面白かったのだが、少なくとも私の見た回はコメディとしては盛大に滑っていた。笑うところで全然笑いが起こらない。何やらB級感のある演出で間が悪い。特にジョアン・チェンが「段取りをつけてあげないとダメな演者」みたいに見えたのは編集のせいだと思った。 が、観客の体温とテンションによっては全然ウケが違うかもしれないので断言できない。とにもかくにも、30年以上前のアン・リー監督のオリジナルバージョンをチェックしたい。 いろいろな意味で相当にアップデートされてそうなので、見比べて社会の変化を探りたい。『ジョイ・ラック・クラブ』(1993)のワンシーンのパロディが挟まってて、Y世代でさえあんな旧作が今だに共通…