山形県の鶴岡市には、「街中キネマ」という映画館がある。スクリーンが二つ(80席と40席)という小さな映画館だが、厳選された映画が上映されている。鶴岡市は「映画の町」を目指していて、巨大な時代劇のオープンセット「庄内映画村」があることでも有名だ。江戸時代の様々な町(街道、宿場、猟師、武家)が、丸ごと再現され、多くの時代劇の舞台となっている。また現代映画のロケ地としても、街中での撮影を積極的に招致している。勢い、市民の映画に対する関心は高くなる。だからといって背伸びはせず、「街中キネマ」が身の丈にあった小さなシアターであることも素晴らしい。ここで僕はよく映画を観る。 さて、今回観た映画は、「旅と日…