台湾島北部に位置する中華民国の「臨時首都」*1。面積は約272平方キロメートル。人口約264万人で、台湾の全人口の12%がこの最大都市に集中している。 読み方は「たいほく」「たいぺい」とも。
財団法人交流協会台北事務所 http://www.japan-taipei.org.tw/ 台北日本人学校 http://www.taipeijs.org/
*1:中華民国の理念上の首都は南京市なので
台湾旅行に来た親友を台北駅まで見送ったあと、せっかくここまで来たなら、この辺りで朝ごはん食べるか、と思い、芳林早餐に立ち寄った。 芳林早餐 お店は、台北駅のすぐ北側、台北京站のすぐ近くにある。 この辺りには日本人観光客が多いが、このお店はどローカルな雰囲気が出ているからか(確かにメニューは外国語対応していない)、お店をチラ見する方は多いものの、お店で朝ごはんを買っている方は全員台湾の方だった。 飲み物のメニュー メニュー 注文したのは70元のツナ蛋餅(鮪魚蛋餅)と豆漿。 鮪魚蛋餅 メニュー名からみて、蛋餅はツナしか入ってないんだろうなと思ったら、チーズと野菜も入ったモリモリの蛋餅で嬉しい!味も…
中山蔵芸所は、日本統治時代の1921年に建てられた台北州職業紹介所で、リノベーションされ2017年にオープンした。 当初は、職業紹介や職業訓練を目的とした施設で、戦後は台北市衛生院、そして台北市政府衛生局として使用され、1994年からは空き施設となっていた。1998年には市定古蹟に登録されている。その後、福祉施設として活用された後の2017年に中山蔵芸所としてリノベされた。1階の公開されているスペースでは、職業紹介所として役割を果たした時の歴史や建物の痕跡などが展示されている。(訪問年月:2025年6月) 文化資産登録名称:臺北市政府衛生局舊址 文化資産分類:直轄市定古蹟 建物種類:衙署 指定…
今回友人が台北に遊びにきた目的の一つ「タロ芋スイーツ店にいく」を果たしに、食芋堂さんへ行った。 食芋堂 タロ芋スイーツは、ほとんどのベーカリーで取扱があるが、食芋堂はタロ芋専門店で、定番の芋頭酥から、シュークリームから、ホールケーキなど品そろえが豊富である。 もちろん、お土産やかしこまった贈り物も対応可能だ。 パッケージもかわいい マスコットキャラクター? ミニトートは1個380元で買える お店の奥でタロ芋を蒸しているので、店内もタロ芋のほんのり甘い香りで満ちている。 今回は、友人が芋頭酥全種類を1個ずつ購入(6個入りやバラ売りがある)したのに加えて、2人で夜食にしようと、タロ芋チーズケーキと…
蔡瑞月舞踊研究社は、もともと日本統治時代の1930年代に建てられた日式住宅の文官宿舎だったものが、1953年に台湾を代表するダンサー蔡瑞月に購入され、モダンダンスの稽古場として使用されていた建物である。 この建物は、もともとの日本式木造住宅の構法やデザインをいかしつつ、床の掘り下げや天井の改修を加えモダンダンスに適した空間としてリノベされていた。1999年に放火で大半を焼失したものの、2003年に復元され、台湾におけるモダンダンスの拠点として、現在もモダンダンスの活動やイベントがおこなわれ、多くのダンサーが育っている。(訪問年月:2025年6月) 文化資産登録名称:蔡瑞月舞蹈研究社 文化資産分…
インターネット冬眠から目覚め、ようやく5月末に現場へ出向き、オタクとしての自我を取り戻しました。この頃は新譜を聴き込んでいます。…毎度同じ書き出しになりつつある。 4月の3週間は、台湾に滞在していました。身内が香港人であり、どうしても似た文化圏への訪問が後回しになっていたので、今回がはじめての滞在。今後、台湾での仕事も増えてくるので、挨拶回りをしつつ観光もしてみました。
