Gena Rowlands(1930-) 映画俳優、女優。 1930年6月19日、アメリカ・ウィスコンシン州マディソン生まれ。 映画監督・俳優のジョン・カサヴェテスと1954年に結婚、息子はニック・カサヴェテス。 「オープニング・ナイト」でベルリン国際映画祭主演女優賞を受賞 「グロリア」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート
「ナイト・オン・ザ・プラネット」(原題:Night on Earth, 1991)は地球という星の同じ夜空の下の5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語を5話のオムニバスで描いたジム・ジャームッシュ監督作品。出演はウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。 <ロサンゼルス編:大物エージェントを乗せる若い運転手> 若い女性タクシー運転手コーキー(ウィノナ・ライダー)は、空港で出会ったビバリーヒルズへ行こうとしている中年女性ヴィクトリア(ジーナ・ローランズ)を乗せる。 映画のキャスティング・ディレクターであるヴィクトリアは、新作に出演する女優を探し出すのに…
ジーナ・ローランズの鬼気迫る演技 アメリカ、ジョン・カサベテス監督 147分 土木課の現場監督であるニックと情緒不安定で精神のバランスを崩している妻メイベルの夫婦には3人の幼い子供がいた。子どもを母親に預かってもらい、夫婦二人、水入らずで過ごそうとするが、ニックに突然の仕事が入ってしまう。 その夜、メイベルは自暴自棄になって男を家に引き込んでしまう。翌朝、ニックが大勢の仲間たちを食事に招待する。ところが躁状態のメイベルの言動で気まずい雰囲気が漂う。 私たちは徐々にメイベルの異常さが気になりだす。そして精神を病んでいるメイベルの言動が異様でいたたまれないような気持ちになってゆく。 夫のニックは妻…
映画「グロリア」などで知られる米俳優ジーナ・ローランズが14日、米カリフォルニア州の自宅で死去した。94歳だった。家族が6月、アルツハイマー病を公表していた。複数の米メディアが報じた。 テレビや舞台俳優として活躍した後、1958年に映画デビュー。夫で俳優のジョン・カサべテス監督の作品に数多く主演した。 精神のバランスを崩した女性を演じた「こわれゆく女」(1974)、マフィアに立ち向かう女性を熱演した「グロリア」(1980)で、米アカデミー賞主演女優賞にノミネート。 fpd.hatenablog.com 「オープニング・ナイト」(1977)でベルリン国際映画祭の女優賞に輝いた。 息子のニック・カ…
「rest in peace, Gena Rowlands. one of the greatest actors to ever grace the screen.」ジーナ・ローランズのご冥福をお祈りします。スクリーン史上最も偉大な俳優の一人です。 rest in peace, Gena Rowlands. one of the greatest actors to ever grace the screen. pic.twitter.com/ESXhuUODZE — The Cinegogue (@TheCinegogue) 2024年8月15日 ジーナ・ローランズ Gena Rowlan…
L’actrice Anouk Aimée est morte アヌーク・エメさんがご自宅で亡くなられたというニュースをXで知りました。 享年92歳。ご冥福をお祈りします。 ジャック・ベッケルの『モンパルナスの灯』、ジャック・ドゥミの『ローラ』、フェデリコ・フェリーニの『8 1/2』、クロード・ルルーシュの『男と女』などで知られる、誰もが憧れるとてもとても美しい方でした。 そんな訃報が届いた今日6月19日は女優ジーナ・ローランズのお誕生日🎂。なんともう94歳です!長生きしていただきたい。「夫ジョン・カサヴェテスは、自分が望むことにかけては最も恐るべき完璧主義者です。芸術家としての彼を私は愛して…
昨日の昼間は銀座メゾンエルメスのLe Studioにて、1981年ぶりにジョン・カサヴェテスの『グロリア/Gloria』を。 ジーナ・ローランズの足に憧れていたことを思い出したわーー。 「マフィアの重大な秘密を売ろうとして惨殺された一家から男の子フィルを助けた中年女グロリア。しかし問題の秘密をフィルが持ち出していたことを知ったマフィアは少年をかくまったグロリアの命をも狙い始める。子供嫌いなグロリアは生意気なフィルを見捨てようとするが、次第に母性本能が芽生え、必死になってニューヨークを逃げまわるが……。リュック・ベッソン監督作「レオン」の原形とも思えるハード・ボイルド映画。本作でアカデミー候補に…
原題は「Faces」(顔ばかり) インディペンデント映画の鑑と呼ばれている ジョン・カサベテスによる独立資本のみで作られた シネマ・ヴェリテ・スタイル風の傑作 シネマ・ヴェリテ・スタイルとは、手持ちカメラや同時録音によって (取材対象の人間に)”真実”を語らせる、ドキュメンタリーの手法のことで 公開当時から高く評価され、ヴェネツィア国際映画祭では男優賞受賞 カデミー賞では3部門にノミネート 2011年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録されたそうです 物語は熟年夫婦の夫の突然の離婚宣言からはじまる36時間で 実業家と娼婦、有閑マダム、プレイボーイという 満たされない人間たちの対立を生々しく描い…
こんにちは。精神病院から退院した初日にパーティーやるから楽しめ!と言われたら「ぶっ飛ばすぞ」と言っちゃいそうなサトーです。そういう状況に陥る人の映画を見たので感想です。ネタバレがあるのでご注意ください。 ストーリー こわれゆく女 (字幕版) ジーナ・ローランズ Amazon 今夜は夫婦ふたりで水入らずで過ごそうと約束してたのに夫のニックは急な仕事が入って帰れなくなります。 子どもたちを母に預けて楽しみに待っていたメイベルでしたがニックが帰ってこないとわかるとヒマすぎて夜の町に繰り出します。 そしてゆきずりの男と一夜を過ごすことに。 翌朝、ニックは仕事仲間を大勢引き連れて帰宅。メイベルはスパゲッ…
『グロリア』1980年アメリカ映画。下高井戸シネマでの特集上映「ジョン・カサヴェテスxジョナサン・デミ」の中の一本。家族をギャングに殺された少年を託されたグロリア。犯罪組織を相手に女一人立ち向かう。 東京に、ボコボコとミニシアターがあった頃。 いつかは高名なジョン・カサヴェテスの映画に当たるだろうと思ってたのだけれど、門も叩かないぐうたらなわたしには何も開かれずで、いつの間にか幾星霜。 今回やっとあの有名な『グロリア』がかかるということで、駆け参じた。 わたしがイメージするニューヨークがそこにはあった。 汚い街、揉め事がいつ起こるのかと身構える地下鉄、安モーテルの廊下をうろうろする娼婦。 そし…
「〈特集上映〉ジョン・カサヴェテス レトロスペク ティブ リプリーズ」が全国順次公開されている。 www.zaziefilms.com 「インディペンデント映画」の父と称され、現代映画に多大な影響を与え続けた映画作家、ジョン・カサヴェテス。 今回のレトロスペクティヴでは『アメリカの影』(1959)、『フェイシズ』(1968)、『こわれゆく女』(1974)、『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』(1976)、『オープニング・ナイト』(1977)、『ラヴ・ストリームス』(1984)の6作品が上映される。今回はその中から、『こわれゆく女』を取り上げたい。 『こわれゆく女』はカサヴェテス、ジーナ・ローラ…