オペラ歌手(メゾ・ソプラノ)。 東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了及び、ミュンヘン音楽大学大学院修了。在学中にワーグナー・コンクール(バイロイト、ストラスブール)、マリア・カナルス・コンクールの優勝を経て、1995年から2000年までグラーツ歌劇場の専属歌手として幅広いレパートリーを歌う。 現在はフリーの歌手として世界中で活躍。
藤村実穂子オフィシャルサイト http://www.mihokofujimura.com/index_jp.html
ドイツ歌曲集
ドイツ歌曲集II
新国立劇場に『トリスタンとイゾルデ』を観に行ってきました。いや〜良かったです。 ぽん太が前回このオペラを観たのは、調べてみると2007年のベルリン国立歌劇場の来日公演。この間、「前奏曲と愛の死」は動画やCDで何回かは聴いたものの、全幕は17年ぶりでした。 早寝早起き老人のぽん太、16時開演なら帰りはそんなに遅くはならないだろうと踏んでいたら、45分の休憩を2回挟んで、終演はなんと9時半ごろでした。すっかりお眠になりましたが、大変満足することができました。 しかしこのオペラ、長時間の楽劇にもかかわらず大きな出来事もなく、数人の登場人物が延々と歌う(会話する)場面が多く、なんだかぽん太は歌舞伎を、…
https://www.rokkatei.co.jp/wp-content/uploads/2023/02/230422.pdf↑今回の演奏会のチラシです(pdfファイルです)。 2023年4月に、世界的なメゾソプラノの藤村実穂子さんが朋友であるピアニストのヴォルフラム・リーガーさんと一緒に全国4カ所を周ったリサイタル。札幌ではふきのとうホールのホール主催公演として開催されました。なおチケットは全席完売したとのことです。 藤村実穂子 メゾソプラノ・リサイタル2023年04月22日(土)19:00~ ふきのとうホール 【演奏】藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)ヴォルフラム・リーガー(ピアノ) 【曲目】…
introduction 本日のプログラム マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』 第1楽章:Allegro Maestoso (Mit Durchaus Ernstem Und Feierlichem Ausdruck) 第2楽章:Andante moderato, Sehr gemächlich 第3楽章:In ruhig fliessender Bewegung 第4楽章:"Urlicht". Sehr feierlich aber Schlicht 第5楽章:Im Tempo des Scherzos, Wild herausfahrend 総括 前回のコンサート introductio…
2021年10月21日 東京都交響楽団 サントリーホール指揮 大野和士藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)R・シュトラウス 交響詩「死と変容」ツェムリンスキー メーテルリンクの詩による6つの歌R・シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 大野さんが描くシュトラウス、それから都響の優れた演奏技術を目の当たりにして、その水準の高さに「さすが」と舌を巻きながら、それでいてどこかイマイチ完全に満足しきれない違和感を拭い切れないでいる自分がいた。演奏そのものは素晴らしいのに・・・。 その違和感は、「たぶん」「私が思うに」という注釈付きで、自分を納得させることが出来る。 大野さんはシュトラウスの2作品…
言うまでもなく、世界的なメゾ・ソプラノ歌手。バイロイト音楽祭に9年連続で出演した輝かしい実績を誇り、ウィーンやミュンヘンといった一流歌劇場から出演オファーを受けるワールドクラスの歌手。彼女を紹介するのに、もはや「日本最高の」だとか「日本を代表する」だとか、いちいち日本人であることを強調させる必要も意味もない。日本という小さな枠に収まらない、収めてはいけない、それくらい群を抜いた存在だ。 と言っておきながら、やはり日本という枠組みでもう少し考えてみたい。かつてこれほどまでに世界的な地位を築いた日本人歌手がいただろうか。 これまでにも海外で活躍した(あるいは今も活躍している)歌手はいた。バイロイト…
2021年2月22日 東京都交響楽団 東京文化会館指揮 大野和士合唱 新国立劇場合唱団中村恵理(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)武満徹 夢の時ブラームス アルト・ラプソディマーラー 交響曲第4番 元々マーラー交響曲第2番の公演だったが、コロナのリスク回避でプログラムが変更になった。それでも、せっかく契約した世界的な日本人歌手をみすみす手放すことはないということで、二人の出演を活かせる曲にチェンジしたわけだが、「吉」になっていたと思う。最初からこのプログラムだったとしても、私は喜んでチケットを買っただろう。 特に、ブラームスの秘蔵の名曲、アルト・ラプソディが聴けたのは嬉しい。しかも、名歌…
