(伊語:Foro Romano) イタリアローマにある古代ローマ時代の遺跡。フォロ・ロマーノは、ラテン語の古名フォルム・ロマヌム(Forum Romanum)のイタリア語読み。
古代ローマ帝国の中枢部。共和政の時代は公共広場として使用されていた。 その後、ユリウス・カエサルによって本格的な整備が開始され、アウグストゥス帝によって現在の形に整備された。
現在は、古代ローマの遺跡群として入場無料で公開されている。公共広場・神殿・元老院などの遺跡を見ることが出来る。
イタリア旅行、8日目。 テルミニ駅から地下鉄B線Laurentina駅行きで約3分(2駅)、Colosseo(コロッセオ)駅に到着。 ストライキは8時30分〜17時00分、20時00分〜最終のようなので、早めに出て8時25分頃に到着。 フォロ・ロマーノのチケット売り場は9時販売開始にも関わらず既にかなりの行列で、しかも窓口が開いてからも列が進むのが遅く、買えたのは10時25分と約2時間並んだ。 前の親子は2時間並んだのにIDが無いため買えなかった。 チケットの購入時にパスポートを提示して、チケットに名前が印字され、コロッセオの入場時にチケットとパスポートを提示した。 チケットは、コロッセオ、フ…
古代ローマの時代に神殿が置かれていた丘。 カンピドーリオの丘 Monte Capitolino そこからのローマの眺望も素晴らしい。 ミケランジェロの作ったカンピドーリオの広場もある。 この丘に人が住み着いたのは、ローマ建国より前のことだという。 古代ローマのはじまりからずっとローマを見続けてきた神聖な場所。 その場所にローマ市庁舎がある。 このときはローマ市長のスキャンダルがあり、記者が出待ちしていた。 イタリアあるある。 神聖なる場所に世俗的な波が押し寄せる。 景色は変わらず、美しい。 何カ所か名所や遺跡を回ると、またほかの場所からも眺めることができる。 ローマが少し身近になる瞬間である。…
フォロ・ロマーノのマイナーな場所も味わい深い。 最後の沼地であるラクス・クルティウス Lacus Curtius(奥) クルティウスが乗る馬が、ここにできた淵にはまり込んだという伝説の地。 サビニ人がクルティウスを救うことに集中したことでローマの窮地が救われたという。 カエサルの神殿 Tempio di Cesare 紀元前44年にカエサルが暗殺され、遺体を火葬されアントニウスが追悼演説をした。 紀元前29年その場所にアウグストゥスが神殿を建てた。 現在はほとんど跡がわからないぐらいだが、歴史を感じる。 エミリアのバシリカ Basilica Emilia バジリカとは会堂を意味し、集会や商取引…
遺跡が多くて、なかなか進まない。 マクセンティウスのバジリカの横にあるのが。 ロムルスの神殿 Tempio di Romolo マクセンティウス帝が幼くして亡くなったロムルスのために建てた。 ミルヴィオ橋の戦いで戦死したので未完成だという。 また次の神殿が見えてくる。なんかかっこいいぞ。 アントニヌスとファウスティーナの神殿 Tempio di Antonino e Faustina アントニヌス・ピウス帝が皇后の死後、彼女のために建てた。 皇帝もここに祀られた。ちょっとタージマハールを思い出す。 コリント式の柱で建てられており、基壇も残っている。 後世には教会として利用された。 青空を背景に…
ティトゥスの凱旋門からフォロ・ロマーノを見学した。 この凱旋門は聖なる道 Via Sacraの終点にある。 聖なる道を宗教的な行列や凱旋の行進が通った。 ティトゥスの凱旋門 Arco di Tito ヴェスパシアヌスとティトゥスのエルサレムでの戦勝を記念して81年に建設。 内側にはエルサレムからの戦利品が浮彫りにされている。 中央には鷲に乗るティトゥス帝の浮彫が彫られている。 そこかしこに遺跡があって目移りする。 マクセンティウスのバジリカ Basilica di Massenzio 306年 マクセンティウス帝が建て始め、コンスタンティヌス帝が完成させた。 フォロ・ロマーノで最大の建物。 以…
