韃靼疾風録 (上)【電子書籍】[ 司馬遼太郎 ]価格: 964 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 時代は江戸時代初期。肥前平戸藩士の桂庄助は、漂着したアビアという女性を助ける。漢字がわからいアビアとの交流の中から、アビアは韃靼 (タタール) 人で、金国を築いた民族の英雄ヌルハチの親族にあたる公主と知る。藩主の松浦宗陽は明と金国の今後を見定めると共に韃靼民族との交易も見据え、庄助にアビアを韃靼に送り届ける役目を、そして福良弥左衛門に明国を偵察する役目を命じる。 靱靭は余りにも遠い。朝鮮の役がまだ記憶に新しく、朝鮮国に上陸すると「倭人」は命の危険が予測された。「牝鹿」のように若く美しいアビアへの思…