[(フランス) maniérisme] 美術・文学などの様式の一。極度に技巧的・作為的な傾向をもち、時に不自然なまでの誇張や非現実性に至る。その背後に多く新プラトン主義などの観念的・主知的な意識がある。美術史では、ルネサンスからバロックへの移行期に生まれ、ポントルモ・ブロンツィーノ・グレコなどにみられる。マニリズモ。 三省堂提供「大辞林 第二版」より
[(フランス) maniérisme]
美術・文学などの様式の一。極度に技巧的・作為的な傾向をもち、時に不自然なまでの誇張や非現実性に至る。その背後に多く新プラトン主義などの観念的・主知的な意識がある。美術史では、ルネサンスからバロックへの移行期に生まれ、ポントルモ・ブロンツィーノ・グレコなどにみられる。マニリズモ。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
概要Overview マニエリスムは、盛期ルネサンスとバロックの狭間で生まれた独自の芸術様式です。Mannerism is a unique artistic style that emerged between the High Renaissance and the Baroque period. 非現実的な色彩や歪んだ人体表現、複雑な構図が特徴的です。It is characterized by unrealistic colors, distorted human figures, and complex compositions. この記事では、マニエリスムの歴史的背景、主な特徴、代…
書きたいことがあって 書くのに。 本末転倒になっている気がする時がある ルネッサンス期の三大天才の後 技法は真似ることが出来るが 何を描いていいのかわからなくなってしまったのか 「マニエリスム」と言われる時代がやって来る 有名な作家としては「ポントルモ」「ブロンツィーノ」「パルミジャニーノ」辺りかな? 「マニエリスム」 マニエラ=技法 なので「技術主義」と介せられるが 要は「テクニックだけの絵」という揶揄が込められている ただ現代では 回転し 繰り返す様式の三角形 「スタンダード⇒成熟⇒爛熟」 の三番目の様式の代表として一角を担ったとされている パルミジャニーノ「首の長い生母」 ずり落ちそうな…
1530年から1560年ほどのイタリアを中心としたのルネサンスを後期ルネサンスと呼びます。 マエニリスムといった、奇想や奇抜な芸術的技巧を凝らす様式が特徴で、非現実的な描かれ方をしています。 人体の不自然なまでの誇張やねじれを表現したパルミジャニーノの「長い首の聖母」やエル・グレコの「無原罪の御宿り」などがあります。 kaiga.nohra.tokyo koyux.hatenablog.com koyux.hatenablog.com koyux.hatenablog.com (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b…
私には全然美的センスはなく、絵がうまい人が羨ましいなぁと思っていましたが、それすらも現代人のツボにはまる絵をAIが描けるかもしれません。 https://www.j-cast.com/2022/08/14443708.html Midjourneyが話題となった理由は?画像の特徴は一体何か? AI美芸研の中ザワ氏と草刈氏は9日、J-CASTニュースの取材に対し、Midjourneyが他のサービスに比べて特に話題になった理由を2点指摘した。それは (1)リアル・ファンタジー方向の絵は、構成や色価の処理も含めて巧い (2)今の時代の鑑賞のツボを得ている ――ことだという。 Midjourneyは、…
中世の終わりころから近世の英文学を非常に広範な視野から眺める。マニエリスムのやり方で様々な糸を紡ぎ合わせ驚きを与えてくれる本。 300年忘れられたシェイクスピア 優れてambiguity=両義性、多義性に富んだシェイクスピアだが、それを嫌うピューリタンの数学者らからなる王立協会の隆盛により軽んじられ、忘れられる。それは口誦文化から活字文化の転換である。劇場封鎖令も出される。ジョンダンも読まれなくなる。 マニエリスム マニエリスムとは世界が荒廃していく/拡大していき、世界が分断されていく(ように感じる)際にそれでも世界はひとつにつながっているのだということを示す態度。またそのことによってすげえ(…
前回は凸面鏡とアナモルフォーズの絵画を例として、『ハムレット』のシンメトリー構成が歪んだシンメトリーである事をみました。このブログの3.ルネサンスのシンメトリーで見ましたように、シンメトリーはルネサンスの芸術で重視された概念でした。 絵画の世界でラファエロやレオナルドらが活躍した盛期ルネサンスには、シンメトリーが尊ばれ一点透視の遠近法によって描かれたものが多いのですが、後期ルネサンスになりますと、もはやシンメトリーには描かれず、遠近法も不思議な雰囲気を醸し出すものに変化していきます。 この後期ルネサンスとはマニエリスムの事ですが、シェイクスピアもまたマニエリスムの劇作家といわれます。今回から数…
前々回からの続きです。前々回は『ハムレット』のABCDEF| fedcba構成の中心である第三幕第二場のガートルードに向ける鏡について考察しました。今回は、その鏡に関連しながらABCDEF| fedcba構成全体について考えてみたいと思います。 このブログの3.ルネサンスのシンメトリーで、ルネサンス期はシンメトリーが重視されていた事と、それゆえに『ハムレット』がシンメトリーに構成されているというのもあり得るのではないかと書き、ルネサンスのシンメトリー絵画の例としてラファエロの『アテネの学堂』の画像を添付しました。 symmetricalhamlet.hatenablog.com その後のブログ…