インターネット黎明期に,初めてHTMLのタグ処理に触れたときは衝撃的な印象を受けた。たとえば文字を<B></B>で挟めば,その文字を太字にしてブラウザで表示させられる。文字のサイズの変更,書体の変更,色の変更,そして画像を表示させたり,表形式で表示させたりと,さまざまなタグが用意されていた。 しかし,もともと文章を書くことが仕事の筆者は,文字の修飾処理にはほとんど関心がなかった。それはレイアウトデザイナーの仕事であると割り切っていた。したがって,専用の日本語ワープロ時代からパソコンに移って,Wordなどの文章作成ソフトを使っても,ただテキストをベタ打ちする使い方しかしてこなかった。もちろんCO…