One Flew Over the Cuckoo's Nest
1960年代。マクマーフィは精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れ、精神病院に入院して来た男。彼は病院を厳格に管理しようとする看護婦長ラチェッドに反発し、自由を勝ち取ろうとする。 ケン・キージーのベストセラー小説を、チェコから亡命してきたミロス・フォアマンが監督した、アメリカン・ニューシネマの代表作。
4月は何かを始めるには適した季節。でも年齢を重ねるうちに何かを始めることが億劫になってきました。さかのぼること30年前、夢と希望に溢れ入社した会社。初めてのお給料が嬉しかったこと。額面で15万手取り12万くらいでしたでしょうか。初めてのお給料、奮発して銀座三越で買ったバーバリーの傘は今でも現役で使っています。 就職活動は地獄でした。バブル景気が終焉を迎えた平成3年が就活の年でした。書類選考で落とされる、やっと面接にこぎつけても周りに圧倒され撃沈、誰にも必要とされない人間なんだと悲観的になり落ち込む日々。その当時はまだお酒が飲めない年齢だったし今ほど図太くなかったのでお先真っ暗な状態で本当に悲惨…
GyaOでなかなか面白い映画を見たのである。Amazonで見ようと思ったらまだ有料だったので、ありがたやありがたやとGyaOに感謝しながら見た。 「エンジェル・ウォーズ」という映画である。ただしこの映画、見終わってから調べたのだが、特に海外での評価は低いようだ。監督が「300(スリーハンドレッド)」や「ウォッチメン」のザック・スナイダーだから、おそらく期待度が高すぎたのだろう。私は、監督や俳優の名前も知らないアホなので、期待などは一切なし。そこそこ楽しめたのである。 そもそも、サムネイルの画像が金髪のコスプレ美少女が日本刀らしきものを背中に背負っていて、タイトルが「エンジェル・ウォーズ」(原題…
〇感想 5点/5 なぜかこれまで見る機会が無くて、やっと初めて見た。 素晴らしい。感動。 ストーリーはそこまで複雑ではないので、飽きてしまう人もいるかもしれないが、それ以上にメッセージ性が強い。 考察はこのnote記事が参考になる(ほとんど同意する)。 強調したいのは、ただの体制批判ではないということ。もちろんその側面はあるのだが、それ以上に人間のアイデンティティや生きる意志、活力の大切さの方がメッセージとして断然強い。 あと、アカデミー賞主演女優賞も受賞した、ルイーズ・フレッチャーの演技が素晴らしい。
タイトル カッコーの巣の上で 原題 One Flew Over the Cuckoo's Nest 制作年 1975 制作国 アメリカ 監督 ミロス・フォアマン 脚本 ローレンス・ホーベン、ボー・ゴールドマン 原作 ケン・キージー『カッコウの巣の上で』(1962年) データベース Filmarks | allcinema | IMDb 補足 本レビューの下書き用雑記メモは『Filmarks』に記録している。(該当ページ)本文は上記のメモをきちんとした形に書き直したものになる。 作品の商品画像部分および楽天ブックスへのリンクのみアフィリエイトリンクになっています。どちらも楽天ブックスのアフィリエ…
はじめに 感想 ラストシーンについての考察 タイトルについて マクマーフィの人柄 ルイーズ・フレッチャーの演技 まとめ はじめに 前々から気になっていた作品を視聴したので、感想を書きます。観終わった直後の感想は、「なんとも言えないなー」でした。その後、いろいろと思うところがあったので書きます。 出典 https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61CIWAmWdNL._AC_SY550_.jpg 感想 観てから知ったのですが、この映画はアメリカン・ニューシネマ的な作品らしいですね。アメリカン・ニューシネマとは、1960年代から1970年代の…
www.youtube.com ラチェッドを見ました。 ネットフリックスのオリジナルドラマですね。 最近数年ぶりに入りました!オリジナルをGWで見まくろうと思っています。 で、ラチェッド。 ラチェッドっていうのは、カッコーの巣の上での映画に出てきた看護師長のことです。 はて・・どんなひとだっただろうか? っていうのをあまり覚えてない。 カッコーの巣の上で自体をみたのは学生の頃。あまり記憶がなかったので、今度見直さないといけないが、ようするに、少し前1950年弱ごろに流行したロボトミー手術などを題材としている。 当時、女性のヒステリーだったり、同性愛といった症状は精神疾患だとみられていた。そして…
高校生のときです。確か。 「カッコウの巣の上で」は1975年の作品で、すでに古い映画だったんですが、何気なくTSUTAYAで借りて観て、とにかく観た時の衝撃がすごくて、前にも書きましたが、未だにマイナンバーワンの座を奪う作品はないくらいに好きなわけで。 むしろ、10代の時に出会うものってそれほど影響力があるというか、忘れないものなんだなぁと。 カッコーの巣の上で [DVD] 発売日: 2010/04/21 メディア: DVD 舞台は精神病院。チンピラ?というかフーテンというか、そんなマクマーフィーを演じるのが私がイチオシのマイナンバー1アクターであるジャックニコルソンです。 マクマーフィーは、…
「今週のお題「最近見た映画」 こんな季節のひとこま。紅葉がきれい。と、同時にすっかり寒くなってきた。と、いうわけで、外に出るのがまた嫌になってきた。家にぬくぬくしながらDVDで映画とか観るのが似合う季節🙂映画を観るのはとても好き。でも、もうずっと映画館じゃ観てない。もしかしたら最後に映画館で観たのは、もう数年前。それもフィリピン😅NGOの国際協力活動で滞在してる時に、TVを見てるフィリピンのリアクションがめっちゃ大きくて、TVよりそれが楽しくて、一緒にいた日本人の学生ボランティアと話をしてて、「そーいえば、映画館とかもこうだよ。日本って静かじゃん?てゆーか、騒いでたら白い目で見られるじゃん?で…
「ほらほら、こんなに楽しい世界があるんだよ」とアピールしても、人は手取り17万円の世界にしがみついてしまうんです。
海外ドラマ専門チャンネルAXNにてシーズン8が放送中の海外ドラマ『シカゴP.D.』にて、シカゴ警察21分署に勤務するトルーディ・プラット巡査部長を演じる、エイミー・モートン。彼女がこれまで歩んできた女優人生を振り返る!
