ブックオフで本を買う 今日話題にする3冊はすべてブックオフの100円コーナーで購入した。したがって合わせて330円。私は本をきれいなままでとっておく趣味はないので、ブックオフは費用対効果という面では最高だ。 朝井リョウ『何者』 朝井リョウの本を読むのは初めてだったので、無難に直木賞を受賞したこの作品を買ってみた。 描かれているのは就職活動時期に差し掛かっている何人かの大学生の男女の日常。各々のSNS、特にツイッターの文がところどころに挟まれて話は進む。読みかけてふっと私の学生時代にやっていたドラマ「不揃いの林檎たち」が頭に浮かんだが、こちらは昭和の四流大学の話。『何者』は大学名だけで企業から弾…