●歌は、「入間道の於保屋が原のいはゐつら引かばぬるぬる我にな絶えそね」である。 奈良市春日野町 春日大社神苑萬葉植物園(92)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、奈良市春日野町 春日大社神苑萬葉植物園(92)にある。 ●歌をみていこう。 ◆伊利麻治能 於保屋我波良能 伊波為都良 比可婆奴流ゝゝ 和尓奈多要曽祢 (作者未詳 巻十四 三三七八) ≪書き下し≫入間道(いりまぢ)の於保屋(おほや)が原(はら)のいはゐつら引かばぬるぬる我(わ)にな絶(た)えそね (訳)入間の地の於保屋(おおや)が原のいわい葛(づら)のように、引き寄せたならそのまま滑らかに寄り添って寝て、私との仲を絶…