磯永吉小屋は、日本統治時代の1925年に建てられた旧台湾総督府高等農林学校作業室で、リノベーションされ2017年にオープンした。2009年には市定古蹟に登録されている。2025年はちょうど100周年ということで、記念展示や周年事業が行われている。 当時は磯永吉と助手の末永仁が蓬萊米を開発した農業実験施設であったが、戦後も国立台湾大学農学院の一部として使用された。建物は木造平屋建て切妻屋根の日本的なもので、室内には作業室、準備室、実験具保管室、暗室などがあった。 磯永吉小屋の展示では、当時使用された実験器具や資料、蓬萊米の系譜、稲作改良の過程などが紹介され、当時の農業研究と蓬萊米の開発の実態に触…
タロ芋ドーナツを食べるために、雙城街にある台灣人ㄟ甜甜圈に出かけたが、生憎売り切れだったので、お腹に余裕ができた数時間後に台灣人ㄟ甜甜圈の忠孝店に行った。 dou4hua1.hatenablog.com 忠孝店は昨年できたので、新しく、比較的空いているらしい(お店の看板にそう書いてあった)。 忠孝店 まとめ買いするとお得 揚がり待ち 今回は、大本命のタロ芋と、カレーを購入した。 タロ芋とカレーのドーナツ タロ芋はねっちり甘いタロ芋ペーストが濃厚で美味しかった。熱々なので火傷注意⚠️ カレーは実質カレーパン笑 タロ芋 カレー けれど、この旅行で甘いものばかり食べがちだったので、しょっぱみがちょう…
台湾文学糧倉は、1959年に建設された台湾省糧食局台北事務所倉庫で、戦後に穀物保管のため使用されていたものがリノベーションされ、文学振興と文化保存のための施設として2025年6月にオープンした。2016年には台北市政府により歴史建築に登録されている。 建物は建設当時の倉庫建築の木造梁構造と高い天井を活かした開放的空間が残されている。展示には、多言語・多文化にまたがる台湾文学の歩みや作家たちの作品などがあり、読書エリア、多目的ホールなどもある。 この施設は、台南にある「国立台湾文学館」の運営で、台北では「台湾文学基地」に次いで2つめの文学振興の拠点(どちらも台北分館という位置づけ)ということにな…
台湾に遊びに来てくれた親友と、中山國小近くの台灣人ㄟ脆皮鮮奶甜甜圈にドーナツを買いに行った。 ▼親友との旅行内容はこちら dou4hua1.hatenablog.com 遅ればせながら今回の友人の台湾旅行の目的は、タロ芋餡ドーナツを食べることと、気になるタロ芋スイーツ店に行く、という2点であり、そのうち一つを果たすために台灣人ㄟ脆皮鮮奶甜甜圈へやってきた。 このお店のタロ芋餡ドーナツはめちゃ美味しいのでぜひ食べてほしいと思い、揚げあがり時間10分後くらいに到着したが、完売だった...。 ここの餡ドーナツは週末なら売り切れほぼ確だが、この日は台湾の平日だったので買えるだろうと呼んだのだが、油断だ…
孫立人將軍官邸は、日本統治時代の1909年に建てられた和洋折衷様式の木造二階建て家屋で、当初は台湾総督府土木局水道課の課長官邸として使用されていた。原設計は、現在も残る台湾の主要官庁を設計した森山松之助によるものである。 建設後は台灣總督的臨時官邸や日本陸軍高級幹部の接待所など多様な用途に使用され、1929年には、木造家屋部分が大きく増築されて、台灣軍(日本軍の台湾駐屯軍)司令官官邸として使用されるようになっていった。軍幹部の居住および接待機能も兼ね備え、日本庭園や回廊などもつけられた。 戦後からは、孫立人将軍が台灣陸軍総司令として赴任した際の官邸となり、その後は軍のクラブなどとして転用されて…