作詞:鈴村健一 作曲・編曲:黒須克彦
細胞の中にある細胞小器官の一種。
酸素とグルコースから二酸化炭素と水を作り、生命活動に必要なエネルギーを取り出す役目を担う。
細胞の核の中のDNAとは別の、独自のDNAを持つ。受精卵のミトコンドリアは、卵子のものだけが受け継がれる。精子由来のミトコンドリアは受精次第速やかに「殺される」。
ミトコンドリアのDNAは二重環の形をしており、細菌のDNA形態に近い。このため、進化の過程でミトコンドリアの先祖にあたる細菌が真核生物に取り込まれ、共生したと考えられている。
また、一つの細胞に数千個ものミトコンドリアがあることから、核DNAに比べ保存されやすく、古生物の遺伝学的な系統分類に使われることが多い。