コロッセオを見終えて。 古代ローマの政治の中心地 フォロ・ロマーノへ移動する。 フォロ・ロマーノを少し離れたところから見てみよう。 貴重な遺構が連なっている。どこから回ろうか悩む。 フォロとは現代も使うフォーラムの語源。 宗教や政治の中心となる「広場」が置かれていた。 フォロ・ロマーノは紀元前6世紀から開発されていた。 もともとはテヴェレ川の増水で水没するような沼沢地であった。 タルクィヌス王の時代に小川を造成して水を抜くための大下水溝が造営された。 湿地であった土地に排水機構が整備されたのである。 フォロ・ロマーノ - Wikipedia 左奥は市庁舎である。その下部にタブラリウム(公文書館…
やばい全然書き終わらないうちに3月になりそう、、、 コロッセオの次はフォロ・ロマーノとパラティーノの丘へ。 ここは古代ローマ時代の遺跡です。私が好きなやつですね〜。ポンペイみたいにロマンで溢れている場所。 フォロ・ロマーノは神殿とか政治や金融機関が集まっていた場所で、パラティーノの丘は古代ローマの高級住宅地でした。 この高級住宅地にはローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスも住んでいました〜。つまり銀座やな。 ちょっとここは勉強が足りずよく分からないまま歩いてしまった。やっぱり観光は事前勉強必須ですね。分かって観るのと分からず観るのとでは、ロマンの量も感動も全然違う。 ということでそぞろ歩いたフォロ…
バチカン美術館 コロッセオ トレビの泉 サン・ピエトロ広場 サン・ピエトロ大聖堂 スペイン広場 フォロ・ロマーノ 観光バス 馬車 tar0xtar0.hatenablog.com
市庁舎、タブラリウム(公文書館)へ向かって歩く。 まだ遺跡群が待っている。この絵だけでも遺構がごろごろ。 中央右はセヴェルスの凱旋門 Arco di Settimio Severo 203年にセヴェルス帝を記念して建設された。 大理石には豪華に装飾がなされている。 左脇に「ローマのへそ」Umbilicus Urbisという煉瓦でできた円がある。 文字通りローマの中心ということらしい。 サルトゥヌスの神殿 Tempio di Sarturo 神殿の入口の円柱とイオニア式の柱頭が残っている。 基壇は紀元前42年に建て直された時のもの。 古代ローマの聖なる場所の一つ。 今のローマ市庁舎の下にタブラリ…
エティハド航空のローマ便は早朝5:30着(23年11月時点) 悪名高いテルミニ駅は本当に危険なのか 1日目のローマ観光工程はこちら~全行程~ 1日目のローマ観光~スペイン広場~ 1日目のローマ観光~トレビの泉~ 1日目のローマ観光~真実の口~ 1日目のローマ観光工~ランチ~ 1日目のローマ観光~コロッセオ/フォロ・ロマーノ~ 1日目のローマ観光~夕食~ 1日目のローマ観光~スーパーマーケット~ エティハド航空のローマ便は早朝5:30着(23年11月時点) エティハド航空、アブダビーローマ便は早朝5時半着。早朝なのもあり、入国もシュッと終わってしまって、6時には出られる状態に。。ローマのフィウミ…
カエサルが暗殺されたあと、 3月16日にカエサルの家で身近な者たちだけが集まり、カエサルが書いた遺言状の存在が明かされ、その場で開封することとなりました。 その場に集められたのは、カエサルの近親者に加え、カエサルの側近、そして執政官アントニウス。半年前の紀元前45年9月に書かれたという遺言状が、その人々の前で開封され、読み上げられました。 そして、おそらく多くの人が驚き、だれも予想していなかったその内容とは、下のようなものでした。 カエサルの資産の3/4をオクタヴィアヌスに 1/4をピナリウスとペディウスの二人に もしオクタヴィアヌスが相続事態した場合、相続権はデキウス・ブルータスに オクタヴ…
10月にハネムーンでイタリア旅行に2週間行ってきた。 ローマ→ヴェネツィア→フィレンツェ→カプリ島の工程。 せっかくなので簡易なメモを。
