日本神話の神。「古事記」では「高御産巣日神」、「日本書紀」では「高皇産霊神」と書かれる。また、天孫降臨の際には「高木神」という名で登場する。神社の祭神としては「高皇産霊尊」などとも書かれる。本来は高木の神格化されたものを指したと考えられている。「産霊」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神とともに「創造」を神格化した神である。
日高見国 2013-01-13 05:31 初めに地球へ降誕した神はミナカヌシ (天御中主神) であった。ミナカヌシは地球に万子を生み、「ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ」の八御子を世嗣とする。 八御子は地上の八方に下り、おのおのの国を治めた。日本には「ト」と「ヱ」の二尊が降誕している。八御子は「アメミコト (天尊)」とも言う。 それに継いでウマシアシガヒヒコヂ神 (可美葦牙彦舅神) が世を治める。「キ・ツ・ヲ・サ・ネ」「ア・ミ・ヤ・シ・ナ・ウ」の11神で、「ワノソヒカミ (地の十一神)」「ワノミコト (地の尊)」「クニミコト (地尊)」などとも言い、別名が非常に多い。日本には4神が降誕している…
🌿イザナギの命とイザナミの命🌿 【天地のはじめ】 ——世界のはじめにまず神々の出現したことを説く。 これらの神名には、それぞれ意味があつて、 その順次に出現することによつて世界ができてゆくことを述べる。 特に最初の三神は、抽象的概念の表現として重視される。 日本の神話のうちもつとも思想的な部分である。—— 昔、この世界の一番始めの時に、天で御出現になつた神樣は、 お名をアメノミナカヌシの神といいました。 次の神樣はタカミムスビの神、次の神樣はカムムスビの神、 この御《お》三|方《かた》は皆お獨で御出現になつて、やがて形をお隱しなさいました。 次に國ができたてで水に浮いた脂のようであり、 水母《…
今回の言霊学による 古事記の読み解きは いよいよ最初のくだりの 最後までに達します。 古事記の最初のくだりとは このようになっています。 天地の初発(あめつちのはじめ)の時、 高天の原(たかまのはら)に 成りませる神の名は、 天の御中主の神(あめのみなかぬしのかみ)。 次に高御産巣日の神(たかみむすびのかみ)。 次に神産巣日の神(かみむすびのかみ)。 この三柱(みはしら)の神は 独神(ひとりがみ)に成りまして、 身を隠したまひき。 あなたは何も使わずに 自分の姿をすべて見ることはできますか? もしこの世界に自分以外のモノが 何も無かったとしたら あなたは自覚している意識を どのように感じるでし…