恋愛小説書いてみた~六本木伝説の男~第4話 全ての始まり~ お花畑 「恋に落ちる」とはよく言ったものだ。 予期せず落ちた恋の穴から抜け出すのは難しい。 自分で掘った穴に、自ら「よっこいしょ」って自ら降りていく大人の恋愛とか、いわゆる婚活の場合、終わらせるには自分のエゴとか執着心と向き合えば済む話。 それに比べて若い時に予期せず落ちた恋愛からの脱却はなかなか難しい。 その時私は予期せず恋におちた。 自分から降りてった訳ではないから這い上がり方はわからなかった。 19歳だった気がする。 彼は地位もあって有名人で、周りにはたくさんの素晴らしい人達に囲まれて生きてたから、私なんかを相手にする訳はないと…