80年代はホラー/スプラッター映画が流行りました。その中からカルト・シリーズが幾つも生まれ、中には今でも続いてるものもあります。 「ハロウィン」「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」などなど。 どれもマイケル・マイヤーズだったり、ジェイソンたったり、フレディ・クルーガーといったカリスマ殺人鬼が君臨してます。 さて、そんな中でも異彩を放ってるのが、今回レビューする「ヘル・レイザー」(1987)。 この映画と言えばピンヘッドに代表される異形の魔導士たち。 しかし他のホラースターと違うのは、彼らは残酷に人を殺しますが、殺人鬼てはないこと。 更に究極的には悪人でもありません。 そんな他とは一線を画すホラ…