平凡な町で起きた殺人事件 被害者は元中学教師の神尾英一。ある夜に何者かに殺されてしまいます。 娘の真世は東京で暮らしており、父親の殺人事件を聞き、地元へ戻ります。警察も捜査をしているが容疑者は見つかってません。 そこで登場するのが、父の弟であり、音信不通だった元マジシャン、武史です。 武史はアメリカで活躍していたマジシャンで、お金にがめつく、平気で嘘をつく超曲者です。ただ、観察力がすごく、人の心理や嘘を見破る力、そして、警察に負けないほどの推理力があります。 娘の真世と父親の弟の武史がさまざまな方法で、事件の真相を暴いていく物語です。 この本を読んでとても印象に残るのが「武史」です。元マジシャ…