Magura Cave(マグラ洞窟)・岩絵は歴史を表象していた 黒海大洪水が収まったBC4,550年の頃、ブルガリアの北東部・ヴァルナの地に石垣に囲まれた集落が現れました。金製品や塩の交易で栄えたこの文化を「Varna culture」(参照)と呼びます。書きたいことが多すぎて困ります。そこであくまでも形而下の遺物に拘り、「Magura cave」の岩絵からこの文明を探ります。幸いにも「Magura cave」の岩絵はそのすべてがKiril Kirilov氏によってカタログ化されています。感謝に堪えません。「Varna culture」の全体像はWikipediaで描いてください。 先ずは「V…