経済人類学者。元衆議院議員。 1941年11月23日(昭和16年11月23日)生まれ・63才
1991年、腐敗に抗議して明治大学を辞任。経済人類学者・評論家として、硬軟両領域で活躍。
現在、大学総合研究所理事長。栗本慎一郎自由大学学長。東京農業大学嘱託教授。帝京大学客員教授。拓殖大学客員教授
(http://www.homopants.com/info/resume.htmlの情報をベースに一部修正)
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暇に任せて読み返す。 栗本慎一郎が講師、笠井潔が生徒で、経済人類学を講義する、というていのレクチャーブックシリーズの1冊である。 1985年の初版だった。 買った当時のことは覚えていないが、恐らく10代の頃に背伸びして読んだのだと思う。 人類学とは何かも知らないし、経済学ですら高校では習わなかったであろう。 ましてや、ニューアカブームはどこまで理解できていたのか、全く怪しいものである。 だが、栗本慎一郎の名前はビックリハウスで知っていたし、笠井潔の名前ぐらいは何となく耳にしたことあるぐらいだったのではないかと思う。 改めて読み返してみると、経済人類学、トランシルバニア、バートリ、ジル・ド・レェ…
こんにちは、鍵野です。昨日で仕掛りの仕事が片付いて、今日はのんびり過ごしています。朝から雨でしっとりした雰囲気の佐伯上浦です。雨と晴れでは心持ちが違いますね。いい悪いということではなく、雨の音を聞きながらなんとなくいつもより心も身体も重みを感じる気がして、当たり前ですが人間は環境に影響されているなぁと思います。 それで、バラバラに振れていた柱時計の振り子が、やがて同じ動きをするようになる現象があります。柱と柱が床を介してとかつながっている場合ですが。YouTubeに、何十個ものメトロノームが、やがて同じように振れるという動画もあります。面白いですよね。それぞれのシステムが共振して、大きな一つの…
繰り返しになりますが、ある福祉業界の方のブログ… 「自分は都市の中で精神障害者の作業所のスタッフをしているが、ある時大自然の中で経営されている別施設を見学する機会に恵まれた。 雄大な自然を感じて日々を過ごす、その作業所に魅せられ、利用者の回復すらこの大自然に任せるべきではないか… そういう思いにとらわれる。 そして、自分の境遇を引き比べ、自分の生活や仕事(場)に空虚さを感じる。 しかし、そのふわふわした気持ちを抱えて自職場に戻ると、利用者が待っていて、『自分の居場所はここだ』と改めて感じた」…というお話でした。 allnightsailor.hatenablog.com 先日「どんなに心洗われ…
雨の季節です。 中島みゆきファンとしては思い出す曲があります。 中島みゆき-肩に降る雨 花木さち子&高木椋太 (歌詞を全部載せると運営さんに削除されそうなので、一部だけ) ♪肩に降る雨の冷たさも気づかぬまま歩き続けてた 肩に降る雨の冷たさにまだ生きてた自分を見つけた あのひとなしでは一秒でも生きてはいけないと思ってた あの人がくれた冷たさは薬の白さよりもなお寒い 遠く瞬く光は遥かに私を私を忘れて流れていく流れていく (中略) 肩に降る雨の冷たさはまだ生きろと叫ぶ誰かの声 肩に降る雨の冷たさは生きたいと迷う自分の声 (以下略) 肩に降る雨の冷たさは、どん底に差し込んだ光。 ただしその光はどの道、…
深さよりも広さ幻想としての経済 (角川文庫 緑 567-1)作者:栗本 慎一郎KADOKAWAAmazon 経済人類学の入門として書かれたのであろう。 理論的な深さよりも、カバーする領域を示すのが主題のようだ。 経済人類学とは何か? カール・ポランニー、バタイユ、モース、といった流れからの、貨幣論、非市場経済分析、贈与、消費、そんなキーワードかもしれない。 生産を中心として、富の蓄積が経済の高度化につながるといった経済史観を覆して、人間の経済活動の根底にあるのは、消費であり、象徴の交換、贈与による圧倒、そういった行為であり、それが普遍的な経済活動の形態であるということのようだ。 貨幣にこめられ…