ねずの木 そのまわりにも グリムのお話いろいろ L・シガール M・センダック選 矢川澄子・訳/福音館書店/1986年 モーリス・センダックがグリムのお話から選んだ中の一つ。あまりなじみのない「ねずの木の話」。センダックの独特のイラストがえがかれています。 かなりながい話ですが、途中出てくる唄の繰り返しが、これでもかとでてきます。 母さんがぼくをころした 父さんがぼくをたべた いもうとのマクレーンが お骨をかきあつめ 絹の布につつんでねずの木の下においた キュイット キュイット キュイット ぼくって なんてきれいな小鳥! この繰り返しが八回。この歌にあらすじが凝縮されています。 冒頭は、昔話の定…