● 今日から11月、寒くなりますな…… 東人が上野の東京都美術館で催されている『永遠の都ローマ展』のチラシを送ってくれた(深謝)。フォロ・ロマーノの西側直ぐにあるカピトリーノ美術館所蔵品を中心に「建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等」を展示。特に『カピトリーノのヴィーナス』(東京展のみ)が素晴らしいという。特別展が実現したのは2023年が「明治政府が派遣した『岩倉使節団』がカピトリーノ美術館を訪ねて150年の節目にあたる」からだとか。彫刻を拝見したいですな。 2023年6月 → https://manrayist.hateblo.jp/entry/202…
ローマ最高の力を持って終身独裁官に就任したカエサルに対して、ローマの人々は、カエサルが「王」になるのではないかと疑いを持ち始めます。歴史的に「王」や「独裁」に強烈なアレルギーをもつローマ市民は、「終身独裁官」となったカエサルに対して心のアラームが鳴ります。 旧元老院派の残党はカエサルに許されてもなお、共和政に固執しました。カエサルが示す方向を理解しようとせず、半ば狂信的に共和政の復活を信じて疑わない彼らは市民のアレルギー反応に漬け込み「カエサルが王になろうとしている」という噂を流布してローマ市民を不安に陥れ、カエサル失脚を狙うのでした。 まあ、確かに終身独裁官となったカエサルの特権を並べてみれ…
午前9時10分、ローマ・フィウミチーノ空港に到着。入国審査、市内(テルミニ駅)への移動、ホテルへの移動とチェックイン手続等、なんだかんだで時間がかかり、観光をスタート出来たのは正午。天気は曇、気温は約27度。 久しぶりのローマである。20年ぶりくらいだろうか。 私の場合、オペラやコンサートなら、公演概要をデータベース化しているので、いつどこで何を聴いたかについて、すぐに検索できるようになっている。逆に、オペラやコンサートが無いと、旅程の記録がほとんど残らず、途端に詳細があやふやになる。ローマだと、実は観光やサッカー観戦目的で訪れている回数の方が遥かに多いのであった。 見どころ満載の観光都市ロー…
イタリア旅行記 その⑰(番外編;永遠の都ローマ展) 令和5年10月 takachan 今年(2023年)は、明治政府が派遣した「岩倉使節団」がイタリア ローマにあるカピトリーノ美術館を訪ねて150年目の節目にあたるという。同 美術館は世界的に最も古い美術館の一つに数えられている(1471年開館:同 展覧会カタログから引用)。 ローマの姉妹都市である東京で、同美術館のコレクションの数々をまとめて紹介するという今回の「永遠の都ローマ展(東京都美術館)」を家内とともに鑑賞してきた。 2002年のイタリア旅行の際 ローマでは美術館を訪れる機会がなかったので、今回の展覧会はとても楽しみであった。最近聴講…
イタリア旅行、1日目。 22時50分に羽田空港発のJL047で約14時間、現地時間で翌日の6時35分にヘルシンキ空港に到着予定。 サクララウンジでティラミスを食べて、マイルのアップグレードでビジネスクラスに搭乗。アメニティのケースはMaison Kitsuné(メゾン・キツネ)だった。 夕食のメインは牛フィレのロースト、デザートはタルト・オ・ショコラ、ナッツが美味しかった。 映画はザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーを見た。 朝食は、チャーシュー丼、5種のきのことほうれん草のクリーミースープ、フレッシュフルーツ。 予定より約30分早く、6時05分に到着。 7時45分にヘルシンキ空港発のAY1…
古代ローマは建築分野でも優れた成就を持つ文明であり、その建築物は今でもその影響が感じられます。以下は古代ローマの代表的な建築物や建築様式の一部です。 コロッセウム(Colosseum): ローマ帝国の象徴的なアンフィシアターで、古代ローマのエンターテイメント施設として知られています。円形劇場であり、戦闘や闘技などが行われました。 パンテオン(Pantheon): 現存する古代ローマ建築の傑作で、神殿として建てられましたが後に教会となりました。特徴的なドーム構造が特徴で、革新的な建築技術を示しています。 フォロ・ロマーノ(Roman Forum): 古代ローマの政治・商業の中心地であり、数多くの…
