リヨン(Lyon)から北へ約150㎞、ブルゴーニュ地方のボーヌ(Beaune)にやってきました。 ボーヌはブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏コート=ドール県の郡庁所在地のひとつ(県庁所在地はディジョン)。ブドウ畑が続く丘陵地帯にある人口2万人ほどの小さな街です。〈ちなみにコート=ドール(Côte-d'Or)は黄金の丘という意味です〉 街はローマ軍の要塞が紀元前1世紀ころに建設されたことにはじまり、13世紀ころには周辺一帯がワイン産地として発展していきます。 中世の一時期にはブルゴーニュ公国の首都であり、その頃街の防御のため周囲に城壁が建設されました。 ボーヌの街を取り囲む城壁の一部現在城壁…