夢の島には1954年に水爆実験の犠牲になった「第五福龍丸」が展示されている。 第五福龍丸は、太平洋にマグロ漁に出ていたところ、アメリカの水爆実験の放射能の灰を浴びてしまい、乗組員23人が被害を受けた。 そのとき、近くで水爆の実験があるなどということは全く知らされていなかったそうで、降ってきた灰の正体や体調不良の原因など、自分たちに何が起こったのかは帰国するまでわからなかったとのことだ。 放射能の影響で急性の症状を起こし、短期間のうちに亡くなった人もいれば、数年後に癌になったり肝臓を患ったりして亡くなった人も多いが、中には長生きをした人もいて、その人の体験談をビデオで見ることがでいた。 この船が…