Book Review 20-1 ミステリー ミスティック・リバー 『ミスティック・リバー』(デニス・ルヘイン著)を読んでみた。2001年出版。 帯の文句がすごい。「この一冊がミステリを変えた」「もうルヘインなしでは生きられない(S.キング)」「必読の一冊。なんと素晴らしい(E.レナード)」 これは読むしかないでしょう。 題名はマサチューセッツ州を流れる実在の川である。 「少年期のトラウマ」「運命の分岐点」「因果は巡る」から構成されている。 ボストンの小さな町で育った3人の主人公(A,B,C)。少年時代にそのうちの一人Aが偽警官に拉致(性的虐待)される。4日目に自力で脱出。少年を連れ去った犯人…