封切り二日目。 席数150の【SCREEN4】の入りは二割ほど。 エンドロールでは『松本まりか』と『福士蒼汰』の名前が併記され両者が主役の物語りであることが提示されるも、実際はタイトルの「・・・・たち」が指し示すように琵琶湖の畔に集う複数の女性の{群像劇}。 それも{輪舞}のように語りは進み、観終わった時には焦点のぼやけた何も残らない作品になってしまった。 原作はどうなのかは知らぬが、監督・脚本の『大森立嗣』には猛省を促したいところ。 湖岸の町の介護施設で入居者の死亡が発生。人工呼吸機の故障は考えられないことから警察は殺人を、それも内部職員による犯行を疑う。 ここで見立てによる強引な捜査が行わ…