さらば冬のかもめ 1973年 ハル・アシュビー監督 物語海軍のベテラン将校バダスキーとマルホールが命じられた任務は、窃盗で8年の刑を宣告された若い水兵の護送。ふたりは手っとり早く任務をかたずけてしまおうと考えた。が、この水兵と一緒に旅をしているうちに、どうしても彼が悪人には思えなくなってくる。やがて3人には、不思議な友情が芽生えてゆくのだが… ダリル・ポニクサンの1970年の小説「The Last Detail」を映画化した作品。 出演はジャック・ニコルソン、ランディ・クエイド、オーティス・ヤングなど。アカデミー賞3部門、カンヌ映画祭パルム・ドールにノミネートされた。 罪を犯した若い水兵と彼を…
狸寝入りしながら マスク生活3年目突入、いつまで続く?海外では緩和の動きも(産経新聞)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース 昨日持って来たヤフコメ欄全部を読んだ結果
ミロス フォアマンという監督の作品は2作品しか見ていなのですが.2作品のインパクトがかなりあるのでとても好きな監督です。フォアマンは元々はチェコの有名監督ですが今のウクライナの情勢のようにいわゆる不可抗力のようなもので渡米したのですが.凄い監督はどこの国でも名作を作れることを実践している人物です。先ず カッコーの巣の上で(1975)という作品でアカデミー主要5部門を受賞しているのですが.内容的には主人公が刑務所の強制労働が嫌で精神病院に入った男(ジャック ニコルソンの最高の演技だと思っています)が結局はロボトミー手術を受けるという悲劇を描いている作品で実話をもとにしているということなのでかなり…
『ミスエデュケーション』 原題:The Miseducation of Cameron Post 2018年製作/アメリカ映画/上映時間:91分/日本劇場未公開作品 監督:デジレー・アッカヴァン 出演:クロエ・グレース・モレッツ ジョン・ギャラガー・Jr サッシャ・レイン ほか 『キック・アス』シリーズなどのクロエ・グレース・モレッツがLGBTの高校生役に挑み、サンダンス映画祭でグランプリを受賞した青春ドラマです。 共演に『ショート・ターム』のジョン・ギャラガー・Jrなど。 あらすじ 両親を亡くし、保守的な叔母と暮らすキャメロン・ポストは、同性の恋人を持つ高校生。プロムの夜、彼女は車の後部座席…
・朴性厚・ ・橘正紀・ ・木下麦・ ・マイケル・シーン・ ・ステファニー・ショスタク・ ・アロナ・タル・ ・リリ・テイラー・ ・ロビン・ロード・テイラー・ ・チャオ・タオ・ ・ハンナ・マリー・ ・ニコラス・ピノック・ ・ジョー・デンプシー・ ・クリストファー・ゲスト・ ・サントーシュ・シヴァン・ ・ニュートン・アドゥアカ・ ・レス・ブランク・ ・カリン・アイヌー・ ・ボブ・ケイン・ ・アンドリュー・ドミニク・ ・アミット・ダッタ・ ・マイク・ホッジス・ ・ラドゥ・ジュデ・ ・シャルミーン・オベイド=チノイ・ ・サリタ・チョウドリー・ ・コリーン・アト…
『ウォール・ストリート』 原題:Wall Street: Money Never Sleeps 2010年製作/アメリカ映画/上映時間:133分/G/2011年2月4日日本公開 監督:オリヴァー・ストーン 出演:マイケル・ダグラス シャイア・ラブーフ ジョシュ・ブローリン ほか オリヴァー・ストーン監督&マイケル・ダグラス主演による『ウォール街』の23年ぶりの続編です。 21世紀のマネー・ゲームが描かれております。 共演にシャイア・ラブーフ、キャリー・マリガンなど。 あらすじ 2001年、8年の服役を終えたゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)。カリスマ投資家の面影は消え、すっかり過去の人と…
www.youtube.com こわれゆく女をみました。 ジョン・カサヴェテスの作品ですね。 結構有名な人だけど、全然見てこなかった人ですね。 主人公は、グロリアとかでも(オリジナルのほう)主役やってた女優さんで、ジョン・カサヴェテスの奥さんでもあります。 ある日ね、奥さんが子供をお母さんに預けるところから始まるわけよ。 大丈夫?何か困ったことがあったらいつでもいいから電話してね?って。 心配しながらも送り出す。 すると、家の中で、ビールの空き缶が転がっていて、煙草をふかして、消沈している主人公が見えるんだよね。 水道の工事現場で、旦那らしい男が仕事仲間と会話してて。 子供たちを預けて、今日は…
