楳図かずおの長編SF漫画。 呉智英をはじめとして、多くの論者がこの作品を絶賛。 主人公(?)の、「わたしは……といいます…」という言い回しが特徴的。 岡崎京子が自作の中で、この本のあるシーンについて言及しているらしい。 『攻殻機動隊』の先駆的な内容で、ウェブのない時代に描かれた作品であることを考えると、楳図かずおは慧眼であると言えるかもしれない。
わたしは真悟 (Volume1) (小学館文庫)
その後、とり憑かれたかのようにむさぼり読みました。なので読完了してしまいました。 なので暴走的な読書感想になってしまいますが書いてみます。 ネタバレします。 この作品を簡単に説明し感想を言うのは無理だろう。 様々な感情が溢れ出し一気にいろいろな言葉が生まれてくるのだ。 この物語は『わたしは真悟』というタイトルが示す通り「真悟」が語っていく様式になっている。 ただ普通でないのは「真悟」が「産業用ロボット」だということなのだ。 これはいったいどういうことなのだろう。 12歳の少年さとるは父親の工場に「ロボットが来た」と聞いてアニメで見るガンダムのような(台詞で「ガンダム」と言う場面がある)カッコい…
なんか唐突に楳図かずおです。 私はホラーマンガが苦手で長い間楳図マンガは避けていたのですが少し前に『漂流教室』を読んでぶん殴られ(るような境地になり)続けて『14歳』などを読んだというような読者です。 なので今回も初読書です。 ネタバレします。 というかまだ読み始めたばかりで何も知らないのでネタバレしないでくださいw つまり読みながら書いています。 さて「無よりはじまる」という小見出しが気になる。 奇蹟は誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない という謎かけ。 そして 「わたしはクマタ機械工作というところで生まれたそうです・・・・」 という不思議なモノローグ。 しかも宇宙空…
大阪あべのハルカス美術館で開催されている「楳図かずお・大美術展」を堪能してきた。スケジュールが空いて、気分転換にという意味合いもあるが、楳図かずおは好きな漫画家のトップに君臨し続ける。行かない道理はなかった。 今回のテーマは「ZOKU-SHINGO」。名作「わたしは真悟」の続編。 展示物は、ほとんどがカメラ撮影OKで、ぼくのスマホで撮ったもの。 歪んだり、はみ出たりしているが、ご容赦願いたい。 まず、会場に一歩踏み入れると、そこには「漂流教室」の世界が広がる。 主人公・高松翔の通う大和小学校が、まるごと未来に吹き飛ばされてしまう。 こどもたちだけで、あらゆる困難を克服していく。 翔の母親は、現…
「楳図かずお大美術展」開幕しましたね。きっと最高オブ最高ですよ。 umezz-art.jp 1/28(金)~3/25(金) 芸術家としての楳図かずおに迫る。東京シティビュー「楳図かずお大美術展」にエキソニモ、冨安由真、鴻池朋子が参加|美術手帖 bijutsutecho.com この展示😭333のテッペンからのポスター😭 来月行けるかな。六本木駅のホームも 日比谷線六本木駅が楳図カラー!!#楳図かずお大美術展 pic.twitter.com/KtRjyunRvj — 【公式】楳図かずお大美術展/ UMEZZ ART PROJECT (@umezz_art) 2022年1月27日 ヒグチユウコさん…
「好きなあの子を呼び止めたくて背伸びして待つ通学路」 雨ふるみたいね。 今日は小松菜・えのき・豚ひき肉のスープ。普通に美味しい。ナガノパープル美味しいーー🍇 生姜はあらかじめ挽肉と合わせておきます。えのきと小松菜にお水100とサラダ油をまわし入れて蒸し煮。 「NHK100分de名著 ヘミングウェイ スペシャル」に出演中の都甲幸治先生の『教養としてのアメリカ短篇小説』の発売記念として、10/15(金)までの期間限定で、都甲幸治先生がエドガー・アラン・ポー「黒猫」を読み解いた同書第1講を全文公開します。主人公の飼い猫・プルートはなぜ黒いのか? ぜひご一読ください。『教養としてのアメリカ短篇小説』よ…