2024年4月21日 (日)15:00公演 東京文化会館大ホール 東京・春・音楽祭 リヒャルト・シュトラウス作曲 フーゴ・フォン・ホーフマンスタール台本 エレクトラ(演奏会形式) お世話になっております。 三島でございます。 21日のエレクトラの感想その2です。 (その1はこちら↓) mishimashikahika.hatenablog.com 18日公演との比較が入ります。 (18日の感想文はこちら↓) mishimashikahika.hatenablog.com よろしくお願い致します。 (以下全て敬称略) エレクトラ 出だしの”Allein!”の声は相変わらず小さい。しかし冷気が流れ…
2024年4月21日 (日)15:00公演 東京文化会館大ホール 東京・春・音楽祭 リヒャルト・シュトラウス作曲 フーゴ・フォン・ホーフマンスタール台本 エレクトラ(演奏会形式) お世話になっております。 三島でございます。 今年の東京春祭ラスト公演に行って参りました。 リヒャルト・シュトラウスで始まり、リヒャルト・シュトラウスで終わる私の春祭。ありがたい。 www.tokyo-harusai.com エレクトラは2公演の開催です。私は18日(木)も劇場へ伺い聞きましたが、残念ながら納得できない出来でした。消化不良です。 (感想はこちら↓) mishimashikahika.hatenablo…
2024年4月18日 [木] 19:00公演 東京文化会館大ホール 東京・春・音楽祭 リヒャルト・シュトラウス作曲 フーゴ・フォン・ホーフマンスタール台本 エレクトラ(演奏会形式) お世話になっております。 三島でございます。 この日は引き続き東京春祭の会場へ。 リヒャルトくんのオペラを聞きました。 www.tokyo-harusai.com 当ブログではオペラに対して見るという動詞を使っておりますが、この公演は演奏会形式だったので聞くを使います。深い意味はないです。 2023年5月に東京交響楽団(指揮:ジョナサン・ノット)にて同じくエレクトラの演奏会形式がありました。記憶に新しいです。1年以…
先月は3公演のみでゆっくり本が読めた。今月はオペラ(コンサート形式)2、コンサート2,演劇3,バレエ2の全9公演。 あるきっかけで松下竜一の『狼煙を見よ——東アジア反日武装戦線〝狼〟部隊』(1986)を読み、芋づる式に、同じ松下の『豆腐屋の四季——ある青春の記録』(1968)『ルイズ——父に貰いし名は』(1982)『久さん伝——あるアナキストの生涯』(1983)、さらに鎌田慧の『大杉栄——自由への疾走』(1997)等々、アナキスト関連を読み継ぐことに。大杉の評伝は長年の〝積ん読〟からやっと救い出せた。その間、美術館から取り寄せた林倭衛と望月桂の画集でその画業を賞翫。林の作品は洲之内徹『気まぐれ…
ブルックナー生誕200年記念/アルマ・マーラー没後60年記 念/東京都交響楽団第996回定期演奏会 【日時】2024年4月3日(水) 19:00〜 【会場】サントリーホール【管弦楽】東京都交響楽団 【指揮】大野和士 【出演】藤村実穂子(メゾ・ソプラノ) 【曲目】①アルマ・マーラー(D. マシューズ & C. マシューズ編)『7つの歌 』(日本初演) (曲について) 都響の昨年度(2023年度)楽季は、グスタフ・マーラー(1860~1911)の交響曲第10番で締めくくられた。彼自身が完成させることができなかったこの作品の自筆譜には、建築家ヴァルター・グロピウス(1883~1969)と不倫していた…
3月26日(火)、新国立劇場に、「トリスタンとイゾルデ」を観に行った。 (午前中に日本橋で床屋に行った。在職中から通っている床屋には、退職後も東京に用事がある時にそのついでに行っている。雨の日本橋さくら通りの桜は、開花にまだまだ遠そうだった) 「トリスタン」は、これまで実演に接したことがなかったと思う。 ワーグナーの実演は、記憶では、若い頃に「さまよえるオランダ人」を1回、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を確か4回(サンフランシスコ歌劇場でも観ている)、そして、新国立劇場では「タンホイザー」を2回、「リング」4部作を1回、「ワルキューレ」の再演を1回、といったところだ。 新国立劇場でもな…
『#トリスタンとイゾルデ』舞台写真を更に公開!胸に迫る演奏が大評判の『トリスタンとイゾルデ』、残る公演は20日(水祝)、23日(土)、26日(火)、29日(金)各14:00。23日(土)は僅少ですので、休日公演は明日が狙い目です。一生の記念に、万難を排してオペラパレスへお集まりください♬ pic.twitter.com/Jen7yfnnS7 — 新国立劇場オペラ New National Theatre Tokyo - Opera (@nntt_opera) 2024年3月19日 『トリスタンとイゾルデ』3月20日公演より、ダイジェスト映像をお届けします。世界の一線で活躍する歌手陣、大野和士芸…
ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」公演 大野和士 指揮 新国立劇場 2024年3月29日 かつて、ワーグナーの音楽を何度も何度も繰り返して聴き続けていた時期がありました。その3年間ほどで、ワーグナーの主な作品はすべて聴き終えることができました。しかし、どこまでワーグナーを聴き込めていたのか、鑑賞できたのか定かではありません。ただ夢中で聴いていただけだったかもしれません。 それからはワーグナーを離れ、別の作曲家の作品を聴き続けて来ました。それが、ふと思い出したように、今回の公演が目にとまり、これを機に、もう一度ワーグナーを味わいなおしてみたいと思い、チケットを入手しました。「トリスタンとイゾルデ…
《トリスタンとイゾルテ》の初日を見た(3月14日 木曜 16:00 /新国立劇場オペラハウス)。 大野指揮の都響はクリアで整った響き。変更された題名役二人は歌唱・外見とも(よくいえば)素朴で古風な趣きがあった。つまりはオペラの〝美食性〟(ブレヒト)が少なからず抑制された印象をもったのだが、その分、本作の生地が見えやすく、美点をよく味わえたと思う。 これまで聴いた《トリスタン》全幕はバレンボイム指揮のベルリン国立歌劇場(07年 NHK)、ビシュコフのパリオペラ座(08年 オーチャード)、本プロ初演の大野+東フィル(10年)、アルミンク=新日本フィル定期の演奏会形式(11年 トリフォニー)。いずれ…
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』 トリスタン:ゾルターン・ニャリ イゾルデ:リエネ・キンチャ ブランゲーネ:藤村実穂子 クルヴェナール:エギルス・シリンス マルケ王:ヴィルヘルム・シュヴィングハマー 指揮:大野和士 合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京都交響楽団 演出:デイヴィッド・マクヴィカー 2024年3月23日(土) 新国立劇場オペラパレス 今月は二期会のタンホイザーに続き二度目のワーグナー。いやー濃いっすね。 この公演は2011年プレミエの再演ということです。自分はこのプロダクションは今回が初めて。 オペラ公演はだいたい演出の感想から入るのですが、今日は演奏から。 大野さんと東…
◎リエネ・キンチャ(イゾルデ役)、貫禄の重量ソプラノ披露。『愛の死』は、疲れを毫も見せず熱唱。この日の大賞級!! ◎藤村(ブランゲーネ役)実力発揮、大健闘!! ◎代役ゾルターン・ニャリ(トリスタン役)一幕終盤から本調子。第二幕で本領発揮。 ◎エギルス・シリンス(クルヴェナル)力強い歌唱!!要所を〆る。 ◎ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(マルケ王役)重量戦車級バス・バリトン。堂々たる歌声!! ◎大野都響、見事な管弦捌き。特に冒頭の前奏は珠玉の演奏、日本版フルトベングラー・ベルリンフィルか? ◎合唱は出番の少い場面を手堅く抑え、演技も過剰にならず、さっぱり感。舞台はシンプル、演技もまずまず。男女…
2月は怒濤の15公演だったが、今月は3公演のみ。少し落ち着いて本が読めそうだ。 バレエ『パキータ』全幕は米沢唯と中家正博の主演。以前から待ち望んできた二人の共演は新国立劇場では一向に叶わず、22年、同じく日本バレエ協会の『ラ・エスメラルダ』でやっと実現した。予想通りとても好かった。今回は ABT版《ライモンダ》等を手がけたアンナ=マリー・ホームズの復元全幕版で踊る。楽しみ。 芸監の大野和士が振る《トリスタンとイゾルデ》はブランゲーネの藤村実穂子に加え、都響がピットに入るのも注目だ。 BCJの《マタイ》はエヴァンゲリストにブルンスを迎え、ソプラノにブラシコヴァ、アルトにアレクサンダー・チャンスと…
昨日記事、「ホンマに58歳(・・?」 傷だらけのアイドル - 時空と想念の交錯 コメント欄、13個上の乳母様とのやりとり見てみれや (※乳母様と同い年の旦那様が、ビートルズを武道館で聴いた最年少世代) アタシ自身、呆れ返る時あるくらいは置きw 遅ればせながらヘルムート・バーガーの喪に服している所へ飛び込んで来た訃報が 小澤征爾さん死去、世界も悼む 「偉大な指揮者」たたえ - 日本経済新聞 一言「あ”、そおですか(-。-)y-゜゜゜」
藤村実穂子 メゾ・ソプラノ リサイタル を見る。あざみ野に出てメンテナンス。池尻大橋に出て、大橋図書館に寄って戻る。お好み焼きを焼く。チキンカレーを作る。 大橋図書館 URCアンソロジー3 きりのなかのはりねずみ 無線と実験 2022/3 管球王国 2023/1