<2004年10月11日のHPより> 地下鉄駅「コロッセオ」を出た瞬間にコロッセオが見えて驚きました。でかい!解説に「人と人、人と猛獣が戦い、どちらかが死ぬまで・・・」とあり、ちょっと気が重くなります。午後はフィレンツェに移動。 <2023年の今、ふり返って> コロッセオ バッチリ遺跡名のついた「コロッセオ駅」を出た瞬間に、バーンと建っています。圧巻です。約2000年ここに建っている、すごい建物です。戦いの歴史を紹介文を読むと、苦しい気持ちになりました。 圧巻です コンスタンティヌスの凱旋門 フォロ ロマーノ 真実の口 コロッセオから徒歩で20分程。「偽りの心を持つものは口に入れた手が抜けなく…
DICTIONARY内の用語を載せています。 ネタバレをなるべく踏みたくない方は閲覧をお控えください。 *あ ⚪︎あのとき ⚪︎アペロール ⚪︎阿片戦争 ⚪︎アマレッティ ⚪︎アリスタ ⚪︎アルタモーダ ⚪︎ヴェートロ・ディ・ムラーノ ⚪︎ヴェニスの商人 ⚪︎ウォール街 ⚪︎失われた時を求めて ⚪︎オペラ座の怪人 ⚪︎オレキエッテ *か ⚪︎カヴァレリア・ルスティカーナ ⚪︎華僑 ⚪︎カスクルート ⚪︎カルチョ ⚪︎カルツォーネ ⚪︎干焼蝦仁 ⚪︎邯鄲の夢 ⚪︎間諜 ⚪︎カンノーロ ⚪︎貴腐ワイン ⚪︎義務教育 ⚪︎驚異の部屋 ⚪︎教国 ⚪︎教国儀典室 ⚪︎教国領 ⚪︎去年のこと ⚪︎禁酒法 …
永遠の都ローマ展(東京都美術館) 展示作品リストhttps://roma2023-24.jp/asset/pdf/list.pdf https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_rome.html 1734年に一般公開が始まった世界的に最も古い美術館の一つに数えられるカピトリーノ美術館は、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世が1471年にローマ市民に4点(カピトリーノの牝狼、コンスタンティヌス帝のブロンズ巨像、カミッルスなど)の古代彫刻を返還・寄贈したことに始まる。 そのカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点…
どうもこんにちは。 下書きに入れて放置していた続きを書こう。 これを書き始めたのはどうやら東京オリンピック直後らしい。 その時の時事ネタが書かれていたので相当放置していましたね。 さてイタリアの続きを書いて納めたい。 ピサに別れを告げて、最終滞在地ローマへ。 その日のうちにまずはヴァチカンへ入国。 サン・ピエトロ大聖堂だ。 手荷物検査とかかなり厳重且つ人の多さも尋常ではなかった。 絵画美術には疎いけど、静かにじっくり絵を観るのはいいね。 残念ながらゆっくりと観る事は叶わなかったけど。 人流が多くて速いから大変大変。 とまあさっきまでの写真は全てiPhoneです。 人が多いからね。 一応建物内の…
カエサルは新しい国づくりに向けて、一気に事を進めていきます。 内戦が終わってから、一つ一つを対処していったのではなく、内戦を進めながら同時にあらゆる改革の準備を進めていたかのように、言葉通り「一気に」さまざまな事柄がほぼ同時に進んでいくのです。その様はまるで全て決まってるから「あとは実行するだけ」、そんなスピード感でした。 パクス ロマーナ これら事項は、広大な領土の統治と様々な宗教や文化を持った多様な属州を効率よく束ねていくために必要なものであり、その先にカエサルが見据えていたのは「パクス・ロマーナ(Pax Romana / ローマによる平和)」の実現で、そのための「帝政」という政体でした。…