出演の度に人気を呼び、入手困難な状況になっている。また、音楽劇などにも出演するようになり、《火刑台のジャンヌ・ダルク》《メデ》などにも語りで出演している。