(あらすじ)MI6のエージェントが情報の力で世界支配を企む男と対決する。ピアース・ブロスナン&ミシェール・ヨー。リモコン式のBMW、サイゴンでの逃走シーンが見せ場の大作です。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」 1.ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)MI6(イギリス秘密情報部)のエージェント。今回は、英国と中国を争わせて「情報世界」を支配しようとする男と対決。(五代目ボンド。元々、ロジャー・ムーアの次にボンドを演じる予定だった。何をやってもカッコいい人。シリアスな表情が逆にギャグになるような場合も。『バーチャル・ウォーズ』『ミセス・ダウト』『マーズ・アタック!』など。) 2.M(ジュデ…
全4項目 ●代表作 ●「aframe.oscars.org」の「Javier Bardem: Top 5 Favorite Films」より6本 ●「Rotten Tomatoes」の「JAVIER BARDEM'S FIVE FAVORITE FILMS」より6本 ●「20minutos.es」の「TCM entrevista a Javier Bardem por su 50 cumpleaños」で語った主な映画4本 「ようこそ、マーシャルさん(ようこそ、ミスター・マーシャル!)」より 全4項目 ●代表作 俳優「海を飛ぶ夢」、 「パイレーツ・オブ・カリビアン-最後の海賊」、 「DUNE-…
3月31日まで配信のマシュー・ボーンの『ロミオとジュリエット』をようやく観ました。ボーン作品の、通常版からの引用とずらし的なところがとても好きなので、この作品も興味深く観ました。 trailerです。 www.youtube.com 管理施設の『ロミオとジュリエット』 以下にリンクした公式サイトのあらすじにあるように、原作とはかなり違っています。最も異なっているのが、家同士の敵対関係という背景がないことで、ロミオとジュリエットが抑圧され恋愛が許されない施設内にいる設定にされています。近未来設定というものの、施設の抑圧状況が酷いのでむしろ前時代的な『カッコーの巣の上で』のような雰囲気もあります。…
自己愛性人格障害の反社会性と反社会性人格障害の反社会性の最大の違いは、他者の権利(生命)を侵害する行為についての罪悪感や良心の呵責の有無であり、反社会性人格障害(児童期の行為障害)の場合には、他者の苦痛や恐怖への共感性が完全に失われていて、小動物や子どもなどに対する残酷な虐待行為に快楽を覚える性癖(サディズムの性倒錯)を持っていることも少なくない。反社会性人格障害では、支持的療法によるカウンセリングや洞察的療法による心理教育(司法矯正)を行っても、非人道的な犯罪行為に対する反省や他者の苦痛及び恐怖に対する共感を呼び覚ますことは極めて難しい。刑罰による犯罪抑制効果や被害者の遺族の訴えによる罪悪感…
・タイトル 監獄学園 第1巻 ・点数 72点 ストーリー☆☆ 画力☆☆☆☆ オリジナリティ☆☆☆☆☆ テンポ☆☆☆ 熱中度☆☆☆☆ ・本の概要 ・5人の男子 ・ノゾキ大作戦 ・月の輝く夜に ・罪と罰 ・四つ葉と! ・カラスの巣の横で ・荒れ地の5人 ・刑務所の中 ・感想 男女比率1:200の圧倒的に男子劣勢の学園の非モテ童貞軍団の物語ですね、アニメとドラマは全話見ました!非モテの男性キャラをアニメ版の担当声優の人気キャラに置き換えてモテるようにしてみるお遊びが結構長いので、サクッと本編の感想見た方は目次から感想2を押して飛んでくださいm(__)m 監獄学園 第1巻 ・点数 72点 ・感想2 キ…
精神を切る手術――脳に分け入る科学の歴史 作者:ぬで島 次郎 岩波書店 Amazon 生命倫理や科学政策を専門する著者による、2012年の単著。脳神経倫理では繰り返し言及される文献であり、いつか読まねばと思っていた。残念ながら絶版となっているのだが、今回意を決してプレミア価格で購入した。 タイトルから想像していた内容とはかなり違っており、よい意味で裏切られた。また、非常に丁寧に書かれていて読みやすい本でもあった。以下、内容の紹介を多めに、メモにしておく。 ※下記メモはブログ筆者が着目し、解釈した限りでの本書の論旨です。引用の際は原書に当たっていただくようお願いします(といっても入手しづらいの…