農/食分野のGX(グリーン・トランスフォーメーション)は、地域を魅力的な場所にすることにつながるのか、という問いを考えてみます。 背景として、まず民間においては、日本におけるアグリ・フードテックの資金調達(約2億8,000万ドル)が、アジア太平洋地域で3位(2024年)の規模であること*1。行政においては、みどりの食料システム戦略(2021年5月21日決定)やスマート農業法(2024年10月1日施行)、農林水産物・食品の2030年輸出額目標5兆円(2025年4月11日決定)などがあります。 このようにマクロには勢いがあり、また、個別に面白い企業を知っていますが、両者の中間である「地域」で見ると…