封切り四日目。 席数98の【SCREEN3】の入りはほぼ満員の盛況。 ジャズピアニスト『南博』の回想記が原作と聞いている。 オフィシャルサイトに掲載の日記の書籍化、と。そのものは続編も出版されていることからそれなりの面白い著作なのだろう。 が、それを映像化すると、ここまでつまらなくなるのかと、驚いてしまう一本。 監督の『冨永昌敬』は直近で〔あの頃。(2021年)〕や〔素敵なダイナマイトスキャンダル(2018年)〕を撮っているわけだが、それよりも数段堕ちる、悲しいほどの出来。 94分尺の小編乍ら、体感は二時間強にも感じてしまい、全体的に冗長。 一つのエピソードを最初から最後まで引き延ばし活用して…