「なんてこった、俺と同じようなアイディアじゃないか!」 ジェフ・ベックのレコーディングに参加した後、他の曲を聴かせてもらった時にジミーはそう思った。何となく俺が思い描いていたサウンドが実際に音になっている。 ミック・ウォーラーの荒れ狂うドラムス、ロン・ウッドのあちこち踊りまわるベース、そして何といってもロッド・スチュワートのヴォーカル。ジェフのギターと拮抗したその歌声には正直言って痺れた。これ以上この音にピッタリな歌い手はいないな。それにプラス名手ニッキー・ホプキンスのピアノ。これがジェフのサウンドか。 正直言って最高だ。でももっと最高にすることが俺ならばできるとも思った。しかしそのためには作…