「最大多数の最大公約」の(狭い意味での)子孫。
経済学におけるパレート最適の定義は以下の通り pareto optimal
パレート最適とは、他の誰かが効用を悪化させない限り、どの人の効用も改善することができない状態 つまり全体最適な均衡状態。
パレート最適とは、
他の誰かが効用を悪化させない限り、どの人の効用も改善することができない状態 つまり全体最適な均衡状態。
ナッシュ均衡となったとき、パレート最適の状態である場合と、そうでない場合がある。
パレート効率とも。
皆さん、こんにちは。本ブログは行動経済学を実際のビジネスに適用していくことを主目的としています。 行動経済学の理論を中心に、認知心理学や社会心理学などの要素も交え、ビジネスの様々なシーンやプロセス、フレームワークに適用し、実践に役立てていきたいと思っています。 PIVOTに大阪大学大学院経済学研究科の安田洋祐教授が出演して、経済学はビジネスに役立つのか、という同ブログともテーマが近い内容で語られていたので、興味深く拝見しました。 pivotmedia.co.jp 動画の内容自体も面白かったのですが、その中で「パレート改善」という言葉が出てきました。ゲーム理論などの書籍や動画を見ていると、「パレ…
印刷教材というのは講義の教科書のことである。Amazonにもリンクを貼った。 -----講義録始め------ 今、井上先生からご紹介いただいたように、対話形式で話を進めていきたいと思います。それでは、まず井上先生から、印刷教材の第1章についての総括をお願いします。 それでは、総括します。経済学で主流の考え方は効率公正モデルです。これは、パレート最適な資源配分を基軸とし、それがうまくいかない部分を外部の公正な判断、つまり価値判断や政治的判断によって補完するというものです。 しかし、効率公正モデルは完全情報と競争を前提としているため、市場取引に関する有意義な説明が難しいです。その有意義性は、取引…