主にサトウキビと甜菜からつくられる甘味料。
サトウキビの原産地はよくわかっていないが、インドネシアから南太平洋のどこかだといわれている。欧州における砂糖の最古の記録はアレクサンドロス大王のインド遠征時にみられる。その後中世をヘて、ムスリムによって地中海沿岸や地中海上の島々で生産されるようになった。この頃の砂糖は貴重品であり薬として珍重された。その状況が激的に変化するのは大航海時代以降で、西インド諸島やアメリカ大陸における砂糖のプランテーションの誕生によって大量の砂糖が流通するようになった。サトウキビの栽培と砂糖の精製には大量の労働力を必要とし、大量の奴隷がアフリカ大陸よりつれて来られた。