最近すっかり夢中になっているワシントン・ポーシリーズの3作目。本作も読みだしたら止まらない面白さであった。 ※核心のネタバレはしませんが内容には触れますので未読の方はご注意ください。 キュレーターの殺人 ワシントン・ポー (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:M W クレイヴン 早川書房 Amazon クリスマスの夜。運送会社のプレゼント交換。教会の洗礼盤。精肉店の調理カウンター。一見つながりのない三カ所で、切断された二本の指が発見される。指は一人のものではなく、別の三人から切り落とされたものと判明。生前と死後に1本ずつ切られていることから、この事件が殺人であることを示唆していた。被害